
- 14
- アウトサイドヒッター
埼玉上尾メディックス
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 (3勝2敗) |
3 | 19 | 17 | 38 | 25 | 15 |
スウェーデン (2勝3敗) |
2 | 25 | 25 | 36 | 20 | 10 |
チーム | 日本 (3勝2敗) |
スウェーデン (2勝3敗) |
---|---|---|
セットカウント | 3 | 2 |
第1セット | 19 | 25 |
第2セット | 17 | 25 |
第3セット | 38 | 36 |
第4セット | 25 | 20 |
第5セット | 15 | 10 |
【戦評】
【第1セット】
序盤、日本は開始早々サイドアウトを取れず0-3とリードされた。スウェーデンは順調に得点を重ね、試合の主導権を握り、日本は3-8と大きくリードを許した。中盤、日本はサイドアウトを取るものの、ブレイク局面でサーブやスパイクにミス出て波に乗れず、12-19と大きく点差を広げられた。終盤に入り、日本は、飯山エミリ選手や廣田あい選手のスパイクで点差を詰めようと試みるが、主導権を握ることがないままこのセットを19-25で落とした。
【第2セット】
序盤、日本は4-4の場面から、飯山選手のスパイクがブロックされ、またスウェーデンのセッターのツーアタックが決まり、さらにサービスエースを取られるなど、連続失点を喫し4-8とリードを許した。中盤、日本はミドルブロッカーを飯山選手から山口真季選手に替えて形勢を変えることを試みた。しかし、スウェーデンのサーブやブロックなど、トランジション局面の強さを打開できず、日本は9-16と大きく引き離された。終盤、日本はスウェーデンの強固なディフェンスとブロック、スパイクによって12-22と点差を離され、このセットを17-25で落とした。
【第3セット】
日本はスタメンを大きく変更し、セッターを髙佐風梨選手、アウトサイドヒッターを野中瑠衣選手と深澤つぐみ選手、ミドルブロッカーを麻野七奈未選手と山口選手、オポジットに廣田あい選手、リベロに川畑遥奈選手を配置して臨んだ。1、2セット目は序盤に点差が開く試合展開だったが、3セット目は打って変わって、序盤から一進一退の展開となった。日本は野中選手と廣田選手のスパイクで得点を重ね、スウェーデンもサーブとスパイクで応酬し、8-7と互角の展開になった。中盤、日本は、麻野選手のブロックとスパイク、野中選手のスパイクで得点し、16-14とわずかにリードした。ここから抜け出したい日本だったが、スウェーデンも粘り強く、一進一退の展開がさらに続いた。終盤、日本は、川畑選手と野中選手の堅実なサーブレシーブから麻野選手と山口選手のクイックや廣田選手のライト攻撃を中心に展開し、22-20とリードを守った。しかし、野中選手のサーブミスから、麻野選手と廣田選手が連続してスウェーデンのブロックにつかまり22-23と逆転を許した。日本は、深澤選手が踏ん張り23-23の同点に追い付く。試合は25点で決着がつかず、ここから長いデュースが続くことになった。日本は、野中選手と深澤選手、廣田選手が得点を重ねる。どちらに転んでもおかしくない状況が続いたが、最後は廣田選手が2連続得点して、白熱した第3セットを日本が38-36で取った。
【第4セット】
日本は3セット目と同じラインナップでスタートした。序盤、日本はこのセットの出だしから主導権を握り7-4とリードした。中盤、川畑選手の好レシーブから山口選手のクイックや深澤選手のスパイクでリードを保ち、16-11と点差を広げて終盤に入った。山口選手のクイックや廣田選手のスパイクが決まり得点を重ね、スウェーデンも攻撃を仕掛けるが、野中選手と川畑選手のポジショニングが良く、相手に簡単には決めさせず、リードを保ってこのセットを25-20で取った。
【第5セット】
スウェーデンはスタートからブロックとスパイクで1-3として先行を試みた。しかし、日本は川畑選手のディグから廣田選手の攻撃に繋いで得点し、4-4とすぐさま同点に追い付いた。8-8の場面で相手のミスや麻野選手と廣田選手がブロックポイント、続けて麻野選手のブロックが決まり、日本が4連続ポイントを奪い12-8とした。スウェーデンはここから粘って12-10まで詰め寄るが、日本は深澤選手がスパイクを2連続で決め14-10とした。最後は麻野選手のサービスポイントで15点目を取り、日本が15-10でこのセットを取り、試合に勝利した。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 (2勝2敗) |
2 | 18 | 25 | 25 | 21 | 12 |
韓国 (2勝2敗) |
3 | 25 | 19 | 20 | 25 | 15 |
チーム | 日本 (2勝2敗) |
韓国 (2勝2敗) |
---|---|---|
セットカウント | 2 | 3 |
第1セット | 18 | 25 |
第2セット | 25 | 19 |
第3セット | 25 | 20 |
第4セット | 21 | 25 |
第5セット | 12 | 15 |
【戦評】
【第1セット】
序盤、日本は韓国のサーブでブレイクを取られ、劣勢のスタートとなった。さらに3本のサーブミスもあり4-8とリードを奪われた。中盤以降、韓国の大観衆の声援に気圧され気味で、韓国のサーブでブレイクされ、さらに日本のサーブミスも続き、韓国に11-17と大きくリードされた。終盤に入っても日本はパフォーマンスが安定しなかった。日本のスパイクミスや韓国のティップが決まるなど、劣勢をはね返せず、このセットを18-25で落とした。
【第2セット】
序盤は1セット目と変わらず日本のパフォーマンスが不安定だった。1-4の場面で日本は深澤つぐみ選手から野中瑠衣選手に交代したが、日本のスパイクミスや、韓国のスパイクなどで1-7まで離された。そこから辛抱しながらサイドアウトを重ねていったが、序盤は3-8と大きくリードを許した。中盤に入り、長内美和子選手の連続サービスポイントを皮切りに8-11から12-11と逆転に成功した。そこから麻野七奈未選手と野中選手の2枚ブロック、麻野選手と野中選手のサーブで攻め立て18-14までリードを広げた。終盤、日本は良いパフォーマンスを発揮し、麻野選手と廣田あい選手、長内選手のスパイクで得点を重ね、このセットを25-19で取った。
【第3セット】
序盤から両チーム譲らず一進一退の攻防となった。日本は長内選手のサーブやスパイク、野中選手のスパイクで得点を重ねる、一方、韓国もスパイクで得点を重ね、13-13とどちらも抜け出せない展開が続いた。ここから日本は髙佐風梨選手のサーブ、野中選手の好守から長内選手がスパイクを決めて、15-13とリードする。続けて、麻野選手のブロックタッチから廣田選手がスパイクで得点、さらに長内選手と麻野選手のブロック、髙佐選手のサービスポイントで一気に18-13まで点差を広げた。途中、韓国のスパイクなどで点差を詰められるも、日本は本来の粘り強いディフェンスからラリーを制し、このセットを25-20で取った。
【第4セット】
このセットも序盤は一進一退の攻防となった。日本はこの試合好調の麻野選手のクイックやブロック、山口真季選手のクイック、廣田選手の連続サービスポイントやバックアタックで得点を重ねると、韓国も応戦し、12-12と接近したゲーム展開となった。ここから韓国が先に流れを掴みブレイクし、日本は12-16とリードを許した。終盤にかけて、日本は長内選手のスパイクで応酬し、17-19まで追い上げたが、後が続かず、このセットを21-25で落とした。
【第5セット】
日本は出だしから3-0と好スタートを切った。しかし、日本は、オーバーネット、タッチネット、ワンタッチなど相次いで取られリードを保てず、10-9まで最少点差でゲームが進んだ。終盤に入り、韓国のサーブがラインインの判定でブレイクされる。日本は気を取り直してゲームに臨んだが、追い付くことができず、このセットを12-15で落とし、セットカウント2-3でこの試合に敗れた。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 (2勝1敗) |
3 | 26 | 20 | 25 | 25 | |
アルゼンチン (2勝1敗) |
1 | 24 | 25 | 22 | 20 |
チーム | 日本 (2勝1敗) |
アルゼンチン (2勝1敗) |
---|---|---|
セットカウント | 3 | 1 |
第1セット | 26 | 24 |
第2セット | 20 | 25 |
第3セット | 25 | 22 |
第4セット | 25 | 20 |
第5セット |
【戦評】
【第1セット】
日本は、一昨日のチェコ戦からオーダーを変更してこの試合に臨んだ。セッター・安田美南選手、アウトサイドヒッター・オクム大庭冬美ハウィ選手、ミドルブロッカー・飯山エミリ選手の3人は今大会初先発起用となった。また、これまでアウトサイドヒッターとして起用してきた野中瑠衣選手をオポジットに配置した。序盤に、日本は野中選手のスパイクなどで幸先よく6-3とリードするものの、日本にポジショナルフォルトやスパイクミスなどで失点が続き、6-9とリードを奪われる。中盤に入り、野中選手のサーブが効果的に決まり、このローテーションでブレイクを重ね13-13に追い付いた。その後、日本はリベロ・西崎愛菜選手を中心に好ディグを連発し、そこからラリーを制するという理想的な展開に持ち込み得点を重ねた。深澤つぐみ選手の強烈なサーブでの得点もあり20-16とリードして終盤に入った。終盤、日本は連続スパイクミスと相手ブロックにより失点を喫し、20-21と逆転されてしまった。しかし、ここから野中選手と深澤選手がしぶとくスパイクで得点を重ね、26-24でこのセットを取った。
【第2セット】
序盤、深澤選手のスパイクが好調で得点を重ねるも、日本の攻撃にコンビネーションミスが出て8-10とリードされて中盤に入った。中盤、日本はサーブレシーブのミスやスパイクミス、タッチネットなどで失点が重なり、10-16と大きくリードを許す。ここからオクム大庭選手と深澤選手のスパイクや、オクム大庭選手のサービスエースで16-16に追い付いたが、終盤に入って日本にスパイクミスやコンビネーションミスが出て、20-25でこのセットを落とした。
【第3セット】
序盤、日本は西崎選手を中心に好ディグからラリーを制し得点を重ねる。一方アルゼンチンも攻撃で粘りを見せ、両者が持ち味を発揮する接近したゲーム展開で7-7となった。そこから、日本は深澤選手の強烈なサーブで2連続ブレイク。さらに山中宏予選手のサービスエースなどで抜け出し13-8とリードを奪った。中盤、日本がリードを保ったままゲームが進み、16-12の場面で日本は2枚替えで髙佐風梨選手と廣田あい選手を投入した。途中、日本にスパイクミスが出て点差を詰められたものの3点差を保ち、終盤に入っていった。終盤はサイドアウトの応酬となった。日本は野中選手とオクム大庭選手がスパイクで得点を奪い、25-22でこのセットを取った。
【第4セット】
序盤、日本は飯山選手のスパイクポイントや効果的なサーブ、深澤選手のスパイクポイントで8-5とリードを奪った。中盤は、野中選手のサーブとスパイク、飯山選手のスパイクとブロック、オクム大庭選手のスパイクで得点を重ねた。アルゼンチンも強烈なスパイクで対抗するも、日本が16-13とリードを保ったまま終盤へ入る。日本は流れを崩さず、山中選手のブロックと、この試合で好調の野中選手がスパイクやプッシュで得点を重ねていった。アルゼンチンもサービスエースやスパイクで得点して食い下がるも点差は詰まらず。日本は飯山選手や深澤選手のスパイクでアルゼンチンを突き放し、第4セットを25-20で取り、この試合に勝利した。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 (1勝1敗) |
0 | 18 | 16 | 20 | ||
チェコ (1勝1敗) |
3 | 25 | 25 | 25 |
チーム | 日本 (1勝1敗) |
チェコ (1勝1敗) |
---|---|---|
セットカウント | 0 | 3 |
第1セット | 18 | 25 |
第2セット | 16 | 25 |
第3セット | 20 | 25 |
第4セット | ||
第5セット |
【戦評】
【第1セット】
第1セット序盤、日本はスパイクなどでミスが出てしまい、また、日本の攻撃がチェコの高いブロックに阻まれ、波に乗れない展開となった。3-8となったところでタイムアウトを取り、挽回を試みるが、中盤に入ってからもチェコのスパイクポイントや、日本のスパイクミスで5-12まで点差が広がり、日本が早くも2回目のタイムアウトを取る展開となった。その後、日本は山口真季選手がクイックやサーブ、ディグでオールラウンドの活躍を見せ、長内美和子選手と麻野七奈未選手が攻撃で得点を重ね、点差を離されないよう粘り強く戦った。終盤、日本のサーブミスとチェコの高いブロックにより点差は縮まらず、日本は第1セットを18-25で落とした。
【第2セット】
第1セットに途中交代で出場したセッター・安田美南選手とオポジット・河俣心海選手をそのままスタートから起用し、アウトサイドヒッターの長内選手と野中瑠衣選手、ミドルブロッカーの麻野選手と山口選手、それぞれの配置を入れ替えてこのセットをスタートした。序盤、日本は河俣選手のブロックタッチからのトランジションアタックや、山口選手のワンレグ攻撃などで辛抱強くラリーを続け、8-7と互角の戦いを展開した。しかし、9-7の場面で、この試合でよい活躍を見せていた河俣選手が負傷し、交代を余儀なくされた。中盤以降はチェコの高いブロックが効果的で、日本はディフェンスからラリーを続け、何度も攻撃するが、チェコはブロックタッチと高さを生かしたフロアディフェンスでラリーを制した。日本はなかなか得点できず12-19までリードされる。終盤に入って、日本はリベロ・西崎愛菜選手が何度も好守備を発揮するが、ラリーを制することができず、第2セットを16-25で落とした。
【第3セット】
日本はセッターに髙佐風梨選手を、オポジットに廣田あい選手を起用し、それまでS1でスタートしていたところをS6スタートに変更した。序盤から日本のスパイクミスとチェコのスパイクで6-11となり大きく点差が開く展開となった。中盤に入り、10-15の場面で廣田選手に替わってオクム大庭冬美ハウィ選手がオポジットに入った。その起用が当たり流れが好転した。日本はオクム大庭選手のサーブポイント、髙佐選手のダイレクトスパイク、山口選手のブロックとクイックで15-16まで追い付いた。日本は、粘り強くラリーを展開し、オクム大庭選手のバックアタックで17-17の同点に追い付きチェコを捉えた。何とか追い付いたものの、終盤に入ってから、再びチェコのブロックが威力を発揮し、チェコのブロックポイントと日本のスパイクミスで日本は簡単に引き離されてしまった。日本は第3セットを20-25で落とし、セットカウント0-3でこの試合に敗れた。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 (1勝0敗) |
3 | 25 | 25 | 22 | 25 | |
フランス (0勝1敗) |
1 | 20 | 21 | 25 | 23 |
チーム | 日本 (1勝0敗) |
フランス (0勝1敗) |
---|---|---|
セットカウント | 3 | 1 |
第1セット | 25 | 20 |
第2セット | 25 | 21 |
第3セット | 22 | 25 |
第4セット | 25 | 23 |
第5セット |
【戦評】
【第1セット】
日本は山中宏予選手のファーストテンポの攻撃が決まり先制点を奪い、好スタートを切った。しかし、フランスもすぐさま取り返し、第1セット序盤は拮抗した展開に。中盤、日本は深澤つぐみ選手のサービスエースや山口真季選手のブロックポイントなどで13-10とリードした。さらに、深澤選手の強烈なサーブや山口選手のクイック、深澤選手のバックアタックなどミドルエリアからの攻撃展開が有効で、リードを保ったままゲーム終盤を迎えた。終盤、途中交代で入った野中瑠衣選手のサービスエースや、髙佐風梨選手の戦術的なサーブからブレイクを重ね、日本が第1セットを25-21で取った。
【第2セット】
日本はメンバーを変更せずに第2セットに入った。第2セット序盤から中盤まで、深澤選手のサーブや髙佐選手のサーブからのブレイク、長内美和子選手のスパイクで得点を重ねると、さらに、チーム全体で粘り強いディフェンスを見せるなど、日本が随所に良さを発揮し、16-12と4点リードして第2セット終盤を迎える。16-12の場面で、廣田あい選手に替わって安田美南選手が、髙佐選手に替わって河俣心海選手がコートに入った。この2枚替えが成功し22-17までリードを広げた。日本が22点目をとった後、フランスに攻め込まれて点差を詰められたが、そのまま押し切った日本が第2セットを25-21で取った。
【第3セット】
日本はこのセットもスタメンを変更せずにスタートした。第3セット序盤は、フランスのアタックとブロックが良く、日本は1-5と追いかける展開となった。一時、7-7まで日本が追い上げるが、中盤に入るとまた引き離され、10-14とリードされる展開となった。このセットは、フランスのスパイクが好調で、日本が追い付くことができないまま終盤に入った。第3セット終盤、深澤選手に替わって入った野中選手の攻守にわたる活躍で22-23まで追い付くが、フランスを捉えきれず、日本が第3セットを22-25で落とした。
【第4セット】
日本は第4セットも同様のスタメンでスタート。第4セット序盤、日本はサーブの戦術を変更してゲームの主導権を握ろうとする。中盤に入り、そのサーブ戦術が奏功し、フランスのスパイクにミスが出て、日本が11-8でリードする。しかし、フランスも食い下がって追い付き、終盤まで17-17、19-19、22-22と、どちらに転んでもおかしくない展開が続いた。最終盤に、フランスのスパイクミスと、リベロ・川畑遥奈選手のディグから、山中選手のクイックで24-23とリードを奪った。最後は相手にミスが出て、日本が第4セットを25-23で取り、この試合をセットカウント3-1で日本が勝利を収めた。