第12回アジアユース女子選手権大会(U-17)
- 概要
- 日程
- 日本代表メンバー
- 試合結果
概要
大会名称
第12回アジアユース女子選手権大会(U-17)
開催期間
2018年5月20日(日)~27日(日)
開催地
ナコンパトム(タイ)
【会場】:ナコンパトム体育館、ラチャブリ体育館
参加チーム
A組 | 日本、中国、韓国 |
---|---|
B組 | タイ、チャイニーズタイペイ、ホンコンチャイナ |
C組 | オーストラリア、ニュージーランド、イラン |
D組 | ウズベキスタン、カザフスタン、インド、マレーシア ※ウズベキスタンは棄権(5月18日) |
出場資格
2002年1月1日以降に生まれた選手であること
試合方式
出場13チームが前回大会ランキング上位順にA、B、C、Dの4つの組に分かれ、1回戦総当り戦を行って1~13位のランキング(R1~R13)を決める。そこでの下位10チーム(R4~R13)により順位決定予備戦(1試合)を行い、敗れた5チームは9~13位決定戦に回る。勝利した5チームは、上位3チーム(R1~R3)を合わせた計8チームでクオーターファイナルラウンド、セミファイナルラウンド、ファイナルラウンドを戦い、最終順位を決定する。
順位決定方法
①勝敗数
②2チームまたはそれ以上のチームが同じ勝敗数で並んだ場合、順位決定の優先順位は下記の通り
(1)勝点(※)
(2)セット率(セット率=総得セット/総失セット)
(3)得点率(得点率=総得点/総失点)
※1試合で与えられる勝点について
セットカウント3-0または、3-1で試合が終了した場合:勝者に3ポイント、敗者に0ポイント
セットカウント3-2で試合が終了した場合:勝者に2ポイント、敗者に1ポイント
「第15回世界ユース女子選手権大会(U-19)」の出場権について
本大会の最終成績上位4チームには、2019年に開催される「第16回世界ユース女子選手権大会(U-18)」(開催時期・開催都市未定)の出場権が与えられる予定です
日本とナコンパトム(タイ)の時差:2時間(日本が早い)
1次リーグ戦
組 | 日付 | 現地時間 | 対戦カード |
---|---|---|---|
A組 | 5月20日(日) | 19:00 | 日本×韓国 |
5月21日(月) | 14:00 | 中国×日本 | |
5月22日(火) | 19:00 | 韓国×中国 | |
B組 | 5月20日(日) | 14:00 | ホンコンチャイナ×タイ |
5月21日(月) | 9:00 | チャイニーズタイペイ×ホンコンチャイナ | |
5月22日(火) | 14:00 | タイ×チャイニーズタイペイ | |
C組 | 5月20日(日) | 16:30 | ニュージーランド×オーストラリア |
5月21日(月) | 11:30 | イラン×ニュージーランド | |
5月22日(火) | 9:00 | オーストラリア×イラン | |
D組 | 5月20日(日) | 9:00 | ウズベキスタン×マレーシア |
11:30 | インド×カザフスタン | ||
5月21日(月) | 16:30 | インド×ウズベキスタン | |
19:00 | カザフスタン×マレーシア | ||
5月22日(火) | 11:30 | マレーシア×インド | |
16:30 | ウズベキスタン×カザフスタン |
順位決定予備戦(R1~R3は休息日)
日付 | 現地時間 | 対戦カード | ||
---|---|---|---|---|
5月23日(水) | 9:00 | [1]: | R4 × R9 | |
11:30 | [2]: | R5 × R10 | ||
14:00 | [3]: | R6 × R11 | ||
16:30 | [4]: | R7 × R12 | ||
19:00 | [5]: | R8 × R13 |
クオーターファイナルラウンド(1-8位)
日付 | 現地時間 | 対戦カード | |
---|---|---|---|
5月24日(木) | 11:30 | [6]: | R1 × [5]の勝者 |
14:00 | [7]: | R2 × [4]の勝者 | |
16:30 | [8]: | R3 × [3]の勝者 | |
19:00 | [9]: | [1]の勝者 × [2]の勝者 |
13位決定戦・順位決定予備戦(9-13位)
日付 | 現地時間 | 対戦カード | ||
---|---|---|---|---|
13位決定戦 | 5月25日(金) | 14:30 | [10]: | [5]の敗者 × [4]の敗者 |
9-13位 | 16:00 | [11]: | [1]の敗者 × [3]の敗者 |
セミファイナルラウンド(1-8位)
日付 | 現地時間 | 対戦カード | ||
---|---|---|---|---|
11・12位決定戦 | 5月26日(土) | 9:00 | [12]: | [11]の敗者 × [10]の勝者 |
5-8位 | 11:30 | [13]: | [9]の敗者 × [6]の敗者 | |
14:00 | [14]: | [8]の敗者 × [7]の敗者 | ||
1-4位 | 16:30 | [15]: | [7]の勝者 × [8]の勝者 | |
19:00 | [16]: | [6]の勝者 × [9]の勝者 |
ファイナルラウンド(1-10位)
日付 | 現地時間 | 対戦カード | |
---|---|---|---|
9-10位決定戦 | 5月27日(日) | 9:00 | [11]の勝者 × [2]の敗者 |
7-8位決定戦 | 11:30 | [13]の敗者 × [14]の敗者 | |
5-6位決定戦 | 14:00 | [13]の勝者 × [14]の勝者 | |
3位決定戦 | 16:30 | [15]の敗者 × [16]の敗者 | |
決勝戦 | 19:00 | [15]の勝者 × [16]の勝者 |
日本代表メンバー
-
1ウイングスパイカー古川 あおい アンFURUKAWA, Aoi An
- 三浦学苑高校1年
- 2002-07-27
- 183cm/75kg
-
3ウイングスパイカー舟根 綾菜FUNANE, Ayana
- 下北沢成徳高校1年
- 2002-05-15
- 179cm/61kg
-
4(C)ウイングスパイカー西川 吉野NISHIKAWA, Yoshino
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-10
- 177cm/52kg
-
5ウイングスパイカー吉武 美佳YOSHITAKE, Mika
- 大木町立大木中学校3年
- 2003-04-20
- 177cm/57kg
-
8ウイングスパイカー小山 愛実KOYAMA, Manami
- 共栄学園高校1年
- 2002-07-29
- 176cm/65kg
-
10ウイングスパイカー川上 良江KAWAKAMI, Yoshie
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-23
- 173cm/58kg
-
12ミドルブロッカー樫村 まどかKASHIMURA, Madoka
- 水戸女子高校1年
- 2002-11-06
- 183cm/74kg
-
13ミドルブロッカー平 ヴィヴィアンチディンマTAIRA, Vivian Chidimma
- 東京都市大学塩尻高校1年
- 2002-09-17
- 182cm/73kg
-
14ミドルブロッカー榊原 菜那SAKAKIBARA, Nana
- 八王子実践高校2年
- 2002-03-07
- 180cm/70kg
-
15セッター大川 愛海OKAWA, Aimi
- 八王子実践高校1年
- 2002-04-06
- 173cm/61kg
-
16セッター大友 萌加OTOMO, Moka
- 春日部共栄高校1年
- 2002-04-24
- 172cm/63kg
-
19リベロ西崎 愛菜NISHIZAKI, Mana
- 金蘭会高校1年
- 2002-05-01
- 158cm/51kg
監督
三枝 大地
SAEGUSA, Daichi
チームマネージャー
太田 豊彦
OHTA, Toyohiko
コーチ
辻 健志
TSUJI, Takeshi
コーチ
井村 仁美
IMURA, Hitomi
コーチ
舟越 悠二
FUNAKOSHI, Yuji
トレーナー
赤山 僚輔
AKAYAMA, Ryosuke
アナリスト
岡村 拓哉
OKAMURA, Takuya
ドクター
岩楯 桜子
IWADATE, Sakurako
審判
國頭 亮太
KUNITO, Ryota
試合結果
最終順位
1位 | 日本 ※2019年世界選手権出場権獲得 |
---|---|
2位 | 中国 ※2019年世界選手権出場権獲得 |
3位 | タイ ※2019年世界選手権出場権獲得 |
4位 | 韓国 ※2019年世界選手権出場権獲得 |
5位 | チャイニーズタイペイ |
6位 | カザフスタン |
7位 | イラン |
8位 | インド |
9位 | オーストラリア |
10位 | ニュージーランド |
11位 | マレーシア |
12位 | ホンコンチャイナ |
日本の試合結果
5月26日 日本×中国 ファイナル
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 5勝 |
3 | 25 | 18 | 25 | 25 | – |
中国 3勝2敗 |
1 | 17 | 25 | 17 | 19 | – |
【第1セットのスタメン】

ウイングスパイカー
川上 良江
KAWAKAMI, Yoshie
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-23
- 173cm/58kg

ミドルブロッカー
樫村 まどか
KASHIMURA, Madoka
- 水戸女子高校1年
- 2002-11-06
- 183cm/74kg

ウイングスパイカー
西川 吉野
NISHIKAWA, Yoshino
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-10
- 177cm/52kg

ウイングスパイカー
小山 愛実
KOYAMA, Manami
- 共栄学園高校1年
- 2002-07-29
- 176cm/65kg

ミドルブロッカー
榊原 菜那
SAKAKIBARA, Nana
- 八王子実践高校2年
- 2002-03-07
- 180cm/70kg

セッター
大川 愛海
OKAWA, Aimi
- 八王子実践高校1年
- 2002-04-06
- 173cm/61kg

リベロ
西崎 愛菜
NISHIZAKI, Mana
- 金蘭会高校1年
- 2002-05-01
- 158cm/51kg
【戦評】
第1セット
中国の素晴らしいクイックでスタートしたが、キャプテン・西川吉野選手のサーブが続いて連続得点し8-2とリードする立ち上がりとなった。その後は互いにサイドアウトを繰り返し、16-9で2回目のテクニカルタイムアウト。中国にスパイクミスが目立ち始め、19-10と大きくリードして終盤へ。そこからは日本にもミスが出て追い上げられたが、25-17でセットを奪った。
第2セット
第2セットはスタートから日本はミスを犯し0-5と追う展開。苦しい流れからじわじわと点差を詰めて2点差までは追いつくが、高さのあるブロックとスパイクに突き放されて13-19となる。波に乗った中国に、なおも連続得点を許し、このセットは取り返された。
第3セット
第3セットは一進一退で互角のまま進んだが、8-6とわずかに抜け出したあと、西崎愛菜選手のレシーブから15-12として、一気にリードを広げていけそうなムード。ところが中国のブロックに捕まってしまい、16-15まで詰め寄られてしまった。しかし、ここから西川選手が連続でスパイクを決め、大川愛海選手のブロックも出てようやく日本のペース。終盤はよく粘り、25-17でセットをものにした。
第4セット
第4セット序盤は樫村まどか選手の連続サービスエース、小山愛実選手のバックアタックなども決まり、8-5とリードする。西川選手の連続スパイクポイントからペースをつかみ、15-8とさらにリードを広げた。そこからはサイドアウトの応酬となり、終盤はミスも出たが、最後は小山選手が決めてゲームセット。アジア選手権で7回連続、8回目となる優勝を成し遂げた。
5月26日 日本×タイ セミファイナルラウンド
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 4勝 |
3 | 22 | 25 | 23 | 25 | 15 |
タイ 3勝1敗 |
2 | 25 | 15 | 25 | 16 | 2 |
【第1セットのスタメン】

ウイングスパイカー
川上 良江
KAWAKAMI, Yoshie
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-23
- 173cm/58kg

ミドルブロッカー
樫村 まどか
KASHIMURA, Madoka
- 水戸女子高校1年
- 2002-11-06
- 183cm/74kg

ウイングスパイカー
西川 吉野
NISHIKAWA, Yoshino
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-10
- 177cm/52kg

ウイングスパイカー
吉武 美佳
YOSHITAKE, Mika
- 大木町立大木中学校3年
- 2003-04-20
- 177cm/57kg

ミドルブロッカー
榊原 菜那
SAKAKIBARA, Nana
- 八王子実践高校2年
- 2002-03-07
- 180cm/70kg

セッター
大川 愛海
OKAWA, Aimi
- 八王子実践高校1年
- 2002-04-06
- 173cm/61kg

リベロ
西崎 愛菜
NISHIZAKI, Mana
- 金蘭会高校1年
- 2002-05-01
- 158cm/51kg
【戦評】
第1セット
地元タイの大声援の中始まった第1セットはまず互角の展開、7-8でテクニカルタイムアウトを迎える。10-10から連続得点を奪われて10-13とされ、日本はタイムアウトを要求した。タイの粘り強いレシーブの前に苦しんで11-15まで引き離されたが、川上良江選手や吉武美佳選手のスパイクで15-15と追いつく。その後もラリーの応酬となるが、18-20とされ、その後もタイのサーブと粘りに押し切られてこのセットは失った。
第2セット
キャプテン・西川吉野選手のサービスエースからリズムに乗り、川上選手の活躍もあって8-2とリード。ミスの出たタイはサーブの威力が落ち、日本はペースを保ち16-6、23-10まで点差を広げた。終盤はミスで連続失点する場面もあったが、このセットは取り返した。
第3セット
第2セット後半よりコートに入った小山愛実選手が第3セットもそのまま出場。好スタートを切ったものの、相手サーブに攻められてあっさり逆転を許し9-14。ここまででサービスエース4、ブロックポイント2と、このセットはタイのペースだったが、日本も粘りを見せて、中盤は小山選手、川上選手らサイドアタッカーの活躍で20-20とし終盤へ。しかしからあと一歩が届かず、セットを取り返された。
第4セット
小山選手のショートサーブで連続得点を奪い、16-10とリードして中盤へ。西川選手のスパイク、樫村まどか選手のブロックが決まって20-11とし、最後まで集中力を絶やさず大差で奪い返し、最終セットまで持ち込んだ。
第5セット
西川選手、小山選手のスパイクや樫村選手のブロックで4-1とリードする立ち上がり。川上選手のフェイント、またしても樫村選手のブロックが決まり6-1と流れをつかんだ。西川選手のサーブは12-1まで続き、完全に日本ペースとして最後まで攻め切った結果、15-2でフルセット勝利を飾った。
日本は決勝へ進出。27日(土)に7連覇を懸けて中国と対戦する。
5月24日 日本×イラン クオーターファイナルラウンド
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 3勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | |
イラン 2勝2敗 |
0 | 12 | 17 | 16 | – |
【第1セットのスタメン】

ウイングスパイカー
川上 良江
KAWAKAMI, Yoshie
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-23
- 173cm/58kg

ミドルブロッカー
樫村 まどか
KASHIMURA, Madoka
- 水戸女子高校1年
- 2002-11-06
- 183cm/74kg

ウイングスパイカー
西川 吉野
NISHIKAWA, Yoshino
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-10
- 177cm/52kg

ウイングスパイカー
舟根 綾菜
FUNANE, Ayana
- 下北沢成徳高校1年
- 2002-05-15
- 179cm/61kg

ミドルブロッカー
榊原 菜那
SAKAKIBARA, Nana
- 八王子実践高校2年
- 2002-03-07
- 180cm/70kg

セッター
大川 愛海
OKAWA, Aimi
- 八王子実践高校1年
- 2002-04-06
- 173cm/61kg

リベロ
西崎 愛菜
NISHIZAKI, Mana
- 金蘭会高校1年
- 2002-05-01
- 158cm/51kg
【戦評】
第1セット
序盤は一進一退でゲームが進んだが、榊原菜那選手のサーブでイランを崩し、波に乗った。続く大川愛海選手もサービスエースを3本奪って21-8まで相手を引き離した。ミスもあったが、川上良江選手やキャプテン・西川吉野選手のスパイクが効果的に決まり、25-12でセットを先取した。
第2セット
セッターに大友萌加選手、ミドルブロッカーに平ヴィヴィアンチディンマ選手を入れてスタート。どちらのチームもミスで連続失点する展開が続き、落ち着かないゲームとなった。16-13で吉武美佳選手が入り、スパイクを決めると徐々に日本のリズムへと変わってきた。最後は西川選手が相手コートの穴にフェイントを落とし、25-17でこのセットもものにした。
第3セット
オポジットに小山愛実選手、レフトに吉武選手、ミドルブロッカーに平選手を起用。西川選手の攻撃で好スタートを切ったが、ミスの減らない日本は中盤までイランを引き離せない。19-16から吉武選手のサーブで2本のエースを奪うと、西川選手のスパイク、榊原菜那選手のクイックなどで一気に得点を重ね、試合を決めた。
この結果、明日25日(金)は試合がなく、明後日26日(土)の準決勝へ進出を決めた。タイと対戦する。
5月21日 日本×中国 第1次ラウンド
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝 |
3 | 17 | 27 | 25 | 25 | – |
中国 1敗 |
1 | 25 | 25 | 21 | 21 | – |
【第1セットのスタメン】

ウイングスパイカー
川上 良江
KAWAKAMI, Yoshie
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-23
- 173cm/58kg

ミドルブロッカー
樫村 まどか
KASHIMURA, Madoka
- 水戸女子高校1年
- 2002-11-06
- 183cm/74kg

ウイングスパイカー
西川 吉野
NISHIKAWA, Yoshino
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-10
- 177cm/52kg

ウイングスパイカー
舟根 綾菜
FUNANE, Ayana
- 下北沢成徳高校1年
- 2002-05-15
- 179cm/61kg

ミドルブロッカー
榊原 菜那
SAKAKIBARA, Nana
- 八王子実践高校2年
- 2002-03-07
- 180cm/70kg

セッター
大川 愛海
OKAWA, Aimi
- 八王子実践高校1年
- 2002-04-06
- 173cm/61kg

リベロ
西崎 愛菜
NISHIZAKI, Mana
- 金蘭会高校1年
- 2002-05-01
- 158cm/51kg
【戦評】
第1セット
この日が初戦となる中国は立ち上がりからサーブで日本を攻め立てて0-4となり、日本はタイムアウトを要求。長身選手のそろう中国の、打点の高いスピードサーブに苦しむ展開となった。日本もキャプテン・西川吉野選手によるサービスエースが1本あったが、終始中国のサーブに押される展開でセットを落とした。
第2セット
このセットから出場した小山愛実選手の活躍と、樫村まどか選手のサービスエースもあって序盤は8-4とリード。第1セットには少なかったサービスエースとブロックポイントが出始めたが、粘る中国に追い上げられて、一時は5点差あったリードもなくなってしまう。終盤にはミスも重なり、ジュースにもつれ込んだが、西川選手の活躍などで何とかセットを取り返した。
第3セット
両チームともミスの多いスタートから、中国は高いブロックが機能し始めて日本は苦戦を強いられた。それでも粘り強くついていくと、小山選手の連続サービスエースからリズムをつかんで、19-16とリードを奪った。その後は22-21まで追い上げられたものの、樫村選手のブロックが要所で決まり、セット連取に成功した。
第4セット
序盤は両チームのレフトエースによる打ち合いから始まった。お互いに譲らず、一進一退となったが、日本は狙いのよくなったサーブで流れをつかみ、15-9とリード。榊原選手のクイック、樫村選手のブロックと、ミドルブロッカーの頑張りが光ったが、相手の強烈なジャンプサーブと高いブロックで4連続ポイントを奪われた。それでも全員の粘りで乗り切って、25-21でセットをものにし、2連勝を飾った。
A組1位が決まった日本は、クオーターファイナルラウンドへと進出。次は24日(木)に、順位決定予備戦(23日に実施)を勝ち上がったチームと対戦する。
5月20日 日本×韓国 第1次ラウンド
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝 |
3 | 25 | 19 | 25 | 25 | – |
韓国 1敗 |
1 | 18 | 25 | 14 | 17 | – |
【第1セットのスタメン】

ウイングスパイカー
川上 良江
KAWAKAMI, Yoshie
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-23
- 173cm/58kg

ミドルブロッカー
樫村 まどか
KASHIMURA, Madoka
- 水戸女子高校1年
- 2002-11-06
- 183cm/74kg

ウイングスパイカー
西川 吉野
NISHIKAWA, Yoshino
- 金蘭会高校1年
- 2002-09-10
- 177cm/52kg

ウイングスパイカー
舟根 綾菜
FUNANE, Ayana
- 下北沢成徳高校1年
- 2002-05-15
- 179cm/61kg

ミドルブロッカー
榊原 菜那
SAKAKIBARA, Nana
- 八王子実践高校2年
- 2002-03-07
- 180cm/70kg

セッター
大川 愛海
OKAWA, Aimi
- 八王子実践高校1年
- 2002-04-06
- 173cm/61kg

リベロ
西崎 愛菜
NISHIZAKI, Mana
- 金蘭会高校1年
- 2002-05-01
- 158cm/51kg
【戦評】
第1セット
スタートから相手のミスも重なってリード。連続得点されても8-4と序盤は点差があったが、この後はお互いに好ラリーが続く中、相手15番のサーブに崩されて追い上げられ13-14と逆転を許した。中盤からも両チームともにディフェンス力を発揮し締まったゲームを続けるが、日本のしつこいブロックがポイントへとつながり、25-18でセットを先取した。
第2セット
サイドアウトの応酬から日本にミスが出て韓国が抜け出す。その後も一進一退の展開ながら、ミスの減らない日本は流れをつかめず、12-16と追いつけないまま終盤へ。強気のサーブで攻めてくる韓国になすすべなく、このセットは落としてしまった。
第3セット
キャプテン・西川吉野選手のサーブから連続得点につなげる立ち上がりから、川上良江選手の攻撃もさえて波に乗ってきた。セッター大川愛海選手のトス回しも光り、榊原菜那選手もクイックを連発させて大きくリードを広げた日本がこのセットを奪取した。
第4セット
焦りだした韓国にはミスが出始め、8-4と序盤から日本が先行。エース西川選手の攻撃や榊原選手のクイックが決まり、14-8で韓国はタイムアウトを要求した。樫村まどか選手のサービスエースに加え、川上選手のライト攻撃でも得点し、20-10で終盤へ。リベロ西崎愛菜選手のレシーブから切り返しの攻撃が次々に成功し、完全にムードは日本。最後はミスが出たものの、このセットも押し切って初戦を飾った。