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- ウィングスパイカー
ベストアウトサイドスパイカー賞 | 石川祐希選手 |
---|---|
ベストミドルブロッカー賞 | 李博選手 |
ベストセッター賞 | 藤井直伸選手 |
MVP | 石川祐希選手 |
ベストコーチ賞 | 中垣内祐一監督 |
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 25 | 25 | 25 | 25 | – |
カザフスタン | 1 | 13 | 20 | 27 | 23 | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
今大会2回目となるカザフスタンとの対戦。日本は前日のインドネシア戦と同じスターティングメンバーで挑んだ。立ち上がりから石川祐希のスパイクが立て続けに決まると、石川はサーブでもエースを連発し一気にペースを掴む。柳田将洋、李博のサーブも走ってブロックが機能すると、このセットは25-13と日本が圧倒して奪い取った。
第2セット
序盤は藤井直伸のブロックが飛び出すものの競り合いが続く。突破口を開いたのはやはりサーブだった。柳田のサーブで相手を乱しポイントにつなげると、李のサーブから出耒田敬、石川のブロックにつなげて連続得点。カザフスタンのミスもあって一気にリードを奪った。その後はサイドアウトが続いたが、日本が点差を保ってセットを連取。25-20で優勝に王手をかけた。
第3セット
同じメンバーで迎えた3セット目。お互いにミスもあって一進一退の展開から、カザフスタンのサーブにレシーブが乱され日本はやや苦しい流れとなる。出耒田のブロックや井手智のナイスリカバリーもあったが、デュースの末に最後は相手のブロックに阻まれて、25-27とあと一歩及ばずセットを失った。
第4セット
日本は前半に柳田の得点で2点のリード。その後は相手のサーブミスにも助けられながらお互いにサイドアウトを繰り返した。なかなか得点差が動かない中で、18-16から李のブロックが決まってようやく連続得点を加えると、石川のブロックと最後は出耒田のバックアタックで25-23と逃げ切り、見事アジア選手権を制して連覇を果たした。
◆中垣内祐一監督
「率直に言ってトーナメントを勝つのはいつでもうれしい。今大会は世界選手権予選の直後で、日本では1日しか練習して来られず、スタートコンディションもあまりよくなかったのが尾を引いた。今回の組合せ、対戦相手ならもう少し楽に終えたかったとは思う。しかし、9日間で8試合という過密スケジュールで選手は非常によくやってくれたい」
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 25 | 26 | 25 | – | – |
インドネシア | 0 | 17 | 24 | 23 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
2日前と同じ相手、同じアウェイでの対戦。日本は立ち上がりから石川祐希の強打や柳田将洋のバックアタックが決まり好スタートを切った。ラリーになっても藤井直伸を中心に冷静な攻撃を展開してペースを掴むと、山内晶大のブロックも決まって、25-17で危なげなくこのセットをものにした。
第2セット
流れを保ちたい日本だったが、序盤でミスが続くとインドネシアのネットインサーブなどアンラッキーもあってリードを許した。追い上げのきっかけを掴めない日本は、中盤でリベロ・古賀太一郎を投入し、深津英臣と大竹壱青も2枚替えで投入。18-23から相手のミスが続くと、チャンスを逃さない石川の攻撃も次々に決まって、23-23で同点に。山内のクイックもあり、26-24と逆転でセットを奪取した。
第3セット
メンバーは第2セット後半のままでスタート。競り合いの展開から12-13で柳田が決めると、山内のサービスエースや石川のツーアタックも飛び出し5連続得点で突き放した。李博もサービスエースを決める中、インドネシアも諦めずに追いすがるが、最後は相手のサーブミスで日本が25点目を掴み、ストレート勝利で決勝進出を決めた。
◆キャプテン・深津英臣選手
「内容よりも勝つことが今は第一なので、勝てたことはよかった。代わって入った人がしっかり雰囲気を作って、いいムードでプレーできたのかな、と思う。明日も楽ではないと思うので、いい準備をしていきたい」
試合日時: 8月1日(火)19:00~(日本時間21:00~)
ラウンド: 決勝戦
対戦相手:カザフスタン
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
オーストラリア | 0 | 21 | 16 | 22 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
前日のインドネシア戦と同じメンバーで試合に入った日本は、まず山内晶大のクイックで幸先のよいスタートを切る。オーストラリアのミスや柳田将洋のブロックでじわじわとリードを広げると、深津英臣と大竹壱青が入る2枚替えで逃げ切りに成功。25-21でセットを先取した。
第2セット
立ち上がりこそ相手に連続得点を許すが、リベロ・井手智の安定したパスから李博のクイックや柳田のバックアタックですぐに追いつくと、石川祐希の強打に柳田のサービスエースも決まって流れを奪い取る。その後も連続得点を重ね、25-16で危なげなくセット連取に成功した。
第3セット
大幅にメンバーを入れ替えてきたオーストラリアに対し、セット中盤までは競り合いが続いた。しかし出耒田敬のバックアタック、藤井直伸のサービスエースが相次いで決まると、相手のミスもあって突き放しにかかる。22-16からは2枚替えのあとで思うように攻め切れない場面が続き、4連続失点を喫するが、最後は李のブロックとクイックで締めくくり、25-22で勝利をものにした。
◆山内晶大選手
「負けられないところに来ており、(今日は)1つのカギになる試合と、皆で話していた。個人的にはまだまだ。この先もどれだけ気持を出せるか。勝ちたい意欲を表現していくことができれば、自然と雰囲気も上がってくると思う」
試合日時: 7月31日(月)19:00~(日本時間21:00~)
ラウンド: セミファイナルラウンド(1-4位)
対戦相手: インドネシア
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
インドネシア 0勝3敗 |
0 | 23 | 15 | 12 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
1次リーグ戦の韓国戦までと同じメンバーでスタート。地元の大歓声に押されて好プレーを見せるインドネシアにリードを許し、9-12となったところでタイムアウトを要求した。しかし相手のミスから差を詰めて、柳田将洋や出耒田敬のサーブ、石川祐希の強打などで追いつくと、李博のブロックで逆転に成功。最後は藤井直伸のトスを李が決めて、25-23で逃げ切った。
第2セット
4-4からインドネシアはミスが目立ち始め、徐々に日本がリードする展開。ラリーの中でもリベロ・井手智の二段トスなどを着実に得点につなげたほか、石川や柳田のサービスエースもあって23-15とすると、そこからインドネシアのミスが続いて25-15で日本がセットを連取した。
第3セット
このセットから柳田に代わり米山裕太がコートに入った。序盤、インドネシアにブロックを決められリードを許すが、すぐに追いつくと李のサービスエースで逆転。日本はその後、4本のブロックでインドネシアの反撃の芽を摘むと、2枚替えで入った深津英臣もサービスエースを決めて流れを固めた。16-11から8連続得点で24-11。最後は山内のクイックが相手コートに突き刺さり、25-12でストレート勝利を飾った。
1位: 韓国(3勝0敗)
2位: 日本(2勝1敗)
3位: カザフスタン(1勝2敗)
4位: インドネシア(0勝3敗)
試合日時: 7月30日(日)14:00~(日本時間16:00~)
ラウンド: クウォーターファイナルラウンド(1-8位)
対戦相手: オーストラリア
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
カザフスタン 1勝1敗 |
0 | 18 | 19 | 23 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
この試合はセッターにキャプテンの深津英臣を起用。日本は序盤、出耒田敬のサービスエースやバックライトからのスパイク、深津のブロック、李博のクイックなどで9-5とリードを奪った。さらに出耒田に代わって投入された大竹壱青がライトからのスパイク、サービスエースを決めて13-8とリードを広げると、直後に3連続失点を喫し13-11と追い上げられたが、柳田将洋の2連続スパイクなどで4連続得点を奪い19-14とした。終盤、深津のサーブでカザフスタンのサーブレシーブを崩しミスを誘うと、最後は大竹がブロックとスパイクを決めて、25-18で第1セットを先取した。
第2セット
李のサーブでカザフスタンのスパイクミスを誘い4-3、さらに石川祐希のスパイクと連続サービスエースなどで8-5とリードを奪った。テクニカルタイムアウト明けに4連続失点を喫し、8-9と逆転を許したものの、柳田のスパイクや李のクイックとスパイクなどで14-11と再度リードを奪った。その後、山内晶大のクイック、深津のツーアタックなどで20-15とその差を広げると、相手の攻撃の切り返しから柳田がブロックアウトを取るスパイクを決めて23-16。最後は相手のサーブがエンドラインを越えてアウトになり、25-19で2セット連取に成功した。
第3セット
大竹のスパイクがカザフスタンのブロックに阻まれ0-2とリードを許したが、柳田のブロック、スパイクで6-5と逆転すると、石川の豪快なパイプ攻撃や李のブロックで8-6とし、1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤は両チーム譲らずサイドアウトの応酬となったが、カザフスタンに流れを渡すことなく19-14とリードを保った。終盤、猛追を図るカザフスタンに豪快なスパイクを決められると、さらに石川のスパイクをシャットアウトされ20-18まで迫られた。しかし、柳田のバックアタックで悪い流れを断ち切ると、石川のスパイク、深津のブロックで25-23。カザフスタンを振り切り、ストレート勝ちを収めた。
試合日時: 7月29日(土)19:00~(日本時間21:00~)
ラウンド: 順位決定予備戦(1-8位)E組
対戦相手: インドネシア(A組2位)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝1敗 |
2 | 22 | 25 | 25 | 18 | 9 |
韓国 3勝 |
3 | 25 | 21 | 17 | 25 | 15 |
【第1セットのスタメン】
第1セット
開始早々韓国に3連続得点を許すと、日本は出耒田敬、柳田将洋のスパイク、李博、山内晶大のクイックなどで得点し9-11と追い上げたが、中盤にスパイクとサーブのミスから立て続けに連続失点を喫すると、10-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。12-17の場面で出耒田に代えて深津英臣、藤井直伸に代えて大竹壱青を2枚替えで投入すると、深津のサーブで相手を崩したところを大竹が押し込み、15-17と2点差まで迫った。しかし、連続得点が取れない日本は韓国との点差を縮められず、22-25で第1セットを落とした。
第2セット
柳田のサービスエースで先制すると、韓国のミスも重なり4-1とリードを奪った。その後、藤井、柳田、出耒田がブロックで相手の攻撃を仕留め14-6とその差を広げたが、中盤に5連続得点を許し16-13、さらに山田、石川のスパイクがアウトになり20-18と追い上げられた。しかし、セット終盤は粗さが出た韓国がサーブミスを連発。25-21でセットを取り返した。
第3セット
スタートから柳田に代えて山田、藤井に代えて深津を起用。序盤は韓国のサーブミスやリベロ・井手智のレシーブがそのまま相手コートに入るなど、相手のミスにも助けられ得点を重ねた。中盤、山田、井手の好レシーブから石川がブロックアウトを取ってラリーを制すると、さらに山田のスパイク3得点などで17-11と点差を広げた。終盤には李のブロック2得点、出耒田のスパイク3得点などで韓国を寄せ付けず、25-17でセット連取に成功した。
第4セット
立ち上がり早々サーブミスで2点を献上すると、パク, ジュヒョン(#19)に連続得点を奪われ2-7と韓国に先行を許した。日本は出耒田、深津のスパイクで9-10と1点差まで追い上げたが、出耒田のスパイクがブロックに捕まるなど勢いに乗れず、逆にイ, ガンウォン(#7)にスパイクやサービスエースを決められて11-17と引き離された。終盤、山内のクイック、ブロックで14-19、チョン, ジソク(#13)の連続スパイクミスで17-21と追い上げたが、勝負どころでサーブ、スパイクにミスが出て、18-25でフルセットに持ち込まれた。
第5セット
日本は第1セットのスターティングメンバーに戻してスタート。前セットを取って勢いに乗る韓国に連続得点を許し1-4とリードされると、日本はたまらずタイムアウトを要求。3-6から藤井、李のブロックで5-6と1点差に迫るも、韓国に連続得点を許し5-8でチェンジコート。巻き返しを図りたい日本だったが、サイドアウトの応酬で連続得点を奪えないまま9-12で終盤に突入した。連続得点で9-14とマッチポイントを握られると、最後はパク, ジュヒョンにサービスエースを決められ、9-15で第5セットを落とした。
ブリテン 大会3日目(PDF)
1位: 韓国(3勝0敗)
2位: 日本(2勝1敗)
3位: ベトナム(1勝2敗)
4位: スリランカ(0勝3敗)
試合日時: 7月27日(木)16:30~(日本時間18:30~) ※当初の予定より変更
ラウンド: 順位決定予備戦(1-8位)E組
対戦相手: カザフスタン(A組1位)
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
ベトナム 2敗 |
0 | 13 | 19 | 18 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
石川祐希のパイプ攻撃が豪快に決まりスタート。序盤は出耒田敬、石川の3連続ブロック、李博のサービスエースで8-4とリードを奪い、1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も李、出耒田のサービスエースやブロックが立て続けに決まり、14-6まで点差を広げた。2回目のテクニカルタイムアウトを16-7で取ると、日本の勢いはさらに加速。終始危なげない展開で25-13と第1セットを先取した。
第2セット
1セット目と同じメンバーでスタートすると、柳田将洋のサービスエース、出耒田のブロック、李のクイックも小気味よく決まり、8-4で日本がテクニカルタイムアウトを取った。中盤はベトナムのスパイクやブロックが決まりはじめ、点差を広げることができずにサイドアウトの応酬となった。16-12で日本が2回目のタイムアウトも取り後半に突入すると、後半は石川に代えて山田脩造、さらに藤井直伸と出耒田に代えて深津英臣と大竹壱青を2枚替えで投入した。日本はこのセットも安定した試合運びを見せ、25-19でセットを連取した。
第3セット
石川に代えて山田をスタートから起用。序盤はサイドアウトの応酬となり、7-8とベトナムのリードで1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤は柳田のサーブが効果的に相手を崩し、16-12と日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウト。このセットも藤井、出耒田に代えて深津、大竹を2枚替えで送り出すと、深津のリードが日本に勢いをつけた。最後は李が連続サービスエースを決めて25-18で第3セットを奪取。1次リーグ戦C組で2連勝を飾った。
ブリテン 大会2日目(PDF)
試合日時: 7月26日(水)19:00~(日本時間21:00~)
ラウンド: 1次リーグ戦(C組)
対戦相手: 韓国
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
スリランカ 1敗 |
0 | 17 | 16 | 17 | – | – |
【第1セットのスタメン】
第1セット
柳田将洋の豪快なライトスパイクからスタートすると、さらに柳田、李博のサービスエースなどで8-1と大きくリードを奪ってテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も終始日本の攻勢が続き、18-10で深津英臣、大竹壱青を2枚替えで投入、一気にスリランカを突き放した。最後は石川祐希が決めて、25-17と危なげない展開でセットを先取した。
第2セット
柳田→浅野博亮、石川→山田脩造、藤井→深津、出耒田→大竹と、メンバーを大幅に入れ替えてのスタート。序盤はサイドアウトの応酬となり、8-7で最初のテクニカルタイムアウト。徐々に日本がペースを掴むと、大竹の3連続サービスエースで一気に突き放し、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後はリベロ・古賀太一郎が初出場。深津のトスワークも冴え、25-16で日本が2セット連取した。
第3セット
浅野に代えて米山裕太をスタートから起用。その米山、山内晶大の連続ブロックなどで8-2と序盤から一気にリードを広げた。大竹、山内のサーブでスリランカを崩すと、相手に隙を与えない試合展開となり16-8で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。その後は相手を全く寄せ付けない試合運びで25-17。初戦をストレート勝ちで飾った。
ブリテン 大会1日目(PDF)
試合日時: 7月25日(火)19:00~(日本時間21:00~)
ラウンド: 1次リーグ戦(C組)
対戦相手: ベトナム