- 11
- ミドルブロッカー
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) 女子バレーボール競技
-
- VOLLEYBALL
- BEACH VOLLEYBALL
- YEAR
-
- 2024
- 2023
- 2022
- 2021
- 2020
- 2019
- 2018
- 2017
- 2016
- 2015
- 2014
RESULTS
試合結果
最終順位
- 中国
- セルビア
- アメリカ
- オランダ
- ブラジル
- 日本
- 韓国
- ロシア
- アルゼンチン
- イタリア
- カメルーン
- プエルトリコ
個人賞
ウィングスパイカー賞 | 朱 婷[シュ,テイ](中国) |
---|---|
ウィングスパイカー賞 | ブランキツァ・ミハイロビッチ選手(セルビア) |
ミドルブロッカー賞 | ミレーナ・ラシッチ選手(セルビア) |
ミドルブロッカー賞 | フォルケ・アキンラデウォ選手(アメリカ) |
ベストリベロ賞 | 林 莉[リン,リ]選手(中国) |
ベストセッター賞 | アリーシャ・グラス選手(アメリカ) |
ベストオポジット賞 | ロンネケ・スローティエス選手(オランダ) |
MVP | 朱 婷[シュ,テイ](中国) |
日本の試合結果
8月16日 日本×アメリカ 準々決勝
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
―
0
16
23
22
–
–
アメリカ
―
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
中央、サイドからの攻撃を次々と仕掛けるアメリカに立て続けに連続得点を許すと、9-15、13-22とその差を広げられた。日本は宮下遥のツーアタック、石井優希のサービスエースで15-22と巻き返しを図ったが、最後はフォルケ・アキンラデウォにスパイクをシャットアウトされ、16-25で第1セットを失った。
第2セット
立ち上がり早々に喫した連続失点で、序盤はアメリカにリードを許したものの、石井のスパイクなどで応戦すると、アメリカにタッチネットなどのミスが目立ち、18-17とリードを奪った。日本は石井のスパイクや島村春世の得点で終盤まで接戦に持ち込んだが、ジョーダン・ラーソンにスパイクを決められ23-25でセットを落とした。
第3セット
キンバリー・ヒルの連続得点で8-13とリードを奪われると、日本は長岡望悠、石井のスパイクで応戦したものの、リードを広げられた。14-20で迎えた終盤、奮起した木村沙織がスパイクとブロックで4得点。さらに荒木絵里香のスパイクや島村のサービスエースで20-20と同点としたが、ヒルやアキンラデウォにスパイクを決められて22-25でアメリカに逃げ切られた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「世界ランキング1位・アメリカの速さと高さのあるサーブ、そしてブロックに苦戦したという印象。4年前のロンドンオリンピックとの1番の違いは『高さ』。世界には190センチ以上の選手が40名以上いるなかで、日本は(最長身の選手は)高くて186センチか187センチ。女子バレーもそういう時代になったのだなと感じる。この4年間、『世界と同じことをしていては勝てない』といろいろなことに挑戦したが、選手たちは本当に頑張ってくれた。今大会は初めてオリンピックを経験した選手が8人いる。次の大会(2020年東京)ではメダルを獲って欲しい」
キャプテン・木村沙織選手
「自分たちの目標としているところを達成することができずに残念。いいチームだったし、このチームでキャプテンができてよかった。最後に作った円陣では言葉が出てこなかったが、チームメイトに『4年間ありがとう』と伝えた。(第3セットの追い上げについて、)落としたら終わってしまうと思ったので、気持ちを込めて打った」
8月14日 日本×アルゼンチン 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝3敗
3
25
25
26
–
–
アルゼンチン
1勝4敗
0
23
16
24
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
木村沙織、石井優希らが得点でリードを奪ってはアルゼンチンに追い上げられるという展開になったが、リベロ・佐藤あり紗の攻守も光り15-12で折り返した。終盤、ミスが重なると21-23とアルゼンチンにリードを許したが、宮下遥のブロック、石井優希のスパイクで再度リードを奪い、25-23で第1セットを奪取した。
第2セット
一進一退の展開となった序盤を8-9で折り返すと、島村春世の2連続サービスエースで11-9と逆転に成功。その後は宮下、荒木絵里香にもサービスエースが飛び出し20-12、さらに石井、迫田らスパイカー陣も奮起して25-16で2セット連取となった。
第3セット
この試合、アルゼンチンで最多の16得点を叩き出したルシア・フレスコ(背番号5)のスパイクに手を焼きながらも、14-10、19-14とリード。宮下のツーアタックで24-20とマッチポイントを握ったが、準々決勝進出まであと1点というところでミスが続き、デュースに持ち込まれた。しかし、相手アタッカー陣のスパイクが立て続けにミスになり、26-24でアルゼンチンを振り切った。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド最終順位】
【A組】
1位: ブラジル(5勝0敗、勝点15)
2位: ロシア(4勝1敗、勝点12)
3位: 韓国(3勝2敗、勝点9)
4位: 日本(2勝3敗、勝点6)
5位: アルゼンチン(1勝4敗、勝点2)
6位: カメルーン(0勝5敗、勝点1)
【B組】
1位: アメリカ(5勝0敗、勝点14)
2位: セルビア(4勝1敗、勝点11)
3位: オランダ(3勝2敗、勝点10)
4位: 中国(2勝3敗、勝点7)
5位: イタリア(1勝4敗、勝点3)
6位: プエルトリコ(0勝5敗、勝点0)
【コメント】
眞鍋政義監督
「予選ラウンドの最後の試合に勝つことができてよかった。予選ラウンドは3位以上で通過したかったが4位通過。明後日からの(決勝トーナメントでの)試合は厳しくなるだろう。準々決勝で対戦するのは厳しいグループ(B組)を通過した、世界ランキング1位のアメリカ。普通なら難しい相手ではあるが、予選ラウンドを1位で通過したアメリカにはプレッシャーがあると思う。チャレンジャーとして試合に臨む」
キャプテン・木村沙織選手
「準々決勝に進むことができてよかったが、個人的には今日の試合の内容はよくなかった。しっかりと修正して、準々決勝のアメリカ戦では最後のボールがコートに落ちるまで全員でしっかり戦いたい。予選ラウンドではブラジルやロシアなど、ブロックの高い相手に攻撃が決まらず結果に繋がらなかった。アメリカのブロックは高さがあるが、様々なトスを織り交ぜながら相手のブロックを見て得点を決められたらと思っている。負けたら終わり。守備から何回もつなぐ、泥臭いバレーをしたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月16日(火) 時間未定
ラウンド: 準々決勝
対戦相手: アメリカ
8月12日 日本×ロシア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝3敗
0
14
28
18
–
–
ロシア
4勝
3
25
30
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
これまで課題として挙げられていたサーブレシーブをこの試合でもロシアに崩されると、ヤナ・シチェルバン、タチアナ・コシェレワらロシアの攻撃陣にスパイクやブロックで得点を許し、10-17と一気に引き離された。日本は宮下遥、石井優希、迫田さおりを投入し立て直しを狙ったが、14-25でセットを落とした。
第2セット
佐藤あり紗、宮下を中心とした好守から得点に繋げると、島村春世、木村沙織にブロックポイントが飛び出し12-7とリードを奪ったが、じりじりと迫るロシアに連続得点を奪われ18-20と逆転を許した。20-24とロシアのセットポイントの場面で、木村のサービスエース、迫田のスパイクなどでデュースに持ち込むことに成功したが、あと1点を決め切れず28-30でロシアに2セット連取を許した。
第3セット
序盤、ロシアに立て続けに連続得点を奪われると、木村のスパイクなどで食い下がったものの7-12とリードを許した。その後はサイドアウトを奪い合う展開で11-16と点差を縮められないまま終盤へ。攻守にわたってチームを盛り立てた迫田の得点などで巻き返しを図ったが、18-25でセットを失った。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会4日目終了時点)】
【A組】
1位: ブラジル(4勝0敗、勝点12、セット率=MAX)
2位: ロシア(4勝0敗、勝点12、セット率=12.000)
3位: 韓国(2勝2敗、勝点6)
4位: 日本(1勝3敗、勝点3)
5位: アルゼンチン(1勝3敗、勝点2)
6位: カメルーン(0勝4敗、勝点1)
【B組】
1位: アメリカ(4勝0敗、勝点11)
2位: セルビア(3勝1敗、勝点9、セット率=3.333)
3位: オランダ(3勝1敗、勝点9、セット率=2.200)
4位: 中国(2勝2敗、勝点7)
5位: イタリア(0勝4敗、勝点0、セット率=0.083)
6位: プエルトリコ(0勝4敗、勝点0、セット率=0.000)
【コメント】
眞鍋政義監督
「数字の上でロシアになにひとつ勝てていなかった。我々の力負け」
キャプテン・木村沙織選手
「1セットも取ることができなくてすごく残念。相手の攻撃に対し3枚でブロックにいって、ディフェンスでラリーに持って行けたのに、決め切れず相手のブロックにきれいにワンタッチを取られていた。そこが勝ちきれなかった要因」
【日本の次戦】
現地時間 8月14日(日) 20:30~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: アルゼンチン
8月10日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
0
18
18
22
–
–
ブラジル
3勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
本大会初先発の田代佳奈美がサイド、中央を巧く使い8-4とリードを奪ったが、ファビアナ・クラウジノにクイックを決められ12-11、さらに立て続けに攻撃をシャットアウトされ13-16と逆転を許した。日本は途中出場の迫田さおりのスパイクなどで反撃を試みたが、フェルナンダ・ロドリゲス、シェイラ・カストロらブラジルの強力なアタッカー陣の攻撃を食い止められず、18-25で第1セットを落とした。
第2セット
6-4と先行する場面、カストロらの強打で連続失点を喫し6-9とリードを奪われると、ナタリア・ペレイラの3連続得点などで12-18と大きく引き離された。日本は迫田、木村らが次々と強打を相手コートに打ち込むも、それを切り返すブラジルに得点を奪われ、18-25で2セット連取を許した。
第3セット
立ち上がりに3-6とブラジルにリードを許すと、鍋谷友理枝のスパイク、サービスエース、荒木絵里香のブロック、クイックなどで食い下がるも、11-14とブラジルにリードを許したまま中盤へ。日本は鍋谷のサービエースを含む5連続得点で18-18と同点に追い付いたが、終盤に立て続けにミスが出て、22-25でブラジルに振り切られた。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会3日目終了時点)】
【A組】
1位: ブラジル(3勝0敗、勝点9、セット率=MAX)
2位: ロシア(3勝0敗、勝点9、セット率=9.000)
3位: 韓国(2勝1敗、勝点6)
4位: 日本(1勝2敗、勝点3)
5位: カメルーン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.728)
6位: アルゼンチン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.648)
【B組】
1位: アメリカ(3勝0敗、勝点8)
2位: 中国(2勝1敗、勝点7)
3位: セルビア(2勝1敗、勝点6、セット率=2.333)
4位: オランダ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.600)
5位: イタリア(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.823)
6位: プエルトリコ(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.768)
【コメント】
眞鍋政義監督
「ブラジルのサーブにプレッシャーをかけられた。オリンピックは短期決戦なので、調子のいい選手からスタートから使うし、調子の悪い選手は早めに交代する。今日の鍋谷(友理枝選手)はスピードもあってよかった。(セッターの起用について)2戦目のカメルーン戦で田代(佳奈美選手)が非常にうまくリズムを作っていたので、今日はスタートから田代(選手)を起用した」
キャプテン・木村沙織選手
「ブラジルの前後に揺さぶるサーブと高さのあるブロックを抜くことができず、リズムを作れなかった。北京、ロンドンと2大会連続で金メダルを獲得したブラジルとの対戦だったので、今日はスタートから気持ちを出して戦おうと話していた。だからこそ勝つことができず残念だし悔しい。明後日(現地時間12日)のロシア戦は絶対に勝ちたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月12日(金) 20:30~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: ロシア
8月8日 日本×カメルーン 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
3
25
25
25
–
–
カメルーン
2敗
0
20
15
17
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりは勢いに乗れず拮抗した展開となったが、木村沙織のサービスエース、荒木絵里香のブロックなどで13-11と一歩抜け出すと、その後はカメルーンの猛追を長岡望悠のブロック、石井優希のスパイクなどで振り切り、25-20でセットを先取した。
第2セット
立て続けにスパイクをシャットアウトされ3-8とカメルーンにリードを許したが、石井のサービスエースなどで7-9、さらに相手にミスが出て13-12と逆転に成功した。その後、ピンチサーバーの迫田さおりのサーブ時にサービスエースを含む6連続得点で21-14と一気に引き離すと、石井の連続得点などでだめ押しして、25-15で2セット連取した。
第3セット
木村、長岡のスパイク、田代のサービスエースで11-8とリードを奪うと、中盤には長岡、石井のスパイクなどで18-10とカメルーンを引き離した。流れを手繰り寄せた日本はカメルーンの追い上げを許さず、25-17で本大会初白星を挙げた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「1勝できてよかったが、立ち上がりは硬さも見えたし次のブラジル戦を考えると不安の残る内容だった。サーブは効果的だったものの、レセプション(サーブレシーブ)が崩れる場面や被ブロックも多い。今日は長岡(望悠選手)の調子もよかったが、サーブで迫田(さおり選手)に代えて連続得点できたことはよかった」
キャプテン・木村沙織選手
「まず1勝することができてよかった。今日は今日と切り替えて、次戦はホーム・ブラジルとの試合、120パーセント以上の力を出し切りたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月10日(水) 22:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: ブラジル
8月6日 日本×韓国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
1
25
15
17
21
–
韓国
1勝
3
19
25
25
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いにサイドアウトを奪い合う展開から、荒木絵里香のブロックなどで9-5とリードを奪うと、木村沙織のスパイクや島村春世のサービスエースで19-13。終盤には木村、長岡のスパイク、島村のクイックで韓国の猛追を振り切り、25-19でセットを先取した。
第2セット
序盤は一進一退の攻防となったが、9-11からミスによる2失点を含む7連続失点で9-18と大きく引き離された。日本は途中出場の鍋谷友理枝、木村のスパイクや宮下遥のツーアタックなどで巻き返しを図ったものの、勢いに乗るキム,ヨンギョンに強打を叩きこまれ、15-25でセットを落とした。
第3セット
序盤までは9-10と競ったものの、中盤に立て続けに連続得点を許すと徐々に韓国に引き離された。日本は迫田さおりの強烈なバックアタックなどで挽回を図ったが、セット終了間際にヤン,ヒョジンに2連続サービスエースを決められて、17-25でセットを失った。
第4セット
序盤に立て続けに連続得点を喫し7-11と韓国に先行されると、連続得点を奪えず10-16とリードを広げられた。日本はこのセットから出場した山口舞の3連続得点で14-17、荒木のクイックで18-22、さらに迫田のサービスエースで21-23と盛り返したが、最後は21-25で韓国に振り切られた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「初戦ということで同じアジアの韓国に勝ちたかったが、ミスが多かった。韓国が強くていいサーブを打ってきて、レシーブの失点が多かった。オリンピックの初戦ということで選手も緊張していたのかなと思う。次の試合に向けて今のミスを修正したい」
キャプテン・木村沙織選手
「オリンピックの開幕戦、韓国との戦いで、スタートはすごくよかったものの、ミスが多く出て負けてしまったのは残念。しっかり反省し切り替えて次の試合に臨みたい。他の選手たちとは、『オリンピックという名前に飲み込まれるのではなくて、楽しんでしっかりやろう』と言うことを話していた。昨夜から雰囲気は良かった、だからこそ負けて悔しい」
【日本の次戦】
現地時間 8月8日(月)11:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: カメルーン
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 ― |
0 | 16 | 23 | 22 | – | – |
アメリカ ― |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
中央、サイドからの攻撃を次々と仕掛けるアメリカに立て続けに連続得点を許すと、9-15、13-22とその差を広げられた。日本は宮下遥のツーアタック、石井優希のサービスエースで15-22と巻き返しを図ったが、最後はフォルケ・アキンラデウォにスパイクをシャットアウトされ、16-25で第1セットを失った。
第2セット
立ち上がり早々に喫した連続失点で、序盤はアメリカにリードを許したものの、石井のスパイクなどで応戦すると、アメリカにタッチネットなどのミスが目立ち、18-17とリードを奪った。日本は石井のスパイクや島村春世の得点で終盤まで接戦に持ち込んだが、ジョーダン・ラーソンにスパイクを決められ23-25でセットを落とした。
第3セット
キンバリー・ヒルの連続得点で8-13とリードを奪われると、日本は長岡望悠、石井のスパイクで応戦したものの、リードを広げられた。14-20で迎えた終盤、奮起した木村沙織がスパイクとブロックで4得点。さらに荒木絵里香のスパイクや島村のサービスエースで20-20と同点としたが、ヒルやアキンラデウォにスパイクを決められて22-25でアメリカに逃げ切られた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「世界ランキング1位・アメリカの速さと高さのあるサーブ、そしてブロックに苦戦したという印象。4年前のロンドンオリンピックとの1番の違いは『高さ』。世界には190センチ以上の選手が40名以上いるなかで、日本は(最長身の選手は)高くて186センチか187センチ。女子バレーもそういう時代になったのだなと感じる。この4年間、『世界と同じことをしていては勝てない』といろいろなことに挑戦したが、選手たちは本当に頑張ってくれた。今大会は初めてオリンピックを経験した選手が8人いる。次の大会(2020年東京)ではメダルを獲って欲しい」
キャプテン・木村沙織選手
「自分たちの目標としているところを達成することができずに残念。いいチームだったし、このチームでキャプテンができてよかった。最後に作った円陣では言葉が出てこなかったが、チームメイトに『4年間ありがとう』と伝えた。(第3セットの追い上げについて、)落としたら終わってしまうと思ったので、気持ちを込めて打った」
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝3敗 |
3 | 25 | 25 | 26 | – | – |
アルゼンチン 1勝4敗 |
0 | 23 | 16 | 24 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
木村沙織、石井優希らが得点でリードを奪ってはアルゼンチンに追い上げられるという展開になったが、リベロ・佐藤あり紗の攻守も光り15-12で折り返した。終盤、ミスが重なると21-23とアルゼンチンにリードを許したが、宮下遥のブロック、石井優希のスパイクで再度リードを奪い、25-23で第1セットを奪取した。
第2セット
一進一退の展開となった序盤を8-9で折り返すと、島村春世の2連続サービスエースで11-9と逆転に成功。その後は宮下、荒木絵里香にもサービスエースが飛び出し20-12、さらに石井、迫田らスパイカー陣も奮起して25-16で2セット連取となった。
第3セット
この試合、アルゼンチンで最多の16得点を叩き出したルシア・フレスコ(背番号5)のスパイクに手を焼きながらも、14-10、19-14とリード。宮下のツーアタックで24-20とマッチポイントを握ったが、準々決勝進出まであと1点というところでミスが続き、デュースに持ち込まれた。しかし、相手アタッカー陣のスパイクが立て続けにミスになり、26-24でアルゼンチンを振り切った。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド最終順位】
【A組】
1位: ブラジル(5勝0敗、勝点15)
2位: ロシア(4勝1敗、勝点12)
3位: 韓国(3勝2敗、勝点9)
4位: 日本(2勝3敗、勝点6)
5位: アルゼンチン(1勝4敗、勝点2)
6位: カメルーン(0勝5敗、勝点1)
【B組】
1位: アメリカ(5勝0敗、勝点14)
2位: セルビア(4勝1敗、勝点11)
3位: オランダ(3勝2敗、勝点10)
4位: 中国(2勝3敗、勝点7)
5位: イタリア(1勝4敗、勝点3)
6位: プエルトリコ(0勝5敗、勝点0)
【コメント】
眞鍋政義監督
「予選ラウンドの最後の試合に勝つことができてよかった。予選ラウンドは3位以上で通過したかったが4位通過。明後日からの(決勝トーナメントでの)試合は厳しくなるだろう。準々決勝で対戦するのは厳しいグループ(B組)を通過した、世界ランキング1位のアメリカ。普通なら難しい相手ではあるが、予選ラウンドを1位で通過したアメリカにはプレッシャーがあると思う。チャレンジャーとして試合に臨む」
キャプテン・木村沙織選手
「準々決勝に進むことができてよかったが、個人的には今日の試合の内容はよくなかった。しっかりと修正して、準々決勝のアメリカ戦では最後のボールがコートに落ちるまで全員でしっかり戦いたい。予選ラウンドではブラジルやロシアなど、ブロックの高い相手に攻撃が決まらず結果に繋がらなかった。アメリカのブロックは高さがあるが、様々なトスを織り交ぜながら相手のブロックを見て得点を決められたらと思っている。負けたら終わり。守備から何回もつなぐ、泥臭いバレーをしたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月16日(火) 時間未定
ラウンド: 準々決勝
対戦相手: アメリカ
8月12日 日本×ロシア 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝3敗
0
14
28
18
–
–
ロシア
4勝
3
25
30
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
これまで課題として挙げられていたサーブレシーブをこの試合でもロシアに崩されると、ヤナ・シチェルバン、タチアナ・コシェレワらロシアの攻撃陣にスパイクやブロックで得点を許し、10-17と一気に引き離された。日本は宮下遥、石井優希、迫田さおりを投入し立て直しを狙ったが、14-25でセットを落とした。
第2セット
佐藤あり紗、宮下を中心とした好守から得点に繋げると、島村春世、木村沙織にブロックポイントが飛び出し12-7とリードを奪ったが、じりじりと迫るロシアに連続得点を奪われ18-20と逆転を許した。20-24とロシアのセットポイントの場面で、木村のサービスエース、迫田のスパイクなどでデュースに持ち込むことに成功したが、あと1点を決め切れず28-30でロシアに2セット連取を許した。
第3セット
序盤、ロシアに立て続けに連続得点を奪われると、木村のスパイクなどで食い下がったものの7-12とリードを許した。その後はサイドアウトを奪い合う展開で11-16と点差を縮められないまま終盤へ。攻守にわたってチームを盛り立てた迫田の得点などで巻き返しを図ったが、18-25でセットを失った。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会4日目終了時点)】
【A組】
1位: ブラジル(4勝0敗、勝点12、セット率=MAX)
2位: ロシア(4勝0敗、勝点12、セット率=12.000)
3位: 韓国(2勝2敗、勝点6)
4位: 日本(1勝3敗、勝点3)
5位: アルゼンチン(1勝3敗、勝点2)
6位: カメルーン(0勝4敗、勝点1)
【B組】
1位: アメリカ(4勝0敗、勝点11)
2位: セルビア(3勝1敗、勝点9、セット率=3.333)
3位: オランダ(3勝1敗、勝点9、セット率=2.200)
4位: 中国(2勝2敗、勝点7)
5位: イタリア(0勝4敗、勝点0、セット率=0.083)
6位: プエルトリコ(0勝4敗、勝点0、セット率=0.000)
【コメント】
眞鍋政義監督
「数字の上でロシアになにひとつ勝てていなかった。我々の力負け」
キャプテン・木村沙織選手
「1セットも取ることができなくてすごく残念。相手の攻撃に対し3枚でブロックにいって、ディフェンスでラリーに持って行けたのに、決め切れず相手のブロックにきれいにワンタッチを取られていた。そこが勝ちきれなかった要因」
【日本の次戦】
現地時間 8月14日(日) 20:30~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: アルゼンチン
8月10日 日本×ブラジル 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
0
18
18
22
–
–
ブラジル
3勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
本大会初先発の田代佳奈美がサイド、中央を巧く使い8-4とリードを奪ったが、ファビアナ・クラウジノにクイックを決められ12-11、さらに立て続けに攻撃をシャットアウトされ13-16と逆転を許した。日本は途中出場の迫田さおりのスパイクなどで反撃を試みたが、フェルナンダ・ロドリゲス、シェイラ・カストロらブラジルの強力なアタッカー陣の攻撃を食い止められず、18-25で第1セットを落とした。
第2セット
6-4と先行する場面、カストロらの強打で連続失点を喫し6-9とリードを奪われると、ナタリア・ペレイラの3連続得点などで12-18と大きく引き離された。日本は迫田、木村らが次々と強打を相手コートに打ち込むも、それを切り返すブラジルに得点を奪われ、18-25で2セット連取を許した。
第3セット
立ち上がりに3-6とブラジルにリードを許すと、鍋谷友理枝のスパイク、サービスエース、荒木絵里香のブロック、クイックなどで食い下がるも、11-14とブラジルにリードを許したまま中盤へ。日本は鍋谷のサービエースを含む5連続得点で18-18と同点に追い付いたが、終盤に立て続けにミスが出て、22-25でブラジルに振り切られた。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会3日目終了時点)】
【A組】
1位: ブラジル(3勝0敗、勝点9、セット率=MAX)
2位: ロシア(3勝0敗、勝点9、セット率=9.000)
3位: 韓国(2勝1敗、勝点6)
4位: 日本(1勝2敗、勝点3)
5位: カメルーン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.728)
6位: アルゼンチン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.648)
【B組】
1位: アメリカ(3勝0敗、勝点8)
2位: 中国(2勝1敗、勝点7)
3位: セルビア(2勝1敗、勝点6、セット率=2.333)
4位: オランダ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.600)
5位: イタリア(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.823)
6位: プエルトリコ(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.768)
【コメント】
眞鍋政義監督
「ブラジルのサーブにプレッシャーをかけられた。オリンピックは短期決戦なので、調子のいい選手からスタートから使うし、調子の悪い選手は早めに交代する。今日の鍋谷(友理枝選手)はスピードもあってよかった。(セッターの起用について)2戦目のカメルーン戦で田代(佳奈美選手)が非常にうまくリズムを作っていたので、今日はスタートから田代(選手)を起用した」
キャプテン・木村沙織選手
「ブラジルの前後に揺さぶるサーブと高さのあるブロックを抜くことができず、リズムを作れなかった。北京、ロンドンと2大会連続で金メダルを獲得したブラジルとの対戦だったので、今日はスタートから気持ちを出して戦おうと話していた。だからこそ勝つことができず残念だし悔しい。明後日(現地時間12日)のロシア戦は絶対に勝ちたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月12日(金) 20:30~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: ロシア
8月8日 日本×カメルーン 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
3
25
25
25
–
–
カメルーン
2敗
0
20
15
17
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりは勢いに乗れず拮抗した展開となったが、木村沙織のサービスエース、荒木絵里香のブロックなどで13-11と一歩抜け出すと、その後はカメルーンの猛追を長岡望悠のブロック、石井優希のスパイクなどで振り切り、25-20でセットを先取した。
第2セット
立て続けにスパイクをシャットアウトされ3-8とカメルーンにリードを許したが、石井のサービスエースなどで7-9、さらに相手にミスが出て13-12と逆転に成功した。その後、ピンチサーバーの迫田さおりのサーブ時にサービスエースを含む6連続得点で21-14と一気に引き離すと、石井の連続得点などでだめ押しして、25-15で2セット連取した。
第3セット
木村、長岡のスパイク、田代のサービスエースで11-8とリードを奪うと、中盤には長岡、石井のスパイクなどで18-10とカメルーンを引き離した。流れを手繰り寄せた日本はカメルーンの追い上げを許さず、25-17で本大会初白星を挙げた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「1勝できてよかったが、立ち上がりは硬さも見えたし次のブラジル戦を考えると不安の残る内容だった。サーブは効果的だったものの、レセプション(サーブレシーブ)が崩れる場面や被ブロックも多い。今日は長岡(望悠選手)の調子もよかったが、サーブで迫田(さおり選手)に代えて連続得点できたことはよかった」
キャプテン・木村沙織選手
「まず1勝することができてよかった。今日は今日と切り替えて、次戦はホーム・ブラジルとの試合、120パーセント以上の力を出し切りたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月10日(水) 22:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: ブラジル
8月6日 日本×韓国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
1
25
15
17
21
–
韓国
1勝
3
19
25
25
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いにサイドアウトを奪い合う展開から、荒木絵里香のブロックなどで9-5とリードを奪うと、木村沙織のスパイクや島村春世のサービスエースで19-13。終盤には木村、長岡のスパイク、島村のクイックで韓国の猛追を振り切り、25-19でセットを先取した。
第2セット
序盤は一進一退の攻防となったが、9-11からミスによる2失点を含む7連続失点で9-18と大きく引き離された。日本は途中出場の鍋谷友理枝、木村のスパイクや宮下遥のツーアタックなどで巻き返しを図ったものの、勢いに乗るキム,ヨンギョンに強打を叩きこまれ、15-25でセットを落とした。
第3セット
序盤までは9-10と競ったものの、中盤に立て続けに連続得点を許すと徐々に韓国に引き離された。日本は迫田さおりの強烈なバックアタックなどで挽回を図ったが、セット終了間際にヤン,ヒョジンに2連続サービスエースを決められて、17-25でセットを失った。
第4セット
序盤に立て続けに連続得点を喫し7-11と韓国に先行されると、連続得点を奪えず10-16とリードを広げられた。日本はこのセットから出場した山口舞の3連続得点で14-17、荒木のクイックで18-22、さらに迫田のサービスエースで21-23と盛り返したが、最後は21-25で韓国に振り切られた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「初戦ということで同じアジアの韓国に勝ちたかったが、ミスが多かった。韓国が強くていいサーブを打ってきて、レシーブの失点が多かった。オリンピックの初戦ということで選手も緊張していたのかなと思う。次の試合に向けて今のミスを修正したい」
キャプテン・木村沙織選手
「オリンピックの開幕戦、韓国との戦いで、スタートはすごくよかったものの、ミスが多く出て負けてしまったのは残念。しっかり反省し切り替えて次の試合に臨みたい。他の選手たちとは、『オリンピックという名前に飲み込まれるのではなくて、楽しんでしっかりやろう』と言うことを話していた。昨夜から雰囲気は良かった、だからこそ負けて悔しい」
【日本の次戦】
現地時間 8月8日(月)11:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: カメルーン
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝3敗 |
0 | 14 | 28 | 18 | – | – |
ロシア 4勝 |
3 | 25 | 30 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
これまで課題として挙げられていたサーブレシーブをこの試合でもロシアに崩されると、ヤナ・シチェルバン、タチアナ・コシェレワらロシアの攻撃陣にスパイクやブロックで得点を許し、10-17と一気に引き離された。日本は宮下遥、石井優希、迫田さおりを投入し立て直しを狙ったが、14-25でセットを落とした。
第2セット
佐藤あり紗、宮下を中心とした好守から得点に繋げると、島村春世、木村沙織にブロックポイントが飛び出し12-7とリードを奪ったが、じりじりと迫るロシアに連続得点を奪われ18-20と逆転を許した。20-24とロシアのセットポイントの場面で、木村のサービスエース、迫田のスパイクなどでデュースに持ち込むことに成功したが、あと1点を決め切れず28-30でロシアに2セット連取を許した。
第3セット
序盤、ロシアに立て続けに連続得点を奪われると、木村のスパイクなどで食い下がったものの7-12とリードを許した。その後はサイドアウトを奪い合う展開で11-16と点差を縮められないまま終盤へ。攻守にわたってチームを盛り立てた迫田の得点などで巻き返しを図ったが、18-25でセットを失った。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会4日目終了時点)】
【A組】
1位: ブラジル(4勝0敗、勝点12、セット率=MAX)
2位: ロシア(4勝0敗、勝点12、セット率=12.000)
3位: 韓国(2勝2敗、勝点6)
4位: 日本(1勝3敗、勝点3)
5位: アルゼンチン(1勝3敗、勝点2)
6位: カメルーン(0勝4敗、勝点1)
【B組】
1位: アメリカ(4勝0敗、勝点11)
2位: セルビア(3勝1敗、勝点9、セット率=3.333)
3位: オランダ(3勝1敗、勝点9、セット率=2.200)
4位: 中国(2勝2敗、勝点7)
5位: イタリア(0勝4敗、勝点0、セット率=0.083)
6位: プエルトリコ(0勝4敗、勝点0、セット率=0.000)
【コメント】
眞鍋政義監督
「数字の上でロシアになにひとつ勝てていなかった。我々の力負け」
キャプテン・木村沙織選手
「1セットも取ることができなくてすごく残念。相手の攻撃に対し3枚でブロックにいって、ディフェンスでラリーに持って行けたのに、決め切れず相手のブロックにきれいにワンタッチを取られていた。そこが勝ちきれなかった要因」
【日本の次戦】
現地時間 8月14日(日) 20:30~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: アルゼンチン
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝2敗 |
0 | 18 | 18 | 22 | – | – |
ブラジル 3勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
本大会初先発の田代佳奈美がサイド、中央を巧く使い8-4とリードを奪ったが、ファビアナ・クラウジノにクイックを決められ12-11、さらに立て続けに攻撃をシャットアウトされ13-16と逆転を許した。日本は途中出場の迫田さおりのスパイクなどで反撃を試みたが、フェルナンダ・ロドリゲス、シェイラ・カストロらブラジルの強力なアタッカー陣の攻撃を食い止められず、18-25で第1セットを落とした。
第2セット
6-4と先行する場面、カストロらの強打で連続失点を喫し6-9とリードを奪われると、ナタリア・ペレイラの3連続得点などで12-18と大きく引き離された。日本は迫田、木村らが次々と強打を相手コートに打ち込むも、それを切り返すブラジルに得点を奪われ、18-25で2セット連取を許した。
第3セット
立ち上がりに3-6とブラジルにリードを許すと、鍋谷友理枝のスパイク、サービスエース、荒木絵里香のブロック、クイックなどで食い下がるも、11-14とブラジルにリードを許したまま中盤へ。日本は鍋谷のサービエースを含む5連続得点で18-18と同点に追い付いたが、終盤に立て続けにミスが出て、22-25でブラジルに振り切られた。
【女子バレーボール競技 予選ラウンド順位表(大会3日目終了時点)】
【A組】
1位: ブラジル(3勝0敗、勝点9、セット率=MAX)
2位: ロシア(3勝0敗、勝点9、セット率=9.000)
3位: 韓国(2勝1敗、勝点6)
4位: 日本(1勝2敗、勝点3)
5位: カメルーン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.728)
6位: アルゼンチン(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.648)
【B組】
1位: アメリカ(3勝0敗、勝点8)
2位: 中国(2勝1敗、勝点7)
3位: セルビア(2勝1敗、勝点6、セット率=2.333)
4位: オランダ(2勝1敗、勝点6、セット率=1.600)
5位: イタリア(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.823)
6位: プエルトリコ(0勝3敗、勝点0、セット率=0.000、得点率=0.768)
【コメント】
眞鍋政義監督
「ブラジルのサーブにプレッシャーをかけられた。オリンピックは短期決戦なので、調子のいい選手からスタートから使うし、調子の悪い選手は早めに交代する。今日の鍋谷(友理枝選手)はスピードもあってよかった。(セッターの起用について)2戦目のカメルーン戦で田代(佳奈美選手)が非常にうまくリズムを作っていたので、今日はスタートから田代(選手)を起用した」
キャプテン・木村沙織選手
「ブラジルの前後に揺さぶるサーブと高さのあるブロックを抜くことができず、リズムを作れなかった。北京、ロンドンと2大会連続で金メダルを獲得したブラジルとの対戦だったので、今日はスタートから気持ちを出して戦おうと話していた。だからこそ勝つことができず残念だし悔しい。明後日(現地時間12日)のロシア戦は絶対に勝ちたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月12日(金) 20:30~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: ロシア
8月8日 日本×カメルーン 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝1敗
3
25
25
25
–
–
カメルーン
2敗
0
20
15
17
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりは勢いに乗れず拮抗した展開となったが、木村沙織のサービスエース、荒木絵里香のブロックなどで13-11と一歩抜け出すと、その後はカメルーンの猛追を長岡望悠のブロック、石井優希のスパイクなどで振り切り、25-20でセットを先取した。
第2セット
立て続けにスパイクをシャットアウトされ3-8とカメルーンにリードを許したが、石井のサービスエースなどで7-9、さらに相手にミスが出て13-12と逆転に成功した。その後、ピンチサーバーの迫田さおりのサーブ時にサービスエースを含む6連続得点で21-14と一気に引き離すと、石井の連続得点などでだめ押しして、25-15で2セット連取した。
第3セット
木村、長岡のスパイク、田代のサービスエースで11-8とリードを奪うと、中盤には長岡、石井のスパイクなどで18-10とカメルーンを引き離した。流れを手繰り寄せた日本はカメルーンの追い上げを許さず、25-17で本大会初白星を挙げた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「1勝できてよかったが、立ち上がりは硬さも見えたし次のブラジル戦を考えると不安の残る内容だった。サーブは効果的だったものの、レセプション(サーブレシーブ)が崩れる場面や被ブロックも多い。今日は長岡(望悠選手)の調子もよかったが、サーブで迫田(さおり選手)に代えて連続得点できたことはよかった」
キャプテン・木村沙織選手
「まず1勝することができてよかった。今日は今日と切り替えて、次戦はホーム・ブラジルとの試合、120パーセント以上の力を出し切りたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月10日(水) 22:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: ブラジル
8月6日 日本×韓国 予選ラウンド
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
1
25
15
17
21
–
韓国
1勝
3
19
25
25
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いにサイドアウトを奪い合う展開から、荒木絵里香のブロックなどで9-5とリードを奪うと、木村沙織のスパイクや島村春世のサービスエースで19-13。終盤には木村、長岡のスパイク、島村のクイックで韓国の猛追を振り切り、25-19でセットを先取した。
第2セット
序盤は一進一退の攻防となったが、9-11からミスによる2失点を含む7連続失点で9-18と大きく引き離された。日本は途中出場の鍋谷友理枝、木村のスパイクや宮下遥のツーアタックなどで巻き返しを図ったものの、勢いに乗るキム,ヨンギョンに強打を叩きこまれ、15-25でセットを落とした。
第3セット
序盤までは9-10と競ったものの、中盤に立て続けに連続得点を許すと徐々に韓国に引き離された。日本は迫田さおりの強烈なバックアタックなどで挽回を図ったが、セット終了間際にヤン,ヒョジンに2連続サービスエースを決められて、17-25でセットを失った。
第4セット
序盤に立て続けに連続得点を喫し7-11と韓国に先行されると、連続得点を奪えず10-16とリードを広げられた。日本はこのセットから出場した山口舞の3連続得点で14-17、荒木のクイックで18-22、さらに迫田のサービスエースで21-23と盛り返したが、最後は21-25で韓国に振り切られた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「初戦ということで同じアジアの韓国に勝ちたかったが、ミスが多かった。韓国が強くていいサーブを打ってきて、レシーブの失点が多かった。オリンピックの初戦ということで選手も緊張していたのかなと思う。次の試合に向けて今のミスを修正したい」
キャプテン・木村沙織選手
「オリンピックの開幕戦、韓国との戦いで、スタートはすごくよかったものの、ミスが多く出て負けてしまったのは残念。しっかり反省し切り替えて次の試合に臨みたい。他の選手たちとは、『オリンピックという名前に飲み込まれるのではなくて、楽しんでしっかりやろう』と言うことを話していた。昨夜から雰囲気は良かった、だからこそ負けて悔しい」
【日本の次戦】
現地時間 8月8日(月)11:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: カメルーン
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
カメルーン 2敗 |
0 | 20 | 15 | 17 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
立ち上がりは勢いに乗れず拮抗した展開となったが、木村沙織のサービスエース、荒木絵里香のブロックなどで13-11と一歩抜け出すと、その後はカメルーンの猛追を長岡望悠のブロック、石井優希のスパイクなどで振り切り、25-20でセットを先取した。
第2セット
立て続けにスパイクをシャットアウトされ3-8とカメルーンにリードを許したが、石井のサービスエースなどで7-9、さらに相手にミスが出て13-12と逆転に成功した。その後、ピンチサーバーの迫田さおりのサーブ時にサービスエースを含む6連続得点で21-14と一気に引き離すと、石井の連続得点などでだめ押しして、25-15で2セット連取した。
第3セット
木村、長岡のスパイク、田代のサービスエースで11-8とリードを奪うと、中盤には長岡、石井のスパイクなどで18-10とカメルーンを引き離した。流れを手繰り寄せた日本はカメルーンの追い上げを許さず、25-17で本大会初白星を挙げた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「1勝できてよかったが、立ち上がりは硬さも見えたし次のブラジル戦を考えると不安の残る内容だった。サーブは効果的だったものの、レセプション(サーブレシーブ)が崩れる場面や被ブロックも多い。今日は長岡(望悠選手)の調子もよかったが、サーブで迫田(さおり選手)に代えて連続得点できたことはよかった」
キャプテン・木村沙織選手
「まず1勝することができてよかった。今日は今日と切り替えて、次戦はホーム・ブラジルとの試合、120パーセント以上の力を出し切りたい」
【日本の次戦】
現地時間 8月10日(水) 22:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: ブラジル
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1敗 |
1 | 25 | 15 | 17 | 21 | – |
韓国 1勝 |
3 | 19 | 25 | 25 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第1セット
互いにサイドアウトを奪い合う展開から、荒木絵里香のブロックなどで9-5とリードを奪うと、木村沙織のスパイクや島村春世のサービスエースで19-13。終盤には木村、長岡のスパイク、島村のクイックで韓国の猛追を振り切り、25-19でセットを先取した。
第2セット
序盤は一進一退の攻防となったが、9-11からミスによる2失点を含む7連続失点で9-18と大きく引き離された。日本は途中出場の鍋谷友理枝、木村のスパイクや宮下遥のツーアタックなどで巻き返しを図ったものの、勢いに乗るキム,ヨンギョンに強打を叩きこまれ、15-25でセットを落とした。
第3セット
序盤までは9-10と競ったものの、中盤に立て続けに連続得点を許すと徐々に韓国に引き離された。日本は迫田さおりの強烈なバックアタックなどで挽回を図ったが、セット終了間際にヤン,ヒョジンに2連続サービスエースを決められて、17-25でセットを失った。
第4セット
序盤に立て続けに連続得点を喫し7-11と韓国に先行されると、連続得点を奪えず10-16とリードを広げられた。日本はこのセットから出場した山口舞の3連続得点で14-17、荒木のクイックで18-22、さらに迫田のサービスエースで21-23と盛り返したが、最後は21-25で韓国に振り切られた。
【コメント】
眞鍋政義監督
「初戦ということで同じアジアの韓国に勝ちたかったが、ミスが多かった。韓国が強くていいサーブを打ってきて、レシーブの失点が多かった。オリンピックの初戦ということで選手も緊張していたのかなと思う。次の試合に向けて今のミスを修正したい」
キャプテン・木村沙織選手
「オリンピックの開幕戦、韓国との戦いで、スタートはすごくよかったものの、ミスが多く出て負けてしまったのは残念。しっかり反省し切り替えて次の試合に臨みたい。他の選手たちとは、『オリンピックという名前に飲み込まれるのではなくて、楽しんでしっかりやろう』と言うことを話していた。昨夜から雰囲気は良かった、だからこそ負けて悔しい」
【日本の次戦】
現地時間 8月8日(月)11:35~
ラウンド: 予選ラウンド
対戦相手: カメルーン