HOME国際大会 2021年スケジュール第21回アジア男子選手権大会

第21回アジア男子選手権大会

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  • Media Accreditation
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  • メディア情報
  • 試合結果

概要

大会名称

第21回アジア男子選手権大会

開催期間

2021年9月12日(日)~19日(日)※15日(水)は休息日

主催

アジアバレーボール連盟(AVC)

共催

公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)、公益財団法人千葉県スポーツ協会

主管

千葉県バレーボール協会

会場

千葉ポートアリーナ(Aサイト)
千葉県千葉市中央区問屋町1-20
【アクセス】
京成電鉄・京成線「千葉中央」駅より徒歩12分
JR・各線「千葉」駅より徒歩15分
JR・京葉線「千葉みなと」駅より徒歩15分
詳細

船橋アリーナ(Bサイト)

千葉県船橋市習志野台7-5-1
【アクセス】
東葉高速鉄道・東葉高速線「船橋日大前」駅より徒歩10分
詳細

参加チーム

A組 日本、インド、カタール、バーレーン
B組 イラン、パキスタン、タイ、ホンコンチャイナ
C組 オーストラリア、中国、ウズベキスタン、クウェート
D組 韓国、チャイニーズタイペイ、カザフスタン、サウジアラビア
 

競技方法

出場16チームをA~Dの4組に4チームずつ振り分け、予選グループリーグ戦(1回総当たり戦)を行う。各組の上位2チーム(計8チーム)が順位決定予備戦(1-8位)に進出し、下位2チーム(計8チーム)は順位決定予備戦(9-16位)に回る。順位決定予備戦では、4チームずつ2つの組に分かれ1回総当たり戦を行うが、予選グループリーグ戦で当たったチームとは対戦せずに、予選グループリーグ戦の対戦成績を持ち越す。順位決定予備戦の順位をもとに準決勝/順位決定戦の対戦カードを決定し、以降準決勝/順位決定戦、決勝戦/順位決定戦を行い、最終順位を決定する。

順位決定方法

①勝敗数

②勝敗数で並んだ場合、順位決定の優先順位は以下の通り。
(1)勝点
 ※1試合で与えられる勝点について
  セットカウント3-0または、3-1で試合が終了した場合: 勝者に3ポイント、敗者に0ポイント
  セットカウント3-2で試合が終了した場合: 勝者に2ポイント、敗者に1ポイント
(2)セット率(セット率=総得セット/総失セット)
(3)得点率(得点率=総得点/総失点)
(4)得点率をもってしても2チームが並んだ場合、当該チーム同士の最終戦の勝利チームを上位とする。もし3チームもしくはそれ以上のチームが得点率で並んだ場合、互いが対戦した試合のみに②(1)~(3)を適用する。

グッズ販売について

本大会のグッズ販売につきましては、こちらのトピックスをご確認ください。
販売予定グッズ一覧、グッズ売り場の場所、お支払い方法などについてご紹介しております。

ご来場予定の方へ

新型コロナウイルス感染症対策に関するお客様注意事項(PDF) ※9月7日更新

本大会は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を注視しながら、政府の定めるガイドラインに沿って、開催準備を進めております。
今後やむを得ぬ事情により、開催状況に変更が生じる場合がございますのでご承知おきください。

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  競技力向上事業     

9月17日更新

予選グループリーグ戦

日付 時刻 対戦カード 会場
A組 9月12日(日) 9:30 バーレーン×インド

Aサイト

18:00 日本×カタール
9月13日(月) 12:00 インド×カタール
18:00 バーレーン×日本
9月14日(火) 12:00 カタール×バーレーン
18:00 日本×インド
B組 9月12日(日) 15:00 タイ×パキスタン
15:00 イラン×ホンコンチャイナ Bサイト
9月13日(月) 9:30 ホンコンチャイナ×パキスタン Aサイト
15:00 イラン×タイ
9月14日(火)  9:30  パキスタン×イラン
15:00 タイ×ホンコンチャイナ
C組 9月12日(日) 12:30 クウェート×中国 Bサイト

17:30 オーストラリア×ウズベキスタン
9月13日(月) 12:30 ウズベキスタン×中国
15:00 オーストラリア×クウェート
9月14日(火) 10:00 クウェート×ウズベキスタン
17:30 中国×オーストラリア
D組 9月12日(日) 10:00 チャイニーズタイペイ×カザフスタン
12:00 サウジアラビア×韓国 Aサイト
9月13日(月) 10:00 サウジアラビア×チャイニーズタイペイ Bサイト

 17:30 韓国×カザフスタン
9月14日(火) 12:30 カザフスタン×サウジアラビア
15:00 チャイニーズタイペイ×韓国

順位決定予備戦

日付 時刻(※1) 対戦カード 会場
1-8位 E組 9月16日(木) 12:00 カタール(A組2位)×オーストラリア(C組1位) Aサイト
18:00 日本(A組1位)×中国(C組2位)
9月17日(金) 12:00 カタール(A組2位)×中国(C組2位)
18:00 日本(A組1位)×オーストラリア(C組1位)
F組 9月16日(木) 9:30 パキスタン(B組2位)×チャイニーズタイペイ(D組1位)
15:00 イラン(B組1位)×韓国(D組2位)
9月17日(金) 9:30 パキスタン(B組2位)×韓国(D組2位)
15:00 イラン(B組1位)×チャイニーズタイペイ(D組1位)
9-16位 G組 9月16日(木) 12:30 インド(A組4位)×クウェート(C組3位) Bサイト
15:00 バーレーン(A組3位)×ウズベキスタン(C組4位)
9月17日(金) 10:00 インド(A組4位)×ウズベキスタン(C組4位)
17:30 バーレーン(A組3位)×クウェート(C組3位)
H組 9月16日(木) 10:00 タイ(B組3位)×カザフスタン(D組4位)
17:30 ホンコンチャイナ(B組4位)×サウジアラビア(D組3位)
9月17日(金) 12:30 ホンコンチャイナ(B組4位)×カザフスタン(D組4位)
15:00 タイ(B組3位)×サウジアラビア(D組3位)

準決勝/順位決定戦

日付 時刻(※1) 対戦カード 会場
13-16位 9月18日(土) 10:00 ウズベキスタン(G組4位)×タイ(H組3位) Bサイト
12:30 クウェート(G組3位)×ホンコンチャイナ(H組4位)
9-12位 15:00 バーレーン(G組1位)×カザフスタン(H組2位)
17:30 インド(G組2位)×サウジアラビア(H組1位)
5-8位 9:30 カタール(E組3位)×韓国(F組4位) Aサイト
12:00 オーストラリア(E組4位)×パキスタン(F組3位)
1-4位 15:00 中国(E組2位)×イラン(F組1位)
18:00 日本(E組1位)×チャイニーズタイペイ(F組2位)

決勝/順位決定戦

日付 時刻(※1) 対戦カード 会場
15-16位決定戦 9月19日(日) 12:30 クウェート×タイ Bサイト
13-14位決定戦 10:00 ホンコンチャイナ×ウズベキスタン
11-12位決定戦 15:00 カザフスタン×サウジアラビア
9-10位決定戦 17:30 バーレーン×インド
7-8位決定戦 9:30 韓国×パキスタン Aサイト
5-6位決定戦 12:00 カタール×オーストラリア
3位決定戦 15:00 チャイニーズタイペイ×中国
決勝 18:00 日本×イラン

(※1)順位決定予備戦以降の試合順は、決勝を除き対戦カード確定後に決定します

※日本戦はすべてAサイト(千葉ポートアリーナ)で行われます

※決勝以外の日本戦は18:00開始となります

※決勝は最終日の最終試合となります

※競技日程の変更については本会ホームページにてお知らせいたします

日本代表メンバー

PLAYER

  • 小野寺 太志
    2
    ミドルブロッカー
    小野寺 太志
    ONODERA, Taishi
    • JTサンダーズ広島
    • 1996-02-27
    • 201cm/98kg
  • 藤井 直伸
    3
    セッター
    藤井 直伸
    FUJII, Naonobu
    • 東レアローズ
    • 1992-01-05
    • 183cm/78kg
  • 大竹 壱青
    4
    オポジット
    大竹 壱青
    OTAKE, Issei
    • パナソニックパンサーズ
    • 1995-12-03
    • 201cm/98kg
  • 大塚 達宣
    5
    アウトサイドヒッター
    大塚 達宣
    OTSUKA, Tatsunori
    • 早稲田大3年
    • 2000-11-05
    • 194cm/80kg
  • 山内 晶大
    6
    ミドルブロッカー
    山内 晶大
    YAMAUCHI, Akihiro
    • パナソニックパンサーズ
    • 1993-11-30
    • 204cm/80kg
  • 高梨 健太
    7
    アウトサイドヒッター
    高梨 健太
    TAKANASHI, Kenta
    • ウルフドッグス名古屋
    • 1997-03-25
    • 189cm/78kg
  • 福山 汰一
    9
    ミドルブロッカー
    福山 汰一
    FUKUYAMA, Taichi
    • ジェイテクトSTINGS
    • 1993-12-20
    • 191cm/78kg
  • 髙橋 藍
    12
    アウトサイドヒッター
    髙橋 藍
    TAKAHASHI, Ran
    • 日本体育大2年
    • 2001-09-02
    • 188cm/72kg
  • 大宅 真樹
    13
    セッター
    大宅 真樹
    OYA, Masaki
    • サントリーサンバーズ
    • 1995-04-23
    • 178cm/70kg
  • 石川 祐希
    14(C)
    アウトサイドヒッター
    石川 祐希
    ISHIKAWA, Yuki
    • パワーバレー・ ミラノ (イタリア)
    • 1995-12-11
    • 191cm/84kg
  • 李 博
    15
    ミドルブロッカー
    李 博
    LEE, Haku
    • 東レアローズ
    • 1990-12-27
    • 193cm/82kg
  • 小川 智大
    17
    リベロ
    小川 智大
    OGAWA, Tomohiro
    • ウルフドッグス名古屋
    • 1996-07-04
    • 176cm/66kg
  • 宮浦 健人
    19
    オポジット
    宮浦 健人
    MIYAURA, Kento
    • ジェイテクトSTINGS
    • 1999-02-22
    • 189cm/78kg
  • 山本 智大
    20
    リベロ
    山本 智大
    YAMAMOTO, Tomohiro
    • 堺ブレイザーズ
    • 1994-11-05
    • 171cm/69kg
 

HEAD COACH

中垣内 祐一監督
中垣内 祐一
NAKAGAICHI, Yuichi

公益財団法人日本バレーボール協会

チケット情報

チケット購入方法(イープラス)インターネット販売のみ

詳細は「イープラス」サイトをご参照ください。
※以下、全券種を取り扱います

 

先行販売(抽選方式)

【申込期間】 7月22日(木)10:00~28日(水)18:00

【抽選結果発表日】 7月31日(土)13時~

※先行販売は千葉ポートアリーナ(Aサイトのみ)となります。

 

■一般販売

【販売開始】 8月9日(月)10:00~

【販売終了】 各試合日第4試合開始1時間後迄

 

※新型コロナウイルス感染予防対策により、インターネットによる販売のみとなります。

 

千葉ポートアリーナ(Aサイト)席種・料金 (税込)

券種 前売り券価格
スーパーシート 15,000円
アリーナ指定・サイド側 10,000円
アリーナ指定・エンド側
スタンド指定A 8,000円
スタンド指定B 5,000円
車椅子席 5,000円

【スーパーシートについて】以下特典がつきます:オリジナルペーパーバッグ、ミネラルウォーター、大会オリジナルタンブラー、フェイスシールド・除菌シートをお席にご用意しております。

<チケット販売注意事項>※試合会場にて当日券のお取り扱いはございません

※チケット1枚で、当日の全4試合をご観戦いただけます

※各試合1購入につき4枚までとなります

※座席間隔を空けての販売となります

※再入場可

※未就学児は膝上無料。ただし席が必要な場合は有料

※車椅子席のお付き添い(1人まで)は同券種をご購入ください。事前連絡の必要はございません

※各試合日の4日前よりクレジットカード限定での販売となります

 

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船橋アリーナ(Bサイト)席種・料金 (税込)

券種 前売り券価格
自由席 1,000円
車椅子席 1,000円

 

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<チケット販売注意事項>

※会場にて当日券の販売を予定しております。(事前販売で完売しなかった場合に限り)

※チケット1枚で、当日の全4試合をご観戦いただけます

※各試合1購入につき4枚までとなります

※座席間隔を空けての販売となります

※再入場可

※未就学児は膝上無料。ただし席が必要な場合は有料

※車椅子席のお付き添い(1人まで)は同券種をご購入ください。事前連絡の必要はございません

※各試合日の4日前よりクレジットカード限定での販売となります

 

ご購入前に必ず新型コロナウイルス感染症対策に関するお客様注意事項(PDF)(※9月7日更新)をご確認ください。

大会に関するお問い合わせ先

公益財団法人日本バレーボール協会 volleyballtickets@jva.or.jp

チケットに関するお問い合わせ先

イープラス support.eplus.jp

取材申請

取材規約

本大会では主催団体であるアジアバレーボール連盟に代わり、共催団体である日本バレーボール協会(JVA)が取材申請の諾否の判断および会場での報道関係者受入れを行います。報道関係の皆様に支障なくご取材いただくために、下記の規約をもとに取材・報道体制を整えています。ご一読の上、ご協力賜りますようお願い申し上げます。なお、取材の目的は、スポーツ報道を対象としております。

会場内での取材活動において、関係者からの連絡事項ならびに下記の要項に著しく逸脱した場合は、取材をお断りする場合もございますのでご了承ください。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、取材形式の変更をお願いする場合もございますので、ご理解ください。

取材者

*スポーツ報道としての取材を目的とする方

*取材申請の際に掲載予定媒体の責任者の了解を得た方

*原稿、写真の掲載先が決定している方

新型コロナウイルス対策について

新型コロナウイルス感染防止策へのご理解、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

*取材初日の14日前から体温、健康状態を「健康チェックシート」に記録し、取材初日に印刷したものを報道受付へ提出してください。ファイル送信でのご提出はお受けいたしません。健康チェックシートは下記リンクからダウンロードしてください

※健康チェックシートをお持ちいただけない場合や、チェックシートの内容次第では、入場をお断りさせていただきます。受付に記入用紙の準備はございません

*会場内では必ずマスクをご着用ください。マスクを着用されない方は入場いただけません

*取材中は社会的距離(できるだけ2メートル、最低1メートル)を確保するようにお願いいたします

そのほか、大会会場内での感染防止策にご協力いただきますようお願いいたします。

 

健康チェックシート(エクセル形式)

取材申請(事前申請のみ)

取材を希望されるスポーツ報道関係者は、大会特設サイトの取材申請フォームより必要事項を記入してお申し込みください。会場内取材スペースの関係上、各日定員以内で、時節柄、最小限の人数での申請をお願いいたします。

申請フォームはPC・スマートフォンに対応しております。PCで申し込みができない場合はお手数ですがスマートフォンでもお試しいただきますようお願いいたします。

取材者定員

【通信社・新聞・雑誌・ウェブ・その他】

各日2人まで(うちカメラマンは1名に限る)

【テレビ】

各社3人まで(カメラマン・技術スタッフ含む)

※カメラの持ち込み可能台数は、各試合1系列につきカメラ1台です。系列で調整をお願いします

※会場の状況などを踏まえ、来場者数の調整をお願いする場合がございます

申請締切

取材申請は9月5日(日)23時59分に締め切りました。

取材申請諾否

9月8日(水)までに取材責任者にメールで回答

取材申請に関する注意

*回答者が回答を送信すると、回答者に確認ページが表示されます。「回答を編集」を開き、そのリンクをお控えください。回答者がリンクをクリックすると、フォームが再度開き、取材申請締め切りまで回答を変更できます

*メール、電話によるお申し込み、回答内容の変更などはお受けいたしかねますのでご了承ください

*新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、本大会の取材は事前申請のみとさせていただきます。締め切り後のお申し込みや取材者変更、当日会場での直接のお申し込みはお受けいたしかねますのでご了承ください

*一日の途中での取材者の交代にも応じませんので、社内であらかじめご調整ください

*ご来場の際には、健康チェックシート、写真入り身分証明書を揃えて報道受付までご持参ください

取材当日の注意事項

取材当日、受付で検温を行い、体調を確認させていただきます。37.5度以上の発熱がある場合、入場をお断りいたします。報道受付には毎日必ずお立ち寄りください。

受け付けされずに入場された場合、その後の取材をお断りする場合があります。

報道受付

各日第1試合開始1時間前から

大会期間中の取材案内と注意事項

指定エリア以外での取材や未承諾の個別取材、ぶら下がり取材はおやめください

アクセスエリア ※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては変更の可能性があります
記者 スタンド記者席、プレスワーキングルーム
スチールカメラ アリーナスチールカメラエリア、スタンドスチールカメラエリア、
プレスワーキングルーム
ENGカメラ スタンドENG撮影エリア、プレスワーキングルーム
スタンド記者席

スタンド内に記者席を設置する予定です。各日、第1試合開始1時間前~最終試合終了1時間後までご利用いただけます。席数には限りがありますので、譲り合ってご使用ください。名刺を貼るなどの席取りはお控えください。電源のご用意はありません

スチールカメラエリア

本大会の取材許諾を得たスチールカメラは、スタンド内スチールカメラ撮影エリアからの撮影が認められます。アリーナレベルにも撮影エリアを設ける予定ですが、状況によってエリア内での人数制限、あるいはエリアが変更になる可能性があります

スタンドENGエリア

本大会の取材許諾を得たENGカメラは、スタンドENGエリアから(上カメ)の撮影が認められています。カメラの持ち込み可能台数は、各試合1系列につきカメラ1台です。系列で調整をお願いします

プレスワーキングルーム

大会会場にはプレスワーキングルームが設置されています。プレスワーキングルームではインターネットに接続できる Wi-Fi と、PC 用電源が無料で用意されています。プレスワーキングルームは原則として、第 1 試合開始 1 時間前~おおよそ最終試合終了 2 時間後までご利用いただけます

インタビュー

【Aサイト】

日本代表チームは、試合終了後に監督、キャプテンらを対象としたリモート取材の場を設けます。日本代表チーム以外の取材はリクエストに応じて行います

【Bサイト】

リクエストに応じて行います

アクレディテーション

*取材申請を受諾された方は、大会会場への入場を許可します

*入場を許可した方に対して、プレスアクレディテーションカード(以下ADカード)を発行します

*スチールカメラとENGカメラの方にはカメラマンビブスをお渡しいたします

*大会会場内においては、ADカード・カメラマンビブスの着用が義務付けられます

写真・映像の使用

【写真の使用条件】

*以下(1)~(2)に当てはまるものを一次使用とし、これ以外の目的での使用(二次使用)を希望する場合には、写真・映像使用許諾申請書をJVAに提出してください

*ご申請いただいた媒体以外での使用は禁止させていただきます

 (1)試合開催日から10 日以内のニュース/スポーツニュース番組での使用

 (2)大会開催や試合結果の報道を目的とした使用

 

【映像の使用条件】

一次使用、二次利用でそれぞれ使用条件を設けております。詳しくは日本バレーボール協会広報部までお問い合わせください。

その他

*試合会場には報道関係者用の駐車スペースはございません。近隣の民間駐車場をご使用いただくか、公共交通機関にてご来場ください

*アクセスエリア外での観戦や取材、撮影は禁止です。一般のお客様のご迷惑とならないようご留意ください

*カメラマンビブス着用者以外の写真撮影、テレビ報道用以外の動画撮影(Webサイト、SNS用等)は禁止です

*試合経過や結果を、個人のホームページ、ブログ、SNSへ使用することはお控えください

*報道関係者の権利を有してのみアクセスできるエリアにおいて撮影した素材の投稿も禁止します

*ご申請以外の媒体で許可なく取材内容、写真や映像を使用した場合や、取材後の掲載実績がない場合は、今後の取材をお断りすることがあります

*取材規約に反した取材者、ADカードの貸与・譲渡など不適切な使用を行った取材者、その他、主催者が不適切と判断した取材者に対して、ADカードを没収の上、今後、日本バレーボール協会主催・主管・後援大会への取材をお断りする場合があります

*公益財団法人日本バレーボール協会の権益の侵害、特定の個人を誹謗・中傷するなど、日本のバレーボール界にとって不利益となる活動を行った場合、対応を検討する場合がございます

取材申請、写真・映像使用に関するお問い合わせ先

公益財団法人日本バレーボール協会 広報部 press@jva.or.jp

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、弊会ではテレワークを行っているため、メールでのお問い合わせをお願いいたします。ご質問には担当部署が順次お答えいたします。

 

※本取材規約は、ペン記者、フォトグラファー、非放映権保持社を対象としております。ホストブロードキャスター、JVAオフィシャルフォトグラファー、その他主催者が認めた者には該当しません

Media Accreditation

For this event, Japan Volleyball Association (JVA) takes over Asian Volleyball Committee (AVC) the media related activities onsite, including media accreditation application.

The accreditation is strictly for members of the press involved in reporting on the events as a “sports news”. Please read through the statements below carefully before applying. Please note that if your activity violates remarkably regulations or instructions, we might ask you to leave the venue. Also please be noted that these regulations may change depending on the situation.

Definition of Press Person

– In this document “Press Person” includes Journalists, Still Camera Photographer, Non-Rights Holder ENG Camera Operators, and other persons who cover the event.

– Press Person must be appointed by the respective person of the media for which s/he works for. If you are a freelance journalist, you must be on assignment from a media outlet.

– JVA has the right to make a final judge if s/he should be accredited as a Press Person or not.

COVID-19 Countermeasures

– You must monitor your health condition and fill in a Daily Health Checklist every day during the two weeks prior to your first match to cover and bring it to the media reception. Only printed Checklist is accepted. You will not be allowed to enter the venue if you forget to fill in and bring printed Checklist.

– Please refrain from attending media opportunities if you have a cold or cold-like symptoms, including a fever, coughing, or sneezing.

-Please bring and wear a mask, wash your hands, and observe appropriate coughing etiquette.

– Please maintain a physical distancing between yourself and others.

– We will take your temperature using a non-contact thermometer at the press reception. Admission may be refused for those who have a fever.

 

Download Daily Health Checklist

Media Application

– Advance registration is required; if you do not register in advance, you may be refused entry.

*Application form has closed on September 5th.

Media Accreditation

– The Press Person who is accredited by JVA is given a permission to enter the venue.

– Accreditation Card (AD Card) is provided to the Press Person. Please always wear your AD Card in a visible location.

– Bibs are provided for Still Camera Photographer and Non-Rights Holder ENG Camera Operator. Please always wear your bib over your jacket.

– Due to space limitations, the number of media permitted to enter the venue is as follows:

【News Agency, Newspaper, Magazine, Website, Others: 2】

*Out of 2, only 1 can be a photographer.

【TV: 3】

*No more than 1 video camera may be used.

*Depending on the situation in side the venue, we might ask you to reduce the number of people.

Accessible Area

– Accessible Area for each media category is as follows:

Journalist Press Working Room, Press Tribune
Still Camera
Photographer
Press Working Room, Photographer Area (arena/stand)
Non-Rights Holder
ENG Camera Operator
Press Working Room, Interview Area (Site B only)

*Subject to change

Press Tribune

Press Tribune is available for Accredited Journalists during the event from 1hour prior/after the first/last match. There is no power outlet in Press Tribune. Please be considerate and refrain from keeping the seat by leaving luggage, etc.

Photographer Area and ENG Area

Please check the map showing shooting/filming position at the press reception desk (opens 1hour prior to the first match).

Press Working Room

Press Working Room is available for Accredited Journalists during the event from 1hour prior the first match to 2hour after the last match. Power outlet and Wi-Fi are available.

 

*Please refrain from shooting/filming outside of designated area.

*To avoid crowded environment, there will be no mixed zone at Site A. We provide quick post-match interview online upon requests. For Site B, we will provide mixed zone for quick interview, but we might ask you to maintain a physical distancing between yourself and the teams

Photos and Films

– Photos and Films can be used only for the media which s/he is accredited as. When the photos and films are used for the media other than s/he is accredited as, the Press Person must re-apply to JVA.

【Photo Usage Regulation】
Photo usage is only allowed in news or sports news program that is broadcasted within 10 days after the match, for news reporting purposes

【Film Usage Regulation】 *Subject to change
Film must be used under below condition:
1. Only in news or sports news program that is broadcasted within 24hours after the match, for news reporting purposes
2. Up to 3 minutes of match footage per program can be used (post-match quick interview is not included)
3. Use of Films must be embargoed until the end of relevant match
-If not applicable, you must contact JVA for permission.

About the Accreditation Card

– Accreditation Card (AD Card) is valid during the tournament.

– It is prohibited to enter the venues without wearing AD Card. AD Card will be provided at the press reception desk in each venue. (Note: you must sign up at the press reception every day).

– Bibs for Photographers and Non-Rights Holder ENG Camera Operators will be distributed at the press reception desk. The bibs are required to return to the reception on your final coverage day.

– AD Card must be returned to the press reception desk by the end of each day before leaving the venue.

– We will not issue another AD card unless it is returned each day.

Notes

– Please always follow JVA staff’s instructions.

– No parking at the venue will be provided; please use public parking facilities nearby.

– Please refrain from sharing or posting live scores and results on personal social media account or blog.

– Please refrain from sharing or posting any materials that are taken in areas only accessible to the media.

– If any violation is found, JVA might refuse all future applications.

Inquiries

JVA Press Department: press@jva.or.jp

*We are currently working on telework to prevent the spread of the COVID-19 infection. Please be noted that it may take longer to respond to inquiries than usual.

 

This Media Regulation applies for the Journalists, Still Camera Photographers, Non-Rights Holders, not for the Host Broadcaster and Rights Holders.

リモート配信

①リモート試合観戦

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■配信プラットフォーム

FOD

Streaming+

PIA LIVE STREAM

 

■ライブ配信スケジュール

9月12日(日)予選グループ戦 A組 日本×カタール 17:45〜(試合開始18:00)

9月13日(月)予選グループ戦 A組 バーレーン×日本 17:45〜(試合開始18:00)

9月14日(火)予選グループ戦 A組 日本×インド 17:45〜(試合開始18:00)

9月16日(木)順位決定予備戦  17:45〜(試合開始18:00)

9月17日(金)順位決定予備戦  17:45〜(試合開始18:00)

9月18日(土)準決勝/順位決定戦  17:45〜(試合開始18:00)

9月19日(日)決勝/順位決定戦 時間未定

 

※順位決定予備戦以降の試合順は、決勝を除き対戦カード確定後に決定します。

※決勝以外の日本戦は 18:00 開始となります。

※決勝は最終日の最終試合となります。

 

■見逃し配信スケジュール

9月12日(日)予選グループ戦 A組 日本×カタール 配信終了後準備でき次第〜9月18日(土)23:59まで

9月13日(月)予選グループ戦 A組 バーレーン×日本 配信終了後準備でき次第〜9月19日(日)23:59まで

9月14日(火)予選グループ戦 A組 日本×インド 配信終了後準備でき次第〜9月20日(月)23:59まで

9月16日(木)順位決定予備戦 配信終了後準備でき次第〜9月22日(水)23:59まで

9月17日(金)順位決定予備戦 配信終了後準備でき次第〜9月23日(木)23:59まで

9月18日(土)準決勝/順位決定戦 配信終了後準備でき次第〜9月24日(金)23:59まで

9月19日(日)決勝/順位決定戦 配信終了後準備でき次第〜9月25日(土)23:59まで

 

■チケット販売期間

◎8月27日(金)10:00販売開始

9月12日(日)分チケット 〜9月18日(土)22:00まで

9月13日(月)分チケット 〜9月19日(日)22:00まで

9月14日(火)分チケット 〜9月20日(月)22:00まで

9月16日(木)分チケット 〜9月22日(水)22:00まで

9月17日(金)分チケット 〜9月23日(木)22:00まで

9月18日(土)分チケット 〜9月24日(金)22:00まで

9月19日(日)分チケット 〜9月25日(土)22:00まで

7試合パッケージチケット 〜9月18日(土)22:00まで

 

■チケット料金

1試合: 1,500円(税込)

7試合パッケージ: 7,000円(税込)

※チケット販売の詳細は、8月27日(金)10:00にJVAウェブサイトでご案内いたします

 

■出演者(8月27日更新)

・解説ゲスト

9月12日(日) 大竹秀之さん

9月13日(月) 清水邦広さん

9月14日(火) 大竹秀之さん

9月16日(木) 古賀幸一郎さん

9月17日(金) 古賀幸一郎さん

9月18日(土) 山本隆弘さん、福澤達哉さん

9月19日(日) 山本隆弘さん、福澤達哉さん、清水邦広さん

②【特別企画】みんなでリモート試合観戦

minsori_0902.png

ファン参加型デジタル配信プラットフォーム「みんなで観戦ソリューション」にて、9月12日の初戦、日本×カタールをライブ配信及び見逃し配信いたします。

試合終了後には、龍神NIPPONの選手も生出演し、特別インタビューも実施予定です。参加者限定のプレゼント企画もご用意しております。

 

■配信プラットフォーム

みんなで観戦ソリューション(特設サイト)

 

■配信期間

ライブ配信:9月12日(日)予選グループ戦 A組 日本×カタール 17:30~(試合開始18:00)

見逃し配信配信終了後準備でき次第〜9月18日(土)23:59まで

 

■配信内容

・日本×カタール戦のライブ配信及び見逃し配信

・解説者、MCとみんなで観戦をしながら、チャットでメッセージを受付

・視聴者から解説者へ質問、トークテーマ募集コーナー実施

・龍神NIPPONの選手や出演者のサイン入りグッズが抽選で当たるプレゼント企画

・試合後、龍神NIPPONの選手が生出演し、特別インタビューを実施

※配信内容は変更または中止の可能性がございますので予めご了承ください

 

■チケット販売

イープラス

チケットぴあ

 

■チケット販売期間

8月27日(金)10:00~9月18日(土)22:00まで

 

■チケット料金

2,000円(税込)

※チケット販売の詳細(販売URL)は、8月27日(金)10:00にJVAウェブサイトでご案内いたします

 

■出演者(8月27日更新)

応援ナビゲーター:平野ノラさん

ゲスト解説:福澤達哉さん

 

※本大会は新型コロナウイルス感染拡大の状況を注視しながら、政府の定めるガイドラインに沿って、開催準備を進めております。

今後、やむを得ぬ事情により、本大会の中止、開催内容およびチケット販売予定に変更が生じる場合がございますのでご承知おきください。

 

<大会についてのお問い合わせ先>

volleyballtickets@jva.or.jp

TV

予選グループリーグ戦

試合日 対戦カード 放送時間 放送局
9月12日(日) 日本×カタール 【録画】26:00~
(翌2:00~)
CS フジテレビONE
9月13日(月) 日本×バーレーン
9月14日(火) 日本×インド

順位決定予備戦

試合日 対戦カード 放送時間 放送局
9月16日(木) 未定 【録画】26:00~
(翌2:00~)
CS フジテレビONE
9月17日(金) 未定 【録画】26:00~
(翌2:00~)
CS フジテレビONE

準決勝/順位決定戦

試合日 対戦カード 放送時間 放送局
9月18日(土) 未定 【録画】26:00~
(翌2:00~)
CS フジテレビONE

決勝/順位決定戦

試合日 対戦カード 放送時間 放送局
9月19日(日) 未定 【録画】21:00~ BSフジ
【録画】26:00~
(翌2:00~)
CS フジテレビONE

試合結果

最終順位

1位 イラン
2位 日本
3位 中国
4位 チャイニーズタイペイ
5位 カタール
6位 オーストラリア
7位 パキスタン
8位 韓国
9位 インド
10位 バーレーン
11位 カザフスタン
12位 サウジアラビア
13位 ウズベキスタン
14位 ホンコンチャイナ
15位 タイ
16位 クウェート

個人賞(日本人選手のみ)

ベストアウトサイドヒッター賞 石川祐希選手
ベストオポジット賞 宮浦健人選手

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日本の試合結果

9月19日 日本×イラン 決勝
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 0 25 22 29
イラン 3 27 25 31

【第1セットのスタメン】

石川 祐希14
アウトサイドヒッター
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki

  1. パワーバレー・ ミラノ (イタリア)
  2. 1995-12-11
  3. 191cm/84kg
藤井 直伸3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu

  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
小野寺 太志2
ミドルブロッカー
小野寺 太志
ONODERA, Taishi

  1. JTサンダーズ広島
  2. 1996-02-27
  3. 201cm/98kg
李 博15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku

  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 193cm/82kg
宮浦 健人19
オポジット
宮浦 健人
MIYAURA, Kento

  1. ジェイテクトSTINGS
  2. 1999-02-22
  3. 189cm/78kg
髙橋 藍12
アウトサイドヒッター
髙橋 藍
TAKAHASHI, Ran

  1. 日本体育大2年
  2. 2001-09-02
  3. 188cm/72kg
山本 智大20
リベロ
山本 智大
YAMAMOTO, Tomohiro

  1. 堺ブレイザーズ
  2. 1994-11-05
  3. 171cm/69kg

【戦評】

【第1セット】

序盤は、日本のキャプテン・石川祐希選手と、イランのオポジット、ザベル・カゼミ選手が互いに点を取り合い、開始直後から決勝にふさわしいエース同士の打ち合いとなった。しかし、日本のサーブミスからイランが頭一つ抜けると、さらにクイック攻撃やカゼミ選手のスパイクなどで連続得点を許し、6-11と離されたところで日本は1回目のタイムアウトを要求した。中盤、石川選手のインナースパイクや宮浦健人選手のバックアタックで反撃すると、日本の武器であるディフェンスが機能し、14-14と同点に追いついた。両チームともに20点を越えてもなおシーソーゲームが続き、デュースへ突入。日本は石川選手のパイプ攻撃や宮浦選手のスパイクで得点したが、最後はイランにブロックを決められ25-27。イランに第1セットを先取された。

【第2セット】

日本は序盤、髙橋藍選手のスパイクや小野寺太志選手のクイック攻撃で得点するが、イランもクイック攻撃を軸に攻撃を組み立て応戦、6-8とこのセットもイランのリードで進行した。しかし中盤、日本は宮浦選手のスパイクで得点すると、石川選手のパイプ攻撃と髙橋選手のダイレクトスパイクで3連続得点を挙げ、12-11と逆転に成功。さらに小野寺選手のクイック攻撃などで16-13と3点差をつけて2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。一気に畳みかけたい日本であったが、中盤以降打数が増えてきたカゼミ選手のスパイクが決まり出し、20-22と再びイランにリードを奪われた。大宅真樹選手と大竹壱青選手を2枚替えで投入するも、最後はカゼミ選手のスパイクが決まり22-25。セットカウントを0-2とされ後がなくなった。

【第3セット】

日本は、石川選手のブロックやこのセットスタートから起用された山内晶大選手のCクイックで得点するが、イランのクイック攻撃やサーブに苦戦し、5-8と3点ビハインドで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、山内選手のクイック攻撃で1点を返すと、髙橋選手の相手コート奥深くへのスパイク、李博選手の気迫のこもったブロックなどで4連続得点を挙げ、中盤には13-13で並んだ。その後はともに一歩も譲らないサイドアウトの応酬となり、再びデュースにもつれ込んだ。日本は髙橋選手のスパイクを中心に得点を重ねたが、最後はイランチームのチャレンジの末、日本のタッチネットで29-31。セットカウント0-3でイランに敗れた日本は、本大会を準優勝で終え、2大会ぶりの優勝とはならなかった。

【コメント】

中垣内祐一監督
「いつもアジア選手権は肉体的に非常に厳しいトーナメントで、選手たちが最後まで持つかと心配したが、何とか最後まで集中力を切らさないプレーを見せてくれたのは収穫であり、非常に嬉しかった。確かにイランは飛び抜けて強いチームで、一方的な展開になるということも正直あるかと思っていた。そんな中選手たちはよく食い下がって、最後までハラハラとさせるような、見応えのある試合にできたと思う。勝ち切れなかったことについては、今後色々な改善点が出てくると思うが、(そこは一番)選手たちがよく感じているのではないか。(イランは)まず彼らの平均身長だけを見ても、もうアジアの選手ではなくヨーロッパのチームだと思う。高さ、パワーにしても、今までのアジアにはないレベルにいると感じている。ユース世代からずっと世界で勝ってきたチーム、そこから上がってきた選手が中心になっているが、正直なところ末恐ろしいチームになっていると思う。そんなチームを相手に、我々ができることというのは、ディフェンスでつないで隙を見て得点するという、我々がこの試合でしたこと、という気はする。ただシャットアウトは食らいすぎてしまった。これはイラン戦だけではなく、中国戦もそうだし、もっというとネーションズリーグからその傾向は出ていると思う。少しシャットアウトを食らいすぎている、要は得点を与えてしまっていると思う。そこの部分の工夫と、しっかりした訓練を積めば(イランとも)戦っていける、と今日対戦して感じた」

キャプテン・石川祐希選手
「優勝を目指していたのでこのような結果で終わってしまい非常に悔しい。今日の試合に関しては、3セットとも最初にリードされたところを途中で追い付いて逆転し、それでも最後取り切れずに負けるという内容だったので、最後に取り切る力がなかったと思った。このような(タイトな)スケジュールでコンディションがベストではない中でも、最後に1点、2点と取り切る力がつかないと、世界では勝っていけないと思う。イランとは、サーブとブロックディフェンスで差があった。イランの5番の選手は徹底して前に打ってきて、ミスもなく、こちらのミドルブロッカーを遅らせたり、パイプ(攻撃の機会)を減らしたり、サイドにブロックしたりと、しっかりシステム化していた。一方で自分たちはサーブのミスが多く、この試合に関しては特にミドルブロッカーが戦術的なサーブを打てていなかったと思う。自分自身もサーブミスが多かった。なかなかコンディションを作るのは難しいが、安定した質の高いサーブを打たなければいけないし、もっとタフにならなければとも感じた。自分たちはブロックを強化してきたがそれを発揮することができなかった。ブロックに対する意識はさらなる課題だと感じている」

髙橋藍選手
「悔しい結果となってしまったが、イランに対してスパイクやレシーブで日本のいいバレーが出せたと思うし、自身も相手のブロックに対する打ち方や、ディグで相手にプレッシャーをかける場面もあったので、手応えはあった。ただ最終セットの終盤で取り切れなかったことは今後の日本バレーの課題になってくる、と試合を終えて感じた。今シーズン石川(祐希)選手と対角を組んだことで、石川選手のスキルや精神面の部分など、まだ自分には足りないものが多いと実感した。苦しい状況・苦しいセットの時に強打だけではなく、プッシュなどで1点を取るスキルが自分にはまだ足りないと感じた。海外に挑戦したいという気持ちはもちろんある。高さに対するスパイクのスキルは海外でしか経験できないことだし、それに慣れるという意味でも、海外に行くことでさらにつきつめられると思う。ブロックに捕まっても割り切ることは大事。相手のブロックとの駆け引きや、打つ瞬間に思考を変えることなどは本大会で意識してやっていた。ただ、甘いコースに打ってしまいシャットアウトを食らうことがあったので、まだまだ常に意識することができていない、と感じた。今日のイラン戦は(自身の)コンディションも良く、相手のブロックをよく見てしっかりとコースに打ち切れていたので、冷静に状況判断して打てていたと思う。東京チャレンジから始まって、世界の高さに対するスパイクの打ち方が甘かったと感じた。レセプションなどレシーブの部分では世界に通用すると感じたので、レシーブ力をさらに磨くのはもちろんのこと、高いブロックに対して(スパイクを)打つということも意識してやってきた。イランと試合をして(以前に比べて)成長を感じはしたが、連戦が続く中でセット終盤のメンタリティーを追求していかないといけない、と思った。パリオリンピックを目標にやっていくのはもちろんだが、世界と戦っていくためにまずは対角を組んでいる石川選手など、レベルの高い選手のスキルから学び、バレーボールの技術を磨いていきたいと思う。世界には自分と同じ年代でトップレベルで戦っている選手がいるし、身長が高くてスキルのある選手が多い。今日のイラン戦では年齢の近い選手が多く、とても刺激を受けたし、負けられないという気持ちはより一層強くなった」

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9月18日 日本×チャイニーズタイペイ 準決勝
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 3 25 22 25 25
チャイニーズタイペイ 1 16 25 21 20

 

【第1セットのスタメン】

石川 祐希14
アウトサイドヒッター
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki

  1. パワーバレー・ ミラノ (イタリア)
  2. 1995-12-11
  3. 191cm/84kg
藤井 直伸3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu

  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
山内 晶大6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro

  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/80kg
李 博15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku

  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 193cm/82kg
宮浦 健人19
オポジット
宮浦 健人
MIYAURA, Kento

  1. ジェイテクトSTINGS
  2. 1999-02-22
  3. 189cm/78kg
高梨 健太7
アウトサイドヒッター
高梨 健太
TAKANASHI, Kenta

  1. ウルフドッグス名古屋
  2. 1997-03-25
  3. 189cm/78kg
山本 智大20
リベロ
山本 智大
YAMAMOTO, Tomohiro

  1. 堺ブレイザーズ
  2. 1994-11-05
  3. 171cm/69kg

【戦評】

【第1セット】

勝利した方が世界選手権の切符を手に入れる大一番、日本は宮浦健人選手のバックアタックや高梨健太選手のパイプ攻撃などでチャイニーズタイペイのディフェンスを圧倒し、8-3と一気に主導権を握った。さらに高梨選手のキレのあるスパイクで得点すると、中盤はセッター・藤井直伸選手とミドルブロッカー・李博選手のホットラインが機能し、3連続クイック攻撃などで18-10とさらにリードを広げた。終盤も2枚替えで大宅真樹選手と大竹壱青選手を投入し、危なげなく試合を運ぶと、最後は李選手のクイック攻撃が決まり25-16。日本が大差をつけて第1セットを先取し、決勝進出に向け好スタートを切った。

【第2セット】

序盤はサイドアウトの応酬となり、2点以上点差のつかないシーソーゲームが繰り広げられた。中盤、山内晶大選手のクイック攻撃や宮浦選手の相手コート奥深くに突き刺さるバックアタックなどで連続得点し、11-10と日本が流れを掴みかけたところでチャイニーズタイペイがタイムアウトを要求した。その策が功を奏したか、チャイニーズタイペイはタイムアウト直後にブロックなどで3連続得点し、11-13と日本からリードを奪った。ここで日本はキャプテンの石川祐希選手をベンチに下げ、大塚達宣選手を投入。その大塚選手のスパイクや宮浦選手の相手の意表を突くプッシュ攻撃などで15-14と逆転に成功、日本がこのまま押し切るかに思われた。しかし、チャイニーズタイペイにブロックやサービスエースを決められて17-19と再びリードを許すと、最後はネット上の押し合いで競り負け22-25。第2セットを奪われセットカウントを1-1とされた。

【第3セット】

最初の1点目を石川選手のスパイクでものにすると、李選手のクイック攻撃とブロックなどで7-4とリードを奪い、チャイニーズタイペイは早くも1回目のタイムアウトを要求した。日本はチャイニーズタイペイに立て直しを図る隙を与えず、その後も山内選手のクイック攻撃や高梨選手のパイプ攻撃などで得点を重ね、16-12とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤、3連続失点を喫し1点差まで迫られた日本であったが、日本の大黒柱・石川選手の奮闘がチームを鼓舞し、最後は大竹選手のバックアタックで25-21。第3セットをものにし、勝利に王手をかけた。

【第4セット】

チャイニーズタイペイのサービスエースで始まった第4セット、日本のスパイクミスや強烈なパイプ攻撃などでチャイニーズタイペイにペースを握られ、6-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その直後に相手のサーブミスで得点した日本は、石川選手の3連続スパイクで10-8と逆転に成功、さらに李選手のクイック攻撃などで得点し、13-11でこのセットを折り返した。その後、チャイニーズタイペイの猛攻により再びリードを奪われたが、このセットから入った小野寺太志選手のクイック攻撃で反撃の狼煙を上げると、石川選手のブロックやスパイク、李選手のブロックなどで7連続得点を挙げ、21-16と一気にゲームを支配した。終盤、チャイニーズタイペイにブロックなどで点差を縮められたが、最後は大竹選手のブロックが決まり25-20。セットカウント3-1でチャイニーズタイペイに勝利した日本は、来年ロシアで開催される世界選手権の切符を獲得するとともに、2大会ぶりの本大会決勝進出を決めた。

【コメント】

中垣内祐一監督
「我々が思うようなプレーができなかったということもあったが、チャイニーズタイペイもかなりレベルが上がっていた。セルビア出身の監督を招聘して強化して、年々着実に力をつけているし、面白い選手もいる。サーブがきっちりと機能しないところに我々がペースを掴めない原因があると思う。決してサーブを練習してこなかった訳ではないが、どうもしっくりきていない。第4セットの小野寺(太志選手)のような安定したサーブが入ると、その途端に我々のペースで試合が進むが、なかなかそうならないところにもどかしさを感じる。(ブロックについては)今日は相手が打ってくるところがわかってはいたが止めきれなかった。最後は連続で止めることができたが、ストレスの溜まる試合だった。今日は髙橋(藍選手)の足の調子がいまひとつだったので、高梨(健太選手)をスタートから起用した。高梨はネーションズリーグの時から、ピンチの時に出場して多くのケースで活躍している。スーパーサブ的な働きをずっとしてくれている。厳しい中でサーブレシーブにディフェンスと、何本もいいプレーがあった。よく頑張りながら耐えている、という印象。ブロックも非常によく、シャットアウトを得るプレーが多い。課題のサーブレシーブも日々向上している。今日は真ん中にいて、何本かいいディグが立て続けにあった。そこに救われた感がある」

キャプテン・石川祐希選手

「世界選手権の切符を勝ち取れてよかった。この大会で僕たちが目標としているのは優勝なので、明日は勝ち切って優勝したい。今日の試合については、1セット目はいい流れで入ることができて、最後まで自分たちのペースでプレーできたが、2セット目はミスが増えて相手のペースになり、修正ができなかった。3、4セットは少しミスがあった中、なんとか勝つことができた。この大会は3連戦して1日休んでまた4連戦、というタイトなスケジュールで、集中力を切らさないことが非常に難しい。すごくいいプレーがそれほど出ているわけではなく、中国戦も負けてしまったが、それでも勝ち切って決勝まで進み、最低限の目標である世界選手権の切符を獲ることができた。選手のみんなは本当によくやっていると思う」

高梨健太選手

「非常に苦しい展開で、全セットで相手を追う形になったが、集中を切らさずチーム一丸となって戦えたことで、勝つことができた。世界選手権の切符を取れたことは非常に嬉しい。来年開催される大会だが、そこでもいいパフォーマンスができるようにコンディションを整えていきたい。(チームでどんな役割を担うかについては)こだわりはなく、いつ出てもいいようにしっかりと準備はしている。途中から出たら流れを変えること、スタートからならどれだけ苦しい展開になっても勝ち切れるような選手になりたいと思っている。今日の出来は悪くはなかったが、途中でレセプションが乱れたり、ブレイクを取られたりしたので、そこを1本で切れれば違う展開になっていたと思う。試合に出られないときは悔しいし、出られた時は最大のパフォーマンスを出す準備をしている。中国戦は負けてしまい、オーストラリア戦は出番がなかった。そういう意味で今日はしっかり結果を出していかなければいけないと思っていたのでよかった」

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9月17日 日本×オーストラリア 順位決定予備戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝1敗
3 25 25 25
オーストラリア
1勝2敗
0 23 17 23

※勝敗数は順位決定予備戦同組で、予選グループリーグ戦で対戦済のチームとの成績も含む
(日本はカタール、オーストラリアは中国)

【第1セットのスタメン】

李 博15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku

  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 193cm/82kg
石川 祐希14
アウトサイドヒッター
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki

  1. パワーバレー・ ミラノ (イタリア)
  2. 1995-12-11
  3. 191cm/84kg
藤井 直伸3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu

  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
宮浦 健人19
オポジット
宮浦 健人
MIYAURA, Kento

  1. ジェイテクトSTINGS
  2. 1999-02-22
  3. 189cm/78kg
髙橋 藍12
アウトサイドヒッター
髙橋 藍
TAKAHASHI, Ran

  1. 日本体育大2年
  2. 2001-09-02
  3. 188cm/72kg
小野寺 太志2
ミドルブロッカー
小野寺 太志
ONODERA, Taishi

  1. JTサンダーズ広島
  2. 1996-02-27
  3. 201cm/98kg
山本 智大20
リベロ
山本 智大
YAMAMOTO, Tomohiro

  1. 堺ブレイザーズ
  2. 1994-11-05
  3. 171cm/69kg

【戦評】

【第1セット】

世界選手権の切符を狙う日本にとって絶対に落とせないこの試合、日本は序盤、宮浦健人選手のバックアタックや李博選手のサービスエースなどで得点するが、ミスが続き7-8とオーストラリアのリードで試合が進んだ。中盤もオーストラリアの絶対的エースであるトーマス・エドガー選手の高い打点から繰り出されるスパイクに苦戦し、13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、2枚替えで大宅真樹選手と大竹壱青選手が投入されると悪い流れが一転、キャプテン・石川祐希選手のパイプ攻撃や大竹選手のスパイクが決まり、18-18と同点に。さらに大宅選手のディグから石川選手が得点に結びつけるなど怒涛の6連続得点で21-18と一気に逆転に成功した。この流れのまま終盤も日本が着実に得点を重ね、最後は相手のスパイクミスで25-23。日本が第1セットを先取した。

【第2セット】

第1セットを逆転に導いた大宅選手と大竹選手をスタートから起用し臨んだ第2セット、髙橋藍選手のブロックアウトで先制点を挙げると、続けて石川選手の相手前衛を狙ったサーブがオーストラリアの守備を崩し、4-0と幸先良いスタートを切った。その後も小野寺太志選手のクイック攻撃や、大竹選手のブロックを弾き飛ばす豪快なスパイク、エドガー選手を仕留めるキルブロックなどで得点を重ね、12-10と日本がリードをキープ。さらに13点目を李選手のスパイクでものにすると、小野寺選手のブロック、石川選手のスパイクなどで5連続得点し、18-10と一気に点差を広げた。20点を越えても日本は主導権を手放すことなく、最後は相手のサーブミスで25-17。セットカウントを2-0とした。

【第3セット】

準決勝進出に王手をかけ臨んだ第3セット、李選手のクイック攻撃で先制点を挙げると、大竹選手や髙橋選手のスパイクなどで得点を重ね8-6と、日本が2点リードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。しかし中盤、オーストラリアはエドガー選手のサーブから3連続得点で息を吹き返し、13-14と逆に日本が追う展開となった。その後もオーストラリアのリードで試合が進んだが、日本は石川選手のパイプ攻撃で相手の流れを断ち切ると、終盤には小野寺選手のBクイックで20-19と逆転に成功した。ここでオーストラリアはたまらずタイムアウトを要求するが、その後も日本の勢いは止まらず、最後はエドガー選手のバックアタックを李選手がシャットアウトし、25-23。セットカウント3-0のストレートでオーストラリアを下し、日本が準決勝進出を決めた。

【コメント】

中垣内祐一監督
「1セット目序盤から(トーマス・)エドガー選手を中心にオーストラリアにいい調子で進められたが、エドガーは(スパイクの)本数が増えると疲れてくるのはわかっていたので、1セット目の後半からは我々のペースで進められた。そのきっかけを作ったのは山本(智大選手)のディグであり、大宅(真樹選手)のディグでもあった。大宅や大竹(壱青選手)が入ったことで、いい調子になり自分たちのペースになった。そういう意味では大宅は今日の試合で頑張っていた。2セット目もいいサーブが入っていた。ただ、クイックがなくなり攻撃が単調になるのはまだ課題点。昨日の試合で選手たちは相当なフラストレーションを抱えたので、それを払拭させるような話がそれぞれからあった。我々が話をするということではなく選手自身が今日に向けてメンタルを整え、しっかりと気持ちを持って取り組むことができた。昨日は中国が最高にいい調子で、我々が最低の調子という試合になった。そういう試合もたまにはある。今日は違うスタートになるだろうという思いも非常に強かったし、自信を持って取り組みさえすれば我々のペースで進むと確信していた。選手たちには我々が東京オリンピックで得たプライド、自信をしっかりとコートで出していこう、と伝えた」

キャプテン・石川祐希選手
「しっかり3-0で勝って、順位決定予備戦E組を1位通過することができてよかった。1セット目は昨日の悪い流れが少しあったが、途中から入った大宅(真樹選手)、大竹(壱青選手)に流れを変えてもらったと思うし、その後の第2、3セットも彼らのいいプレーに助けられた。また、山本(智大)選手のディフェンスが今日は機能していて、ディフェンスで繋いで相手のミスを誘うことができた。攻撃でもチャンスが多かったことが今日の勝因だと思う。大宅選手が入ったことで流れが変わったと感じた。大宅選手とは日本代表でともに活動する期間は少ないが、ユース、ジュニアからトスをよく合わせていた。彼との信頼関係であったり、欲しい球が上がってくるということはわかっていたので心配はしていなかった。大宅選手はトスだけでなく、ブロックタッチを取ったり、ディフェンスやディグもすごくいい選手なので、今日の1セット目はそれに助けられた」

大宅真樹選手

「なかなかチャンスが少ない中、チャンスをいただけたのもすごく嬉しかったし、勝てたことで自分に自信が持てる試合になった。昨日の中国戦であのような試合展開になったにもかかわらず、2枚替えでも起用されなかったことで、まだスタッフから信頼を得られていないと肌で感じたし、正直自分に対して苛立ちもあったが、今日はそれをモチベーションに変えた。使ってもらえて思い切りプレーができた。特に何かを意識してということではなく、スパイカーは優秀な選手が揃っているので、とにかく丁寧に上げることを意識して試合に入った。(今日の試合では)チームに火をつけたいという意図を持ってコートに入ったので、まずは石川(祐希)選手に託してリズムを作っていく、という流れが頭の中でできていた。(石川選手は)同期でキャプテンでもあるので信頼している。打ちづらいトスも多かったが軟打やブロックに当てて決めてくれたのですごく助かった。(スパイクが決まらなかったあとすぐに同じ選手にトスを上げたのは)自分のトスのせいで潰してしまったという気持ちがあったので、もう1度挑戦して、自分に自信を付けるためにももう1度使って、勢いを持っていけるようにということを意識していた」

【順位決定予備戦 最終順位】

E組

1位 日本(2勝1敗、勝点6、セット率2.333)

2位 中国(2勝1敗、勝点6、セット率1.333)

3位 カタール(1勝2敗、勝点4)

4位 オーストラリア(1勝2敗、勝点2)

F組

1位 イラン(3勝0敗)

2位 チャイニーズタイペイ(2勝1敗)

3位 パキスタン(1勝2敗)

4位 韓国(0勝3敗)

G組

1位 バーレーン(3勝0敗)

2位 インド(2勝1敗)

3位 クウェート(1勝2敗)

4位 ウズベキスタン(0勝3敗)

H組

1位 サウジアラビア(3勝0敗)

2位 カザフスタン(2勝1敗)

3位 タイ(1勝2敗)

4位 ホンコンチャイナ(0勝3敗)

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9月16日 日本×中国 順位決定予備戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝1敗
1 19 29 21 19
中国
1勝1敗
3 25 27 25 25

※勝敗数は順位決定予備戦同組で、予選グループリーグ戦で対戦済のチームとの成績も含む
(日本はカタール、中国はオーストラリア)

【第1セットのスタメン】

髙橋 藍12
アウトサイドヒッター
髙橋 藍
TAKAHASHI, Ran

  1. 日本体育大2年
  2. 2001-09-02
  3. 188cm/72kg
宮浦 健人19
オポジット
宮浦 健人
MIYAURA, Kento

  1. ジェイテクトSTINGS
  2. 1999-02-22
  3. 189cm/78kg
李 博15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku

  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 193cm/82kg
小野寺 太志2
ミドルブロッカー
小野寺 太志
ONODERA, Taishi

  1. JTサンダーズ広島
  2. 1996-02-27
  3. 201cm/98kg
藤井 直伸3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu

  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
石川 祐希14
アウトサイドヒッター
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki

  1. パワーバレー・ ミラノ (イタリア)
  2. 1995-12-11
  3. 191cm/84kg
山本 智大20
リベロ
山本 智大
YAMAMOTO, Tomohiro

  1. 堺ブレイザーズ
  2. 1994-11-05
  3. 171cm/69kg

【戦評】

【第1セット】

李博選手のクイック攻撃や宮浦健人選手のバックアタックなどで得点し、幸先良いスタートを切ったかに思われた日本だったが、序盤にサーブミスが続いてしまい、7-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後は中国のリードで試合が進む中、キャプテン・石川祐希選手の奮闘によりなんとか点差を離されず13-13の同点に。しかし、クイック攻撃で中国に得点を許すと、日本は長身選手を揃える中国の高い壁とサーブに苦戦、6連続失点を喫し14-21と一気に引き離された。終盤、途中出場の高梨健太選手がスパイクで応戦するも、最後はサーブミスにより19-25で中国に第1セットを奪われた。

【第2セット】

日本は第1セット終盤からコートに入った高梨選手をスタートから起用。その高梨選手のスパイクで得点すると、中国のミスや宮浦選手のサービスエースなどで5連続得点を挙げ6-2と、日本のペースで試合が進むかに思われた。しかし、日本のミスと中国のサービスエースで今度は5連続失点を喫し、8-10と逆転を許した。中盤、宮浦選手のバックアタックや石川選手のスパイクなどで得点する日本に対し、レフトからのスパイクとクイック攻撃を織り交ぜ、淡々と得点を重ねる中国が、互いに一歩も譲らないサイドアウトの応酬となった。終盤もシーソーゲームは続き、ゲームはデュースに突入。石川選手のサービスエースや藤井直伸選手の強気なトス回しなどでついに逆転に成功すると、最後は中国のスパイクミスで29-27。第2セットを取り返し試合を振り出しに戻した。

【第3セット】

序盤、セッター・藤井選手が相手ブロックを0枚にする巧みなセットから宮浦選手の強烈なスパイクが決まるなどしたが、中国のサーブとブロックが日本の勢いを封じ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後、中国のミスと李選手の空中でブロックをかわすクイック攻撃で3連続得点し8-10まで点差を詰めたが、それ以降はサイドアウトを奪い合いながら終盤へ。一歩前に出てこのセットを奪いたい日本であったが、要所でミスが出てしまい、最後はスパイクミスで21-25。第3セットを取られ、セットカウント1-2とされた。

【第4セット】

後がない日本は、藤井選手がセンター線とサイドからの攻撃を絶妙に操り3連続得点を挙げると、8-5と幸先良いスタートを切った。しかし、テクニカルタイムアウトが明けた直後、日本のサーブミスから中国の強烈なスパイクとサーブを決められて、8-10と逆転を許した。中盤、李選手や高梨選手のスパイクで応戦するが、中国の高さのあるブロックに連続失点を喫するなどでさらに点差を広げられ、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本は途中出場のオポジット・大竹壱青選手のブロックアウトなどで得点したものの、終盤中国はクイック攻撃を中心に攻撃を組み立て、つけ入る隙を与えない。最後も強烈なBクイックを決められ、19-25。日本は第4セットも落とし、セットカウント1-3で中国に敗れた。

【コメント】

中垣内祐一監督
「完敗だった。我々のスタートがよくなかったというのもあるが、中国はプレーがアグレッシブだった。5月に(東京オリンピックの)テストマッチをしたときより、サーブ、ディフェンス、ブロックもかなりよくなっている印象を受けた。新しい監督、スタッフの下で強化されていると感じた。日本のブロックが1本だったのに対して、中国は17本あった。相当ブロックの差が大きかった。中国のブロックは穴が少なく、前に出てくる、よく相手を見ていると感じた。ディフェンスに関しても、以前は床に落ちるときに目で追うような、単調、淡白なものが多かったが、身を挺してボールに突っ込んで繋げるシーンが多かったように思った。それでも競ったときには中国もミスを出してくれるが、取ったセット以外は競るところまで行けず、終始中国ペースで試合が進み、のびのびプレーさせてしまったところに今日我々が完敗した理由があると思う。今日はサーブが鍵で、いいサーブが22番の選手に入っていければ十分チャンスがあると思ったが、1セット目はサーブミスからスタートしたこともあり、自分たちのペースで試合が進んでいかなかったように思う」

キャプテン・石川祐希選手
「特にブロックされるケースが非常に多かった。そこで僕たちが流れを掴めず、逆に中国に流れを渡してしまった。負けるケースとしてはオリンピックでもそうだったが、被シャットアウトが増えると僕たちは流れを作れず、なかなかブレイクを取れなくてこのような展開になってしまう。それが今日の敗因。(オリンピック後最初の敗戦を受けて)勝つのはどの相手でも簡単ではない。自分たちのプレーができなければどこのチームにも負けてしまう。常にベストプレーを出さなければ世界では勝てないと感じた。すぐ明日試合があり、勝たなければ準決勝に進出することができない。明日の試合でベストを尽くせるようにこのあと準備をしていこうと話した。全員がベストコンディションで臨むと思うので心配はしていないが、今日はリズムをうまく作れなかったのでそこが課題点。明日はリズム、試合の入りを僕が意識的に作っていく必要があると思う」

宮浦健人選手
「相手の高いブロックに阻まれてしまう場面が多く、終始相手のペースで攻められる展開になってしまった。(中国のブロックは)高さに加えて、ブロックがしっかり(ネットの)前に出てきていて、空中での駆け引きがうまく、やりづらさがあった。まずは厳しいコースに、(サイド)ライン(上のコース)が締められてしまったらクロスにしっかり叩くこと、あとはブロックアウトや相手のブロックの指先を狙おうとしていた。それができた場面もあれば、下に打ってしまい、相手の腕に当ててブロックに捕まることもあった」

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9月14日 日本×インド 予選グループリーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3勝
3 25 25 25
インド
3敗
0 15 15 18

【第1セットのスタメン】

山内 晶大6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro

  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/80kg
石川 祐希14
アウトサイドヒッター
石川 祐希
ISHIKAWA, Yuki

  1. パワーバレー・ ミラノ (イタリア)
  2. 1995-12-11
  3. 191cm/84kg
藤井 直伸3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu

  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
宮浦 健人19
オポジット
宮浦 健人
MIYAURA, Kento

  1. ジェイテクトSTINGS
  2. 1999-02-22
  3. 189cm/78kg
大塚 達宣5
アウトサイドヒッター
大塚 達宣
OTSUKA, Tatsunori

  1. 早稲田大3年
  2. 2000-11-05
  3. 194cm/80kg
小野寺 太志2
ミドルブロッカー
小野寺 太志
ONODERA, Taishi

  1. JTサンダーズ広島
  2. 1996-02-27
  3. 201cm/98kg
山本 智大20
リベロ
山本 智大
YAMAMOTO, Tomohiro

  1. 堺ブレイザーズ
  2. 1994-11-05
  3. 171cm/69kg

【戦評】

【第1セット】

最初の2戦を欠場したキャプテン・石川祐希選手がスタートから出場。その石川選手の3連続サービスエースなどで6-1と序盤から大きなリードを奪った日本は、その後も大塚達宣選手のブロックアウトなどで得点を重ね、8-4で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤からはオポジット・宮浦健人選手がサービスエースやバックアタックで得点を量産し、日本が主導権を握ったまま終盤へ。20点以降、セッターの藤井直伸選手がクイック攻撃を果敢に使い、ブロッカーに的を絞らせないトスワークでインドを翻弄すると、最後は山内晶大選手のコート奥を狙ったクイック攻撃で25-15。日本が第1セットを先取した。

【第2セット】

序盤はクイック攻撃を多用するインドに、日本は大塚選手や石川選手のスパイクで応戦し、サイドアウトの応酬となった。しかし、宮浦選手が相手の意表を突くフェイントで得点すると、リベロ・山本智大選手の体を張ったディグから石川選手の強烈なスパイクなどで4連続得点し、11-7とリードを広げた。中盤以降、小野寺太志選手のクイック攻撃や大塚選手のパイプ攻撃、宮浦選手のバックアタックなどで日本が19-12とリードを広げると、たまらずインドはタイムアウトを要求した。しかし、このセットでスタートから起用された李博選手のスピードのあるクイック攻撃とサービスエースで、日本が終盤も着実に得点を重ね、最後は石川選手からの難しいトスを大塚選手が決めきり25-15。日本がセットを連取しセットカウントを2-0とした。

【第3セット】

李選手と藤井選手のコンビネーションで幸先良いスタートを切った日本は、この試合で安定したプレーを見せる大塚選手のスパイクや、宮浦選手の豪快なバックアタックでリードを保ち、8-5で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤は宮浦選手のブロックや大塚選手のパイプ攻撃、サービスエースなどで17-12とすると、その後は石川選手がブロックとスパイクでさらに勢いをもたらし、終盤に突入した。インドはこの試合で決定率の高いクイック攻撃で応戦するが、日本は宮浦選手のブロックや大塚選手のコート奥いっぱいを狙ったスパイクで得点し、最後はインドのサーブミスで25-18。インドに20点を取らせることなく勝利した日本は、予選グループリーグ戦A組を1位で通過した。

【コメント】

中垣内祐一監督
「石川(祐希選手)がチームに復帰して、若い選手も安心したのか、終始我々のペースでのびのびやれたと思う。特に宮浦(健人選手)、大塚(達宣選手)は安定したプレーをしていた。大塚は初戦であまりいい活躍ができず、次の試合は出場機会がなかったので、なんとかその力を見せたい、活躍したいという思いが強かったと思う。宮浦に関してはブロックもスパイクも、ディフェンスも非常によくやれていた。今日は石川、宮浦、大塚が3人揃って8割5分くらいのスパイク決定率があった。そういう意味では楽なゲームだったと思う」

キャプテン・石川祐希選手
「しっかりと勝ち切るべき相手に、3-0で1セットも取られずに勝つことができたのは良かった。怪我で2試合休ませてもらい、3戦目で復帰した。これからに繋がる試合ができたと思っている。(先の2試合で)チームにあまり締まりがないと感じていた。楽しむことも笑顔を見せることも必要ではあるが、そこを切り替えようと、メリハリをつけようと意識してコートに入った。新しく入った選手やオリンピックで出場機会のなかった大塚選手はこの大会からだと思っている。(大塚選手は)1戦目は思うようなプレーができなかったと思うので、彼の持っているものを引き出せるような環境作りや、宮浦選手ら新しく入ってきた選手がプレーしやすい雰囲気(作り)だったりと、責任を持ってプレーしてもらうことを考えながらこの試合に入った」

大塚達宣選手
「予選グループリーグ戦の最終戦なので、試合に出る、出ないに関わらず、チームで勝ちにいこうと話していた。今日はここまでの3試合で、チームとして1番いい戦い方ができたのではないかと思う。3-0で勝ち切ることができてよかった。初戦は自分のいいプレーと悪いプレーがはっきり出た。それをネガティブに捉えず、次のプレーのことを意識した。昨日の試合前の練習などで、プレーだけでなく気持ちの面でも『次に次に』という気持ちでやったことが、今日はいい方向に出たのではないかと思う。東京オリンピックではなかなか出場機会がなく、率直に悔しかった。アジア選手権は今シーズン最後の大会であるものの、次のパリオリンピックに向けたチームとしての初めての大会という位置づけにあると考えているので、この1年やってきたことをまず全部出して、色々なことにどんどん挑戦していきたいと思っている」

【予選グループリーグ戦 最終順位】

A組

1位 日本(3勝0敗)

2位 カタール(2勝1敗)

3位 バーレーン(1勝2敗)

4位 インド(0勝3敗)

B組

1位 イラン(3勝0敗)

2位 パキスタン(2勝1敗)

3位 タイ(1勝2敗)

4位 ホンコンチャイナ(0勝3敗)

C組

1位 オーストラリア(3勝0敗)

2位 中国(2勝1敗)

3位 クウェート(1勝2敗)

4位 ウズベキスタン(0勝3敗)

D組

1位 チャイニーズタイペイ(3勝0敗)

2位 韓国(2勝1敗)

3位 サウジアラビア(1勝2敗)

4位 カザフスタン(0勝3敗)

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9月13日 日本×バーレーン 予選グループリーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝
3 23 25 25 25
バーレーン
1勝1敗
1 25 17 23 16

【第1セットのスタメン】

髙橋 藍12
アウトサイドヒッター
髙橋 藍
TAKAHASHI, Ran

  1. 日本体育大2年
  2. 2001-09-02
  3. 188cm/72kg
大宅 真樹13
セッター
大宅 真樹
OYA, Masaki

  1. サントリーサンバーズ
  2. 1995-04-23
  3. 178cm/70kg
福山 汰一9
ミドルブロッカー
福山 汰一
FUKUYAMA, Taichi

  1. ジェイテクトSTINGS
  2. 1993-12-20
  3. 191cm/78kg
山内 晶大6
ミドルブロッカー
山内 晶大
YAMAUCHI, Akihiro

  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1993-11-30
  3. 204cm/80kg
大竹 壱青4
オポジット
大竹 壱青
OTAKE, Issei

  1. パナソニックパンサーズ
  2. 1995-12-03
  3. 201cm/98kg
高梨 健太7
アウトサイドヒッター
高梨 健太
TAKANASHI, Kenta

  1. ウルフドッグス名古屋
  2. 1997-03-25
  3. 189cm/78kg
小川 智大17
リベロ
小川 智大
OGAWA, Tomohiro

  1. ウルフドッグス名古屋
  2. 1996-07-04
  3. 176cm/66kg

【戦評】

【第1セット】

昨日のカタール戦から大きくスターティングメンバーを入れ替えた日本、序盤は髙橋藍選手のスパイクや大竹壱青選手のフェイントなどで得点を重ねたが、バーレーンのクイック攻撃に対応できずサイドアウトの応酬となった。8-7でテクニカルタイムアウトを迎えた後も、互いにスパイクで得点を奪い合う展開となった。高梨健太選手や髙橋選手のスパイク、福山汰一選手のブロックなどでバーレーンに対し僅差ながらもリードを守っていたが、セット終了間際に互いが24点目を争う場面でスパイクミスが出てしまい、23-24と逆転を許した。1点を返しデュースに持ち込みたい日本であったが、最後はバーレーンのブロックに掴まり、23-25で第1セットを落とした。

【第2セット】

序盤は、シーソーゲームの展開となった。髙橋選手や大竹選手のスパイクで得点を重ねたが、サーブミスによる失点で流れを引き寄せることができない。しかし、8-7でテクニカルタイムアウトを迎えた後、髙橋選手のブロックや福山選手のサービスエースなどで3連続得点し、11-7と4点のリードを奪った。立て直しを図るため、ここでタイムアウトを要求したバーレーンであったが、日本は大竹選手の連続得点でさらに勢いを増し、16-9とリードを大きく広げた。その後も髙橋選手のパイプ攻撃や大竹選手のライトからのスパイクで着実に得点を重ねた日本、最後は相手のサーブミスで25-17。1セットを取り返し、試合を振り出しに戻した。

【第3セット】

序盤から髙橋選手の豪快なブロックアウトで連続得点した日本だったが、相手もブロックアウトで対抗し、このセットもサイドアウトの応酬となった。日本は、ミドルブロッカー・李博選手と福山選手のスピードと幅を効かせたクイック攻撃でバーレーンのディフェンスを翻弄するも、なかなか点差を広げられない。さらにバーレーンも時間差攻撃を織り交ぜるなど多彩な攻撃で日本ブロックに的を絞らせないバレーを展開し、10-10と1点を争う展開が続いた。しかし、メンバーチェンジで宮浦健人選手がコートに投入されると、セッター・大宅真樹選手は宮浦選手にボールを集め連続得点。そして先に20点台に乗った日本は、髙橋選手のサイドラインを狙ったサービスエースや途中出場した小野寺太志選手のBクイックで得点を重ねた。最後は髙橋選手がスパイクを決め、25-23。セットカウントを2-1とし、この試合での勝利に王手をかけた。

【第4セット】

バーレーンのクイック攻撃やブロックアウトで0-3と3点ビハインドでスタートした第4セット、日本は序盤、髙橋選手のブロックアウトや宮浦選手のバックアタックなどで得点したが、サーブミスやスパイクミスで思うように主導権を握れず、6-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。しかしその後、宮浦選手、髙橋選手のスパイクや李選手のブロックなどで4連続得点し、一気に逆転。その後も高梨選手のスパイクなどでリードを保ち、16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。さらに、小野寺選手の強烈なクイック攻撃で得点を20点台に乗せると、髙橋選手のブロックとサービスエース、李選手・藤井直伸選手の息の合ったコンビネーションで24点目に到達。最後は高梨選手のプッシュ攻撃で25-16。第1セットは落としたものの、第2セット以降立て直しに成功した日本がセットカウント3-1でバーレーンに勝利した。

【コメント】

中垣内祐一監督
「(第1セットは)真ん中からのクイックが使えず、髙橋(藍選手)、高梨(健太選手)中心のバレーボールになってしまった。単調なバレーボールをしたことが、バーレーンの良さを引き出してしまった。最後に山本(智大選手)が入ってディグ(強打レシーブ)までつながり、速いラリーから藤井(直伸選手)がトスを散らして、ようやく我々のバレーボールになった。終始調子のいい両アウトサイドヒッターに助けられた試合だった。序盤は髙橋、高梨の個の力で、中盤以降はチームとして戦えていたという認識。アウトサイドヒッターの2人が非常によく頑張れたことは、我々にとってはいいニュースだが、(アウトサイドヒッターに頼る)単調なバレーボールは我々の目指すものではない。もっと複雑に絡み合う、ディフェンスから速い展開をしていくのが我々のバレーボール。それをスタートからできなかったことが、今日1セットを落とした原因でもある。一方で西田(有志選手)や石川(祐希選手)がいないなかで、両アウトサイドヒッターの2人が頑張れたことは、選手層を厚くするという意味でこの大会において評価できる点である」

福山汰一選手
「(今日の試合でスタートから出場することは)早い段階から教えてもらっていたので、その準備ということで、昨日の試合より今日の試合に向けて相手のデータを確認し、どういうバレーをするのかを自分の中に落とし込もうと準備をしていた。1セット目にブロックはできたが、(トスが)上がるところを分かっていながらクロスに抜かれる場面が多く、その結果最後の方で交代になってしまった。そこが最大の課題だと思うので、また精進していきたい。ブロックを1番苦手としていたが、それを磨いたことで攻撃とブロックを評価されてここにいると思う。身長がない分相手を分析して追いかけて、ブロックタッチでもシャットアウトでも、1本でも多くできるように頑張りたい」

髙橋藍選手
「1セット目を取られてしまったことは反省しないといけない。リズムを作れなかったこと、サーブからディフェンスができずブレイクに繋がらなかったことが1番の原因であると思う。明日に向けて修正して、1セット目から自分たちのリズムでバレーボールをできるようにしたい。頼れるエースである石川(祐希)選手がいないので、取りたい点数の時に誰が決め切るのかが大事になる。それがこの試合でもあった。拮抗した場面で1点取られたときに自分たちがやり返すことが勝つために必要だと思う。(メンバーを入れ替えて臨む本大会で)自分はチームがしんどい時の1点目を取ることを意識してやっているので、そういう場面で点が取れたことは自信にしてもいいのではないかと思う」

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9月12日 日本×カタール 予選グループリーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 25 25 25
カタール
1敗
0 20 23 21

【第1セットのスタメン】

髙橋 藍12
アウトサイドヒッター
髙橋 藍
TAKAHASHI, Ran

  1. 日本体育大2年
  2. 2001-09-02
  3. 188cm/72kg
宮浦 健人19
オポジット
宮浦 健人
MIYAURA, Kento

  1. ジェイテクトSTINGS
  2. 1999-02-22
  3. 189cm/78kg
李 博15
ミドルブロッカー
李 博
LEE, Haku

  1. 東レアローズ
  2. 1990-12-27
  3. 193cm/82kg
小野寺 太志2
ミドルブロッカー
小野寺 太志
ONODERA, Taishi

  1. JTサンダーズ広島
  2. 1996-02-27
  3. 201cm/98kg
藤井 直伸3
セッター
藤井 直伸
FUJII, Naonobu

  1. 東レアローズ
  2. 1992-01-05
  3. 183cm/78kg
大塚 達宣5
アウトサイドヒッター
大塚 達宣
OTSUKA, Tatsunori

  1. 早稲田大3年
  2. 2000-11-05
  3. 194cm/80kg
山本 智大20
リベロ
山本 智大
YAMAMOTO, Tomohiro

  1. 堺ブレイザーズ
  2. 1994-11-05
  3. 171cm/69kg

【戦評】

【第1セット】

東京オリンピック後最初の大会での初戦、日本はスターティングメンバーに大塚達宣選手や日本代表戦デビューの宮浦健人選手を起用。序盤から李博選手のクイック攻撃や宮浦選手のバックアタックなどで得点を重ねた日本は、藤井直伸選手のサービスエースで8-5とリードして1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も宮浦選手のコート奥いっぱいを狙ったスパイクや、小野寺太志選手の鋭いBクイックでリードをキープし、18-8で大竹壱青選手と大宅真樹選手を2枚替えで投入。その大竹選手のストレートを狙った強烈なスパイクで得点し、この流れのままセットを先取したいところであったが、カタールに4連続失点を喫するなど、23-18まで詰め寄られた。しかし、最後は途中出場の高梨健太選手がしっかりと決め、25-20で第1セットを先取した。

【第2セット】

第1セットの勢いのまま攻撃を仕掛けてくるカタールに対し互角の争いとなった。髙橋藍選手の連続パイプ攻撃で得点するも、相手もサービスエースなどで対抗し、1回目のテクニカルタイムは7-8とカタールのリードで迎えた。小野寺選手のブロックやBクイック、大塚選手が自らのサーブレシーブから攻撃を仕掛けるなど、多彩な攻撃で先手を取るが、カタールもレフトからの強烈なスパイクなどで対抗し、2回目のテクニカルタイムも16-15の僅差で迎えた。しかし、2枚替えで入った大竹選手のスパイクで得点すると、高梨選手が相手のレフトからのスパイクをブロックでシャットアウトするなど23-21と日本が一歩前に出た。最後は高梨選手のブロックアウトで25-23。2セットを連取し、セットカウントを2-0とした。

【第3セット】

第3セット、日本は大塚選手に代わり高梨選手をスターティングメンバーに起用。序盤は両チームとも一歩も譲らずサイドアウトの応酬となったが、李選手のブロックで均衡状態から抜け出すと、宮浦選手の意表を突いたフェイントなどで連続得点を挙げ、9-5とリードした。中盤以降、セッターの藤井選手が途中出場の大竹選手にボールを集めると、大竹選手は高い打点から繰り出されるスパイクで日本をさらに勢いづかせた。終盤、日本は髙橋選手のスパイクや相手のミスで得点を重ね、最後は大竹選手の豪快なブロックアウトで25点目を取り、25-21。セットカウント3-0のストレートでカタールに勝利し、本大会初白星を獲得した。

【コメント】

中垣内祐一監督
「久しぶりのお客さんの前での試合だったためか、押し込まれた感がある。スタートはすごくよかったが、いいジャンプフローターサーブで久しぶりに崩されたという印象。バレーボールネーションズリーグ、オリンピックでは(ジャンプフローターサーブに)そうそう苦しめられた感はなかったが、今日は1セット目の終わりから2セット目にやられた感じがある。しかし、高梨(健太選手)がサーブレシーブで安定感を発揮してくれたことが大きく、勝利の一因だと思っている。(石川祐希選手が欠場することで)もっと苦労すると思っていた。カタールにはスパイクをブロックの上から打たれるなど、強豪チームと大差のないプレーが随所に見られた。一方でディフェンスに粗さがあり、そういうところに我々が付け込む隙があると思った。相手ペースになるとセットを落とすこともあるかと思ったが何とか耐えきることができたのは、高梨の安定したプレーが大きかった。やはり石川は大黒柱であり、コートでは安定したポイントゲッターであるため、石川不在の中、追い込まれた時にどうなるかと不安はあったが、一方で自分たちの展開、ラリーを続けたり、早いテンポに持ち込んでいけば相手のミスを誘えると思った。ディフェンスからしつこいバレーに持ち込んでいけば、我々のプレースタイルで試合ができると思っていた。そう意味では最後は自分たちのペースにできたと思う」

宮浦健人選手
「入りはすごく緊張したが、最後まで戦って1勝できてほっとしている。今日は自分の中でベストを尽くすことを意識して試合に入り、それができたと思う。アンダーカテゴリーとシニアの大会を比較すると、相手のブロックが高く、ミドルはブロックの動きが早いと感じた。相手ブロックが1枚だと思ってクロスに打っても2枚目が出てくるし、高さも身体能力もあると感じた。高いブロックに対しては、自分の中に選択肢をたくさん持つことを意識して試合に臨んだ。ハイセットで3枚ブロックがある局面で、できるだけミスを減らすことや相手の嫌なところに返そうと心掛けた。相手の嫌なところに返すのはいいとは思うが、勝負する時はもっと勝負してもいいと思った」

髙橋藍選手
「まずはこの大会を運営してくださる関係者、本日応援してくださった方に感謝しています。お客さんが近くで応援してくださることで、いままでと違った力が出てくるし、心強いと感じた。(フロントで相手ブロックが3枚並ぶ場面でのリバウンドや攻撃に対する意識について)最初は少し様子を見てシャットアウトを食らうことがあったが、試合中に映像を見て通過点が下がっていることを確認し、修正することができた。(ブロックが)3枚来ても通過点を下げずにスパイクを打ったり、プッシュでリバウンドを取ることで、失点しないようにと常に意識していた」

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