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第18回アジア女子選手権大会
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- 2016
- 2015
- 2014
RESULTS
試合結果
最終順位
- 中国
- 韓国
- タイ
- チャイニーズタイペイ
- ベトナム
- 日本
- カザフスタン
- イラン
- オーストラリア
- インド
- モンゴル
- フィリピン
- ホンコンチャイナ
- スリランカ
日本の試合結果
5月28日 日本×ベトナム ファイナルラウンド(5-6位決定戦)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1
23
17
25
19
–
ベトナム
3
25
25
21
25
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、ファイナルラウンド(5-6位決定戦)。日本は本大会初戦で敗戦を喫したベトナムと戦った。参加14チーム中、平均年齢19.3歳と最も若い日本。本大会での戦いを通じてチーム力が向上してきた日本は、勝って有終の美を飾りたいところであったが、ベトナムの両サイドから角度あるスパイクなどの攻撃に苦戦し、セットカウント1-3で敗れた。その結果、日本は本大会を6位で終了した。
第1セット、序盤はベトナムの前を狙ったサーブに日本のサーブレシーブが崩され、1回目のテクニカルタイムアウトは7-8とベトナムに取られた。その後は野村明日香や田中瑞稀のスパイクで17-13と逆転に成功した日本。しかし、連続スパイクミスや相手のサーブポイントで17-17とベトナムに追い付かれると、終盤は1点を争う接戦となった。日本は坂本奈々香のスパイクで加点したが、最後はベトナムにブロックポイントを許し23-25と第1セットを落とした。
日本のサーブミスからスタートした第2セット。序盤スパイクミスなどが重なり、0-4とベトナムに先行された。その後サイドアウトの応酬となったが、得点差は縮まらず9-16で後半に突入。終盤、途中出場の佐川奈美のスパイクなどで17-20と追い上げを図ったが、序盤の点差が響き、17-25と第2セットを失った。
第3セット、試合の流れを変えたい日本は、スタートより佐川を起用。日本とは異なる攻撃のリズムを持つベトナムに苦戦しながらも、田中と間橋の攻撃陣が活躍し日本が16-12と2回目のテクニカルタイムアウトを奪った。後半に入ってもキャプテン・伊藤のサーブポイントやブロックポイントなどで得点し、25-21と第3セットを奪取した。
第3セットと同じメンバーで臨んだ第4セット。日本は軟打を交えた攻撃などで6-8と1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。互角の立ち上がりだったが、中盤ベトナムの猛攻に遭い5連続失点した日本。終盤、田中や間橋の攻撃陣が意地を見せて19-23とベトナムに迫ったが、追い上げ及ばず19-25で第4セットを失った。
5月27日 日本×カザフスタン セミファイナルラウンド(5-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
3
25
25
25
–
–
カザフスタン
0
20
18
16
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、セミファイナルラウンド(5-8位)。日本は前日行われたクウォーターファイナルラウンド(1-8位)で中国に敗れたカザフスタンと戦った。2014年に中国の深圳で開催された「第4回アジアカップ女子大会」では、日本に勝利し3位入賞した実績を持つカザフスタンに対し、日本はターゲットを絞ったサーブが効果的に機能。相手のサーブレシーブを崩し、終始優位に試合を進め、セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は本大会最終戦となり、5月28日(現地時間)14時より、本大会初戦で敗戦を喫したベトナムとファイナルラウンド(5-6位決定戦)を戦う。
第1セット、出だしから日本は田中瑞稀や間橋香織のスパイクで得点を重ね、13-4とリードした。しかしカザフスタンのサーブにサーブレシーブを乱されると、7連続失点し14-13と詰め寄られた。日本は坂本奈々香と間橋が、後半に2人併せてサーブで3得点。スパイクで6得点の活躍を見せ、25-20とカザフスタンを抑え込み第1セットを先取した。
第2セット、序盤、日本は積極的に攻撃を仕掛けるがサーブミスが目立ち、7-6と一進一退の試合展開となった。中盤、要所で野村明日香がセンターを中心とした攻撃で加点。最後は坂本がカザフスタンのスパイクをブロックし、25-18で第2セットを押し切った。
第3セット、前半は第2セットと同じ試合展開となり、8-7でファーストテクニカルタイムアウトを折り返した。中盤、キャプテン・伊藤望の連続サーブポイントや野村のスパイクでカザフスタンを引き離し、16-8と2回目のテクニカルタイムアウトを取った日本。間橋のライトからの攻撃も効果的に機能し、試合の主導権を相手に譲ることなく、25-16と第3セットを奪った。
5月26日 日本×タイ クウォーターファイナルラウンド(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
0
16
15
14
–
–
タイ
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)。順位決定予備戦(1-8位[E組])3位の日本は、順位決定予備戦(1-8位[F組])2位のタイと戦った。近年、固定されたメンバーで強化を図るタイは、チームの完成度も高く組織的なバレーボールを展開。セッターの変幻自在のトス回しで日本は終始ブロックの的を絞れず、セットカウント0-3のストレートでタイに敗れた。次戦は5月27日(現地時間)12時より、カザフスタンとセミファイナルラウンド(5-8位)を戦う。
第1セット、出だしからタイのサーブに苦戦し、日本は攻撃の形を作れず0-6と先行を許した。しかし、その後田中瑞稀や坂本奈々香のスパイクで9-13と挽回を図ったが、タイの軟打を織り交ぜたスパイクに4連続失点し、点差を広げられた。終盤、日本は野村明日香のセンターからのスパイクなどで反撃したが、序盤の点差が響き16-25と第1セットを失った。
第2セット、試合巧者のタイに対して、日本は田中や坂本の攻撃陣がコースを狙った攻撃で得点し、11-11と一進一退の試合展開となった。しかし、ここからタイの強弱をつけたサーブに日本のサーブレシーブが乱され、一気に9失点を喫した。その後、途中出場の金杉由香が活躍し、スパイクで3得点し追い上げを見せたが、15-25と第2セットを落とした。
第3セット、試合の流れを変えたい日本は、小野寺友香をセッターとして起用した。しかし、勢いのあるタイの攻撃を止め切れずに2-7でタイムアウトを取った日本。落ち着きを取り戻したかに見えたが、得点源の田中が相手サーブに徹底的に狙われ、動きを封じられると、タイの攻撃の前に防戦一方となった。終盤、田中に代わり途中出場の杉原若葉がスパイクなどで得点し一矢を報いたが、14-25で第3セットを失った。
5月25日 日本×イラン 順位決定予備戦(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
3
25
25
25
–
–
イラン
3敗
0
19
19
16
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、順位決定予備戦(1-8位[E組])第2戦。日本は1次リーグ戦(A組)2位のイランと戦った。1次リーグ戦で日本が敗れたベトナムと、前日フルセットで敗戦したイランに対し、日本は終始ゲームを支配してセットカウント3-0でイランに勝利した。その結果、順位決定予備戦(1-8位[E組]を)3位で通過し、次戦は5月26日(現地時間)14時より、順位決定予備戦(1-8位[F組])2位のタイとクウォーターファイナルラウンドを戦う。
第1セット、序盤は野村明日香の速攻や坂本奈々香のサイドからのスパイクが効果的に機能して14-9とリードした。中盤、日本のコンビミスにつけ込み17-14と追い上げを見せたイランだったが、日本は連続ブロックポイントなどで粘るイランを突き放し、第1セットを25-19で先取した。
第1セットと同じスターティングメンバーで臨んだ第2セット。序盤は日本のミスが目立ち、ファーストテクニカルタイムアウトは7-8とイランに先行を許した。しかし、中盤以降は柳田光綺や坂本の攻撃陣が活躍し点差を広げ、キャプテン・伊藤望のライトへの移動攻撃も決まり、25-19と第2セットを連取した。
第3セット、立ち上がり田中瑞稀の相手のブロックを弾くスパイクと、伊藤のブロックポイントや移動攻撃で8-5とリードし、ファーストテクニカルタイムアウトを奪った。その後14-11と日本に迫るイランだったが、終盤に途中出場の佐川奈美の速攻などでイランを突き放し、25-16で第3セットを奪った。
◆順位決定予備戦最終順位
【E組】
1位:中国(勝点9、3勝0敗)
2位:ベトナム(勝点4、2勝1敗)
3位:日本(勝点4、2勝1敗)
4位:イラン(勝点1、0勝3敗)
【F組】
1位:韓国(勝点8、3勝0敗)
2位:タイ(勝点7、2勝1敗)
3位:チャイニーズタイペイ(勝点2、1勝2敗)
4位:カザフスタン(勝点1、0勝3敗)
5月23日 日本×中国 順位決定予備戦(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
0
19
14
10
–
–
中国
2勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、順位予備決定戦(1-8位[E組])第1戦。日本は1次リーグ戦(A組)1位の中国と戦った。本大会地元開催国の登場とあり大会会場は満員で、その大声援を背に戦った平均身長187センチメートルの中国に、苦戦を強いられた日本は、セットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は5月24日(現地時間)17時より、同リーグ戦A組2位のイランと順位予備決定戦(1-8位[E組])第2戦を戦う。
第1セット、序盤、日本は田中瑞稀、柳田光綺、坂本奈々香などのスパイカー陣が中国の高いブロックの隙間をうまくついたり、ブロックアウトを狙ったりと、13-15まで互角の試合展開となった。しかし、中国の連続サーブポイントなどで、13-19と一歩抜け出されると、その後日本は追い上げることが出来ず、19-25と中国に第1セットを押し切られた。
第1セットと同じスターティングメンバーで臨んだ第2セット。序盤、田中、柳田の両スパイカーの活躍で、6-6までは一進一退の展開となった。しかし、中盤、徐々に威力を増してきた中国のサーブに日本のサーブレシーブが崩されると、日本のスパイクは中国のブロックに苦戦。終盤、坂本のスパイクで立ち向かうが、このセット、ブロックポイント6得点を中国に許した日本は、14-25と挽回ならず第2セットも失った。
第3セットも第1・2セットと変わらないスターティングメンバーでスタートした日本。相手ブロックを抜いたスパイクも中国のレシーブに拾われ、バックアタックを交えてブロックの的を絞らせない多彩な攻撃で切り返す中国に、出だしから連続得点を許す苦しいゲーム展開となった。それでも日本はサイドアウトを獲得しながら7-11としたが、それ以降、中国の高さの前に10連続失点を喫し、第3セットを10-25で失った。
5月22日 日本×モンゴル 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
25
–
–
モンゴル
1勝2敗
0
20
15
11
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)最終戦。日本はモンゴルと戦った。地力に勝る日本が終始ゲームを優位にコントロールして、セットカウント3-0のストレートで勝利し同リーグ戦C組を2位で通過した。次戦は5月23日(現地時間)19時30分より、同リーグ戦A組1位の中国と順位予備決定戦(1-8位[E組])を戦う。
第1セット、第1戦とは異なるスターティングメンバーで臨んだ日本。序盤は相手の出方を伺うように4-4と一進一退の立ち上がりとなった。しかし,杉原若葉のスパイクや間橋香織の連続サーブポイントで抜け出した日本。その後も田中瑞稀や間橋のサイドからのスパイクが相手ブロック陣の手を弾くと、モンゴルとの得点差を広げ、終盤スパイクやブロックで意地を見せたモンゴルであったが、25-20と第1セットを日本が先取した。
第1セットとメンバーを入れ替えてで臨んだ第2セット。田原愛里のサーブポイントで始まったが、第1セット同様接戦となり、最初のテクニカルタイムアウトは日本が獲ったが、8-6とほぼ互角の戦いとなった。しかし、中盤は野村明日香のサーブが相手のサーブレシーブを崩すと、金杉由香のスパイクで着実に加点し、18-10とした日本。終盤モンゴルのブロックアウトなどで18-13と反撃されたが、選手交代でコートに入った坂本奈々香のサーブや柳田光綺のライトからのスパイクで、25-15とモンゴルを突き放した。
第3セット、第1・2セットと大幅に入れ替えたメンバーでスタートした日本だったが、攻守の好調さは持続されていた。序盤からセッター・小野寺友香がトスをうまく散らせて日本の攻撃陣をコントロールし流れを掴んだ。2回のテクニカルタイムアウトも日本が獲り終始ゲームを支配した。モンゴルもコースを突いたアタックを仕掛けるが、日本の好調な攻撃陣が相手を上回り、25-11と日本が第3セットを奪った。
◆1次リーグ戦最終順位
【A組】
1位:中国(勝点9、3勝0敗)
2位:イラン(勝点6、2勝1敗)
3位:インド(勝点3、1勝2敗)
4位:フィジー(勝点0、0勝3敗)※
【B組】
1位:タイ(勝点9、3勝0敗)
2位:チャイニーズタイペイ(勝点6、2勝1敗)
3位:ホンコンチャイナ(勝点3、1勝2敗)
4位:スリランカ(勝点0、0勝3敗)
【C組】
1位:ベトナム(勝点8、3勝0敗)
2位:日本(勝点7、2勝1敗)
3位:モンゴル(勝点3、1勝2敗)
4位:トルクメニスタン(勝点0、0勝3敗)※
【D組】
1位:韓国(勝点9、3勝0敗)
2位:カザフスタン(勝点6、2勝1敗)
3位:オーストラリア(勝点3、1勝2敗)
4位:フィリピン(勝点0、0勝3敗)
※フィジーとトルクメニスタンは棄権により全試合(0-25、0-25、0-25)での敗戦となります。
5月20日 日本×ベトナム 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
2
25
25
22
22
16
ベトナム
1勝
3
16
22
25
25
18
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)。日本はベトナムと本大会初戦を戦った。本大会に平均年齢19.3歳と若いチームで臨んだ日本。平均年齢22歳、平均身長178cmのベトナムに、平均身長173cmと高さで劣る日本は幸先よく2セットを先取したが、後半じりじりとゲームを支配し始めたベトナムの逆襲を防ぎ切れず、セットカウント2-3のフルセットの末に逆転負けを喫した。次戦は5月22日(現地時間)12時より、モンゴルと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお、当初は5月21日にトルクメニスタンと対戦予定となっていたが、同国が本大会を棄権したため、日本の不戦勝となった。
第1セット、日本は動きの硬さも全く見られず、出だしから柳田光綺のストレートコースへのサーブで効果的にベトナムのレセプションを崩すと、田中瑞稀のパワフルなスパイクがブロックを大きく弾き、一気に9-3とリードした。中盤には日本にミスが出て、アタックが決まり始めたベトナムに追い上げられる場面もあったが、キャプテン伊藤望のブロックもあり、25-16と第1セットを奪取した。
第1セットと同じメンバーで臨んだ第2セット、田原愛里のサービスエースで始まった序盤は第1セットとほぼ同じ展開となった。柳田のライトサイドからの攻撃も小気味よく決まり9-3とベトナムを圧倒すると、3ブロックポイントなどできっかけを掴んだベトナムに両サイドからのアタックを決められたが、最後は柳田のスパイクで25-22と突き放し、2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに3連続アタックミスを犯して0-3とベトナムにリードされる思わぬ展開となった。その後、田中、伊藤、柳田のスパイカー陣が踏ん張って、一進一退の競った展開となった。メンバーチェンジなどで局面の打開を図った日本だったが、要所でコースを狙ったサーブがラインをオーバーするなど最後まで勢いに乗ることができず、22-25で第3セットを失った。
第4セット、第3セットの勢いが衰えないベトナムの猛攻にほぼ防戦一方となった日本は、11-20とベトナムに大きくリードされてしまった。諦めない日本は、柳田のアタックやサーブで加点すると、途中交代した杉原若葉、金杉由香のアタックで22-24まで追い上げたが、最後はサーブミスで22-25とベトナムに第4セットを献上してしまった。
第5セット、ローテーションとスターティングメンバーに手を加えてスタートした日本。相変わらず両サイドからの攻撃が好調なベトナムだったが、荒いゲーム運びにも助けられ、7-9と中盤までは一進一退の展開となった。日本も柳田のアタックで必死に追いすがったが、要所でベトナムのブロック陣に攻撃を阻まれ、10-14と土俵際まで追いやられた。ここから驚異の追い上げを見せた日本。田中のアタックや野村明日香のブロックなどで15-15とデュースに持ち込み、会場を沸かせたが、最後に3点をミスで失い、16-18で第5セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 1 | 23 | 17 | 25 | 19 | – |
ベトナム | 3 | 25 | 25 | 21 | 25 | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、ファイナルラウンド(5-6位決定戦)。日本は本大会初戦で敗戦を喫したベトナムと戦った。参加14チーム中、平均年齢19.3歳と最も若い日本。本大会での戦いを通じてチーム力が向上してきた日本は、勝って有終の美を飾りたいところであったが、ベトナムの両サイドから角度あるスパイクなどの攻撃に苦戦し、セットカウント1-3で敗れた。その結果、日本は本大会を6位で終了した。
第1セット、序盤はベトナムの前を狙ったサーブに日本のサーブレシーブが崩され、1回目のテクニカルタイムアウトは7-8とベトナムに取られた。その後は野村明日香や田中瑞稀のスパイクで17-13と逆転に成功した日本。しかし、連続スパイクミスや相手のサーブポイントで17-17とベトナムに追い付かれると、終盤は1点を争う接戦となった。日本は坂本奈々香のスパイクで加点したが、最後はベトナムにブロックポイントを許し23-25と第1セットを落とした。
日本のサーブミスからスタートした第2セット。序盤スパイクミスなどが重なり、0-4とベトナムに先行された。その後サイドアウトの応酬となったが、得点差は縮まらず9-16で後半に突入。終盤、途中出場の佐川奈美のスパイクなどで17-20と追い上げを図ったが、序盤の点差が響き、17-25と第2セットを失った。
第3セット、試合の流れを変えたい日本は、スタートより佐川を起用。日本とは異なる攻撃のリズムを持つベトナムに苦戦しながらも、田中と間橋の攻撃陣が活躍し日本が16-12と2回目のテクニカルタイムアウトを奪った。後半に入ってもキャプテン・伊藤のサーブポイントやブロックポイントなどで得点し、25-21と第3セットを奪取した。
第3セットと同じメンバーで臨んだ第4セット。日本は軟打を交えた攻撃などで6-8と1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。互角の立ち上がりだったが、中盤ベトナムの猛攻に遭い5連続失点した日本。終盤、田中や間橋の攻撃陣が意地を見せて19-23とベトナムに迫ったが、追い上げ及ばず19-25で第4セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
カザフスタン | 0 | 20 | 18 | 16 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、セミファイナルラウンド(5-8位)。日本は前日行われたクウォーターファイナルラウンド(1-8位)で中国に敗れたカザフスタンと戦った。2014年に中国の深圳で開催された「第4回アジアカップ女子大会」では、日本に勝利し3位入賞した実績を持つカザフスタンに対し、日本はターゲットを絞ったサーブが効果的に機能。相手のサーブレシーブを崩し、終始優位に試合を進め、セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は本大会最終戦となり、5月28日(現地時間)14時より、本大会初戦で敗戦を喫したベトナムとファイナルラウンド(5-6位決定戦)を戦う。
第1セット、出だしから日本は田中瑞稀や間橋香織のスパイクで得点を重ね、13-4とリードした。しかしカザフスタンのサーブにサーブレシーブを乱されると、7連続失点し14-13と詰め寄られた。日本は坂本奈々香と間橋が、後半に2人併せてサーブで3得点。スパイクで6得点の活躍を見せ、25-20とカザフスタンを抑え込み第1セットを先取した。
第2セット、序盤、日本は積極的に攻撃を仕掛けるがサーブミスが目立ち、7-6と一進一退の試合展開となった。中盤、要所で野村明日香がセンターを中心とした攻撃で加点。最後は坂本がカザフスタンのスパイクをブロックし、25-18で第2セットを押し切った。
第3セット、前半は第2セットと同じ試合展開となり、8-7でファーストテクニカルタイムアウトを折り返した。中盤、キャプテン・伊藤望の連続サーブポイントや野村のスパイクでカザフスタンを引き離し、16-8と2回目のテクニカルタイムアウトを取った日本。間橋のライトからの攻撃も効果的に機能し、試合の主導権を相手に譲ることなく、25-16と第3セットを奪った。
5月26日 日本×タイ クウォーターファイナルラウンド(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
0
16
15
14
–
–
タイ
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)。順位決定予備戦(1-8位[E組])3位の日本は、順位決定予備戦(1-8位[F組])2位のタイと戦った。近年、固定されたメンバーで強化を図るタイは、チームの完成度も高く組織的なバレーボールを展開。セッターの変幻自在のトス回しで日本は終始ブロックの的を絞れず、セットカウント0-3のストレートでタイに敗れた。次戦は5月27日(現地時間)12時より、カザフスタンとセミファイナルラウンド(5-8位)を戦う。
第1セット、出だしからタイのサーブに苦戦し、日本は攻撃の形を作れず0-6と先行を許した。しかし、その後田中瑞稀や坂本奈々香のスパイクで9-13と挽回を図ったが、タイの軟打を織り交ぜたスパイクに4連続失点し、点差を広げられた。終盤、日本は野村明日香のセンターからのスパイクなどで反撃したが、序盤の点差が響き16-25と第1セットを失った。
第2セット、試合巧者のタイに対して、日本は田中や坂本の攻撃陣がコースを狙った攻撃で得点し、11-11と一進一退の試合展開となった。しかし、ここからタイの強弱をつけたサーブに日本のサーブレシーブが乱され、一気に9失点を喫した。その後、途中出場の金杉由香が活躍し、スパイクで3得点し追い上げを見せたが、15-25と第2セットを落とした。
第3セット、試合の流れを変えたい日本は、小野寺友香をセッターとして起用した。しかし、勢いのあるタイの攻撃を止め切れずに2-7でタイムアウトを取った日本。落ち着きを取り戻したかに見えたが、得点源の田中が相手サーブに徹底的に狙われ、動きを封じられると、タイの攻撃の前に防戦一方となった。終盤、田中に代わり途中出場の杉原若葉がスパイクなどで得点し一矢を報いたが、14-25で第3セットを失った。
5月25日 日本×イラン 順位決定予備戦(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1勝2敗
3
25
25
25
–
–
イラン
3敗
0
19
19
16
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、順位決定予備戦(1-8位[E組])第2戦。日本は1次リーグ戦(A組)2位のイランと戦った。1次リーグ戦で日本が敗れたベトナムと、前日フルセットで敗戦したイランに対し、日本は終始ゲームを支配してセットカウント3-0でイランに勝利した。その結果、順位決定予備戦(1-8位[E組]を)3位で通過し、次戦は5月26日(現地時間)14時より、順位決定予備戦(1-8位[F組])2位のタイとクウォーターファイナルラウンドを戦う。
第1セット、序盤は野村明日香の速攻や坂本奈々香のサイドからのスパイクが効果的に機能して14-9とリードした。中盤、日本のコンビミスにつけ込み17-14と追い上げを見せたイランだったが、日本は連続ブロックポイントなどで粘るイランを突き放し、第1セットを25-19で先取した。
第1セットと同じスターティングメンバーで臨んだ第2セット。序盤は日本のミスが目立ち、ファーストテクニカルタイムアウトは7-8とイランに先行を許した。しかし、中盤以降は柳田光綺や坂本の攻撃陣が活躍し点差を広げ、キャプテン・伊藤望のライトへの移動攻撃も決まり、25-19と第2セットを連取した。
第3セット、立ち上がり田中瑞稀の相手のブロックを弾くスパイクと、伊藤のブロックポイントや移動攻撃で8-5とリードし、ファーストテクニカルタイムアウトを奪った。その後14-11と日本に迫るイランだったが、終盤に途中出場の佐川奈美の速攻などでイランを突き放し、25-16で第3セットを奪った。
◆順位決定予備戦最終順位
【E組】
1位:中国(勝点9、3勝0敗)
2位:ベトナム(勝点4、2勝1敗)
3位:日本(勝点4、2勝1敗)
4位:イラン(勝点1、0勝3敗)
【F組】
1位:韓国(勝点8、3勝0敗)
2位:タイ(勝点7、2勝1敗)
3位:チャイニーズタイペイ(勝点2、1勝2敗)
4位:カザフスタン(勝点1、0勝3敗)
5月23日 日本×中国 順位決定予備戦(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
0
19
14
10
–
–
中国
2勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、順位予備決定戦(1-8位[E組])第1戦。日本は1次リーグ戦(A組)1位の中国と戦った。本大会地元開催国の登場とあり大会会場は満員で、その大声援を背に戦った平均身長187センチメートルの中国に、苦戦を強いられた日本は、セットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は5月24日(現地時間)17時より、同リーグ戦A組2位のイランと順位予備決定戦(1-8位[E組])第2戦を戦う。
第1セット、序盤、日本は田中瑞稀、柳田光綺、坂本奈々香などのスパイカー陣が中国の高いブロックの隙間をうまくついたり、ブロックアウトを狙ったりと、13-15まで互角の試合展開となった。しかし、中国の連続サーブポイントなどで、13-19と一歩抜け出されると、その後日本は追い上げることが出来ず、19-25と中国に第1セットを押し切られた。
第1セットと同じスターティングメンバーで臨んだ第2セット。序盤、田中、柳田の両スパイカーの活躍で、6-6までは一進一退の展開となった。しかし、中盤、徐々に威力を増してきた中国のサーブに日本のサーブレシーブが崩されると、日本のスパイクは中国のブロックに苦戦。終盤、坂本のスパイクで立ち向かうが、このセット、ブロックポイント6得点を中国に許した日本は、14-25と挽回ならず第2セットも失った。
第3セットも第1・2セットと変わらないスターティングメンバーでスタートした日本。相手ブロックを抜いたスパイクも中国のレシーブに拾われ、バックアタックを交えてブロックの的を絞らせない多彩な攻撃で切り返す中国に、出だしから連続得点を許す苦しいゲーム展開となった。それでも日本はサイドアウトを獲得しながら7-11としたが、それ以降、中国の高さの前に10連続失点を喫し、第3セットを10-25で失った。
5月22日 日本×モンゴル 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
25
–
–
モンゴル
1勝2敗
0
20
15
11
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)最終戦。日本はモンゴルと戦った。地力に勝る日本が終始ゲームを優位にコントロールして、セットカウント3-0のストレートで勝利し同リーグ戦C組を2位で通過した。次戦は5月23日(現地時間)19時30分より、同リーグ戦A組1位の中国と順位予備決定戦(1-8位[E組])を戦う。
第1セット、第1戦とは異なるスターティングメンバーで臨んだ日本。序盤は相手の出方を伺うように4-4と一進一退の立ち上がりとなった。しかし,杉原若葉のスパイクや間橋香織の連続サーブポイントで抜け出した日本。その後も田中瑞稀や間橋のサイドからのスパイクが相手ブロック陣の手を弾くと、モンゴルとの得点差を広げ、終盤スパイクやブロックで意地を見せたモンゴルであったが、25-20と第1セットを日本が先取した。
第1セットとメンバーを入れ替えてで臨んだ第2セット。田原愛里のサーブポイントで始まったが、第1セット同様接戦となり、最初のテクニカルタイムアウトは日本が獲ったが、8-6とほぼ互角の戦いとなった。しかし、中盤は野村明日香のサーブが相手のサーブレシーブを崩すと、金杉由香のスパイクで着実に加点し、18-10とした日本。終盤モンゴルのブロックアウトなどで18-13と反撃されたが、選手交代でコートに入った坂本奈々香のサーブや柳田光綺のライトからのスパイクで、25-15とモンゴルを突き放した。
第3セット、第1・2セットと大幅に入れ替えたメンバーでスタートした日本だったが、攻守の好調さは持続されていた。序盤からセッター・小野寺友香がトスをうまく散らせて日本の攻撃陣をコントロールし流れを掴んだ。2回のテクニカルタイムアウトも日本が獲り終始ゲームを支配した。モンゴルもコースを突いたアタックを仕掛けるが、日本の好調な攻撃陣が相手を上回り、25-11と日本が第3セットを奪った。
◆1次リーグ戦最終順位
【A組】
1位:中国(勝点9、3勝0敗)
2位:イラン(勝点6、2勝1敗)
3位:インド(勝点3、1勝2敗)
4位:フィジー(勝点0、0勝3敗)※
【B組】
1位:タイ(勝点9、3勝0敗)
2位:チャイニーズタイペイ(勝点6、2勝1敗)
3位:ホンコンチャイナ(勝点3、1勝2敗)
4位:スリランカ(勝点0、0勝3敗)
【C組】
1位:ベトナム(勝点8、3勝0敗)
2位:日本(勝点7、2勝1敗)
3位:モンゴル(勝点3、1勝2敗)
4位:トルクメニスタン(勝点0、0勝3敗)※
【D組】
1位:韓国(勝点9、3勝0敗)
2位:カザフスタン(勝点6、2勝1敗)
3位:オーストラリア(勝点3、1勝2敗)
4位:フィリピン(勝点0、0勝3敗)
※フィジーとトルクメニスタンは棄権により全試合(0-25、0-25、0-25)での敗戦となります。
5月20日 日本×ベトナム 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
2
25
25
22
22
16
ベトナム
1勝
3
16
22
25
25
18
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)。日本はベトナムと本大会初戦を戦った。本大会に平均年齢19.3歳と若いチームで臨んだ日本。平均年齢22歳、平均身長178cmのベトナムに、平均身長173cmと高さで劣る日本は幸先よく2セットを先取したが、後半じりじりとゲームを支配し始めたベトナムの逆襲を防ぎ切れず、セットカウント2-3のフルセットの末に逆転負けを喫した。次戦は5月22日(現地時間)12時より、モンゴルと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお、当初は5月21日にトルクメニスタンと対戦予定となっていたが、同国が本大会を棄権したため、日本の不戦勝となった。
第1セット、日本は動きの硬さも全く見られず、出だしから柳田光綺のストレートコースへのサーブで効果的にベトナムのレセプションを崩すと、田中瑞稀のパワフルなスパイクがブロックを大きく弾き、一気に9-3とリードした。中盤には日本にミスが出て、アタックが決まり始めたベトナムに追い上げられる場面もあったが、キャプテン伊藤望のブロックもあり、25-16と第1セットを奪取した。
第1セットと同じメンバーで臨んだ第2セット、田原愛里のサービスエースで始まった序盤は第1セットとほぼ同じ展開となった。柳田のライトサイドからの攻撃も小気味よく決まり9-3とベトナムを圧倒すると、3ブロックポイントなどできっかけを掴んだベトナムに両サイドからのアタックを決められたが、最後は柳田のスパイクで25-22と突き放し、2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに3連続アタックミスを犯して0-3とベトナムにリードされる思わぬ展開となった。その後、田中、伊藤、柳田のスパイカー陣が踏ん張って、一進一退の競った展開となった。メンバーチェンジなどで局面の打開を図った日本だったが、要所でコースを狙ったサーブがラインをオーバーするなど最後まで勢いに乗ることができず、22-25で第3セットを失った。
第4セット、第3セットの勢いが衰えないベトナムの猛攻にほぼ防戦一方となった日本は、11-20とベトナムに大きくリードされてしまった。諦めない日本は、柳田のアタックやサーブで加点すると、途中交代した杉原若葉、金杉由香のアタックで22-24まで追い上げたが、最後はサーブミスで22-25とベトナムに第4セットを献上してしまった。
第5セット、ローテーションとスターティングメンバーに手を加えてスタートした日本。相変わらず両サイドからの攻撃が好調なベトナムだったが、荒いゲーム運びにも助けられ、7-9と中盤までは一進一退の展開となった。日本も柳田のアタックで必死に追いすがったが、要所でベトナムのブロック陣に攻撃を阻まれ、10-14と土俵際まで追いやられた。ここから驚異の追い上げを見せた日本。田中のアタックや野村明日香のブロックなどで15-15とデュースに持ち込み、会場を沸かせたが、最後に3点をミスで失い、16-18で第5セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 | 0 | 16 | 15 | 14 | – | – |
タイ | 3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、クウォーターファイナルラウンド(1-8位)。順位決定予備戦(1-8位[E組])3位の日本は、順位決定予備戦(1-8位[F組])2位のタイと戦った。近年、固定されたメンバーで強化を図るタイは、チームの完成度も高く組織的なバレーボールを展開。セッターの変幻自在のトス回しで日本は終始ブロックの的を絞れず、セットカウント0-3のストレートでタイに敗れた。次戦は5月27日(現地時間)12時より、カザフスタンとセミファイナルラウンド(5-8位)を戦う。
第1セット、出だしからタイのサーブに苦戦し、日本は攻撃の形を作れず0-6と先行を許した。しかし、その後田中瑞稀や坂本奈々香のスパイクで9-13と挽回を図ったが、タイの軟打を織り交ぜたスパイクに4連続失点し、点差を広げられた。終盤、日本は野村明日香のセンターからのスパイクなどで反撃したが、序盤の点差が響き16-25と第1セットを失った。
第2セット、試合巧者のタイに対して、日本は田中や坂本の攻撃陣がコースを狙った攻撃で得点し、11-11と一進一退の試合展開となった。しかし、ここからタイの強弱をつけたサーブに日本のサーブレシーブが乱され、一気に9失点を喫した。その後、途中出場の金杉由香が活躍し、スパイクで3得点し追い上げを見せたが、15-25と第2セットを落とした。
第3セット、試合の流れを変えたい日本は、小野寺友香をセッターとして起用した。しかし、勢いのあるタイの攻撃を止め切れずに2-7でタイムアウトを取った日本。落ち着きを取り戻したかに見えたが、得点源の田中が相手サーブに徹底的に狙われ、動きを封じられると、タイの攻撃の前に防戦一方となった。終盤、田中に代わり途中出場の杉原若葉がスパイクなどで得点し一矢を報いたが、14-25で第3セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1勝2敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
イラン 3敗 |
0 | 19 | 19 | 16 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、順位決定予備戦(1-8位[E組])第2戦。日本は1次リーグ戦(A組)2位のイランと戦った。1次リーグ戦で日本が敗れたベトナムと、前日フルセットで敗戦したイランに対し、日本は終始ゲームを支配してセットカウント3-0でイランに勝利した。その結果、順位決定予備戦(1-8位[E組]を)3位で通過し、次戦は5月26日(現地時間)14時より、順位決定予備戦(1-8位[F組])2位のタイとクウォーターファイナルラウンドを戦う。
第1セット、序盤は野村明日香の速攻や坂本奈々香のサイドからのスパイクが効果的に機能して14-9とリードした。中盤、日本のコンビミスにつけ込み17-14と追い上げを見せたイランだったが、日本は連続ブロックポイントなどで粘るイランを突き放し、第1セットを25-19で先取した。
第1セットと同じスターティングメンバーで臨んだ第2セット。序盤は日本のミスが目立ち、ファーストテクニカルタイムアウトは7-8とイランに先行を許した。しかし、中盤以降は柳田光綺や坂本の攻撃陣が活躍し点差を広げ、キャプテン・伊藤望のライトへの移動攻撃も決まり、25-19と第2セットを連取した。
第3セット、立ち上がり田中瑞稀の相手のブロックを弾くスパイクと、伊藤のブロックポイントや移動攻撃で8-5とリードし、ファーストテクニカルタイムアウトを奪った。その後14-11と日本に迫るイランだったが、終盤に途中出場の佐川奈美の速攻などでイランを突き放し、25-16で第3セットを奪った。
◆順位決定予備戦最終順位
【E組】
1位:中国(勝点9、3勝0敗)
2位:ベトナム(勝点4、2勝1敗)
3位:日本(勝点4、2勝1敗)
4位:イラン(勝点1、0勝3敗)
【F組】
1位:韓国(勝点8、3勝0敗)
2位:タイ(勝点7、2勝1敗)
3位:チャイニーズタイペイ(勝点2、1勝2敗)
4位:カザフスタン(勝点1、0勝3敗)
5月23日 日本×中国 順位決定予備戦(1-8位)
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2敗
0
19
14
10
–
–
中国
2勝
3
25
25
25
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、順位予備決定戦(1-8位[E組])第1戦。日本は1次リーグ戦(A組)1位の中国と戦った。本大会地元開催国の登場とあり大会会場は満員で、その大声援を背に戦った平均身長187センチメートルの中国に、苦戦を強いられた日本は、セットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は5月24日(現地時間)17時より、同リーグ戦A組2位のイランと順位予備決定戦(1-8位[E組])第2戦を戦う。
第1セット、序盤、日本は田中瑞稀、柳田光綺、坂本奈々香などのスパイカー陣が中国の高いブロックの隙間をうまくついたり、ブロックアウトを狙ったりと、13-15まで互角の試合展開となった。しかし、中国の連続サーブポイントなどで、13-19と一歩抜け出されると、その後日本は追い上げることが出来ず、19-25と中国に第1セットを押し切られた。
第1セットと同じスターティングメンバーで臨んだ第2セット。序盤、田中、柳田の両スパイカーの活躍で、6-6までは一進一退の展開となった。しかし、中盤、徐々に威力を増してきた中国のサーブに日本のサーブレシーブが崩されると、日本のスパイクは中国のブロックに苦戦。終盤、坂本のスパイクで立ち向かうが、このセット、ブロックポイント6得点を中国に許した日本は、14-25と挽回ならず第2セットも失った。
第3セットも第1・2セットと変わらないスターティングメンバーでスタートした日本。相手ブロックを抜いたスパイクも中国のレシーブに拾われ、バックアタックを交えてブロックの的を絞らせない多彩な攻撃で切り返す中国に、出だしから連続得点を許す苦しいゲーム展開となった。それでも日本はサイドアウトを獲得しながら7-11としたが、それ以降、中国の高さの前に10連続失点を喫し、第3セットを10-25で失った。
5月22日 日本×モンゴル 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
2勝1敗
3
25
25
25
–
–
モンゴル
1勝2敗
0
20
15
11
–
–
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)最終戦。日本はモンゴルと戦った。地力に勝る日本が終始ゲームを優位にコントロールして、セットカウント3-0のストレートで勝利し同リーグ戦C組を2位で通過した。次戦は5月23日(現地時間)19時30分より、同リーグ戦A組1位の中国と順位予備決定戦(1-8位[E組])を戦う。
第1セット、第1戦とは異なるスターティングメンバーで臨んだ日本。序盤は相手の出方を伺うように4-4と一進一退の立ち上がりとなった。しかし,杉原若葉のスパイクや間橋香織の連続サーブポイントで抜け出した日本。その後も田中瑞稀や間橋のサイドからのスパイクが相手ブロック陣の手を弾くと、モンゴルとの得点差を広げ、終盤スパイクやブロックで意地を見せたモンゴルであったが、25-20と第1セットを日本が先取した。
第1セットとメンバーを入れ替えてで臨んだ第2セット。田原愛里のサーブポイントで始まったが、第1セット同様接戦となり、最初のテクニカルタイムアウトは日本が獲ったが、8-6とほぼ互角の戦いとなった。しかし、中盤は野村明日香のサーブが相手のサーブレシーブを崩すと、金杉由香のスパイクで着実に加点し、18-10とした日本。終盤モンゴルのブロックアウトなどで18-13と反撃されたが、選手交代でコートに入った坂本奈々香のサーブや柳田光綺のライトからのスパイクで、25-15とモンゴルを突き放した。
第3セット、第1・2セットと大幅に入れ替えたメンバーでスタートした日本だったが、攻守の好調さは持続されていた。序盤からセッター・小野寺友香がトスをうまく散らせて日本の攻撃陣をコントロールし流れを掴んだ。2回のテクニカルタイムアウトも日本が獲り終始ゲームを支配した。モンゴルもコースを突いたアタックを仕掛けるが、日本の好調な攻撃陣が相手を上回り、25-11と日本が第3セットを奪った。
◆1次リーグ戦最終順位
【A組】
1位:中国(勝点9、3勝0敗)
2位:イラン(勝点6、2勝1敗)
3位:インド(勝点3、1勝2敗)
4位:フィジー(勝点0、0勝3敗)※
【B組】
1位:タイ(勝点9、3勝0敗)
2位:チャイニーズタイペイ(勝点6、2勝1敗)
3位:ホンコンチャイナ(勝点3、1勝2敗)
4位:スリランカ(勝点0、0勝3敗)
【C組】
1位:ベトナム(勝点8、3勝0敗)
2位:日本(勝点7、2勝1敗)
3位:モンゴル(勝点3、1勝2敗)
4位:トルクメニスタン(勝点0、0勝3敗)※
【D組】
1位:韓国(勝点9、3勝0敗)
2位:カザフスタン(勝点6、2勝1敗)
3位:オーストラリア(勝点3、1勝2敗)
4位:フィリピン(勝点0、0勝3敗)
※フィジーとトルクメニスタンは棄権により全試合(0-25、0-25、0-25)での敗戦となります。
5月20日 日本×ベトナム 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
2
25
25
22
22
16
ベトナム
1勝
3
16
22
25
25
18
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)。日本はベトナムと本大会初戦を戦った。本大会に平均年齢19.3歳と若いチームで臨んだ日本。平均年齢22歳、平均身長178cmのベトナムに、平均身長173cmと高さで劣る日本は幸先よく2セットを先取したが、後半じりじりとゲームを支配し始めたベトナムの逆襲を防ぎ切れず、セットカウント2-3のフルセットの末に逆転負けを喫した。次戦は5月22日(現地時間)12時より、モンゴルと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお、当初は5月21日にトルクメニスタンと対戦予定となっていたが、同国が本大会を棄権したため、日本の不戦勝となった。
第1セット、日本は動きの硬さも全く見られず、出だしから柳田光綺のストレートコースへのサーブで効果的にベトナムのレセプションを崩すと、田中瑞稀のパワフルなスパイクがブロックを大きく弾き、一気に9-3とリードした。中盤には日本にミスが出て、アタックが決まり始めたベトナムに追い上げられる場面もあったが、キャプテン伊藤望のブロックもあり、25-16と第1セットを奪取した。
第1セットと同じメンバーで臨んだ第2セット、田原愛里のサービスエースで始まった序盤は第1セットとほぼ同じ展開となった。柳田のライトサイドからの攻撃も小気味よく決まり9-3とベトナムを圧倒すると、3ブロックポイントなどできっかけを掴んだベトナムに両サイドからのアタックを決められたが、最後は柳田のスパイクで25-22と突き放し、2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに3連続アタックミスを犯して0-3とベトナムにリードされる思わぬ展開となった。その後、田中、伊藤、柳田のスパイカー陣が踏ん張って、一進一退の競った展開となった。メンバーチェンジなどで局面の打開を図った日本だったが、要所でコースを狙ったサーブがラインをオーバーするなど最後まで勢いに乗ることができず、22-25で第3セットを失った。
第4セット、第3セットの勢いが衰えないベトナムの猛攻にほぼ防戦一方となった日本は、11-20とベトナムに大きくリードされてしまった。諦めない日本は、柳田のアタックやサーブで加点すると、途中交代した杉原若葉、金杉由香のアタックで22-24まで追い上げたが、最後はサーブミスで22-25とベトナムに第4セットを献上してしまった。
第5セット、ローテーションとスターティングメンバーに手を加えてスタートした日本。相変わらず両サイドからの攻撃が好調なベトナムだったが、荒いゲーム運びにも助けられ、7-9と中盤までは一進一退の展開となった。日本も柳田のアタックで必死に追いすがったが、要所でベトナムのブロック陣に攻撃を阻まれ、10-14と土俵際まで追いやられた。ここから驚異の追い上げを見せた日本。田中のアタックや野村明日香のブロックなどで15-15とデュースに持ち込み、会場を沸かせたが、最後に3点をミスで失い、16-18で第5セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2敗 |
0 | 19 | 14 | 10 | – | – |
中国 2勝 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、順位予備決定戦(1-8位[E組])第1戦。日本は1次リーグ戦(A組)1位の中国と戦った。本大会地元開催国の登場とあり大会会場は満員で、その大声援を背に戦った平均身長187センチメートルの中国に、苦戦を強いられた日本は、セットカウント0-3のストレートで敗れた。次戦は5月24日(現地時間)17時より、同リーグ戦A組2位のイランと順位予備決定戦(1-8位[E組])第2戦を戦う。
第1セット、序盤、日本は田中瑞稀、柳田光綺、坂本奈々香などのスパイカー陣が中国の高いブロックの隙間をうまくついたり、ブロックアウトを狙ったりと、13-15まで互角の試合展開となった。しかし、中国の連続サーブポイントなどで、13-19と一歩抜け出されると、その後日本は追い上げることが出来ず、19-25と中国に第1セットを押し切られた。
第1セットと同じスターティングメンバーで臨んだ第2セット。序盤、田中、柳田の両スパイカーの活躍で、6-6までは一進一退の展開となった。しかし、中盤、徐々に威力を増してきた中国のサーブに日本のサーブレシーブが崩されると、日本のスパイクは中国のブロックに苦戦。終盤、坂本のスパイクで立ち向かうが、このセット、ブロックポイント6得点を中国に許した日本は、14-25と挽回ならず第2セットも失った。
第3セットも第1・2セットと変わらないスターティングメンバーでスタートした日本。相手ブロックを抜いたスパイクも中国のレシーブに拾われ、バックアタックを交えてブロックの的を絞らせない多彩な攻撃で切り返す中国に、出だしから連続得点を許す苦しいゲーム展開となった。それでも日本はサイドアウトを獲得しながら7-11としたが、それ以降、中国の高さの前に10連続失点を喫し、第3セットを10-25で失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 2勝1敗 |
3 | 25 | 25 | 25 | – | – |
モンゴル 1勝2敗 |
0 | 20 | 15 | 11 | – | – |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)最終戦。日本はモンゴルと戦った。地力に勝る日本が終始ゲームを優位にコントロールして、セットカウント3-0のストレートで勝利し同リーグ戦C組を2位で通過した。次戦は5月23日(現地時間)19時30分より、同リーグ戦A組1位の中国と順位予備決定戦(1-8位[E組])を戦う。
第1セット、第1戦とは異なるスターティングメンバーで臨んだ日本。序盤は相手の出方を伺うように4-4と一進一退の立ち上がりとなった。しかし,杉原若葉のスパイクや間橋香織の連続サーブポイントで抜け出した日本。その後も田中瑞稀や間橋のサイドからのスパイクが相手ブロック陣の手を弾くと、モンゴルとの得点差を広げ、終盤スパイクやブロックで意地を見せたモンゴルであったが、25-20と第1セットを日本が先取した。
第1セットとメンバーを入れ替えてで臨んだ第2セット。田原愛里のサーブポイントで始まったが、第1セット同様接戦となり、最初のテクニカルタイムアウトは日本が獲ったが、8-6とほぼ互角の戦いとなった。しかし、中盤は野村明日香のサーブが相手のサーブレシーブを崩すと、金杉由香のスパイクで着実に加点し、18-10とした日本。終盤モンゴルのブロックアウトなどで18-13と反撃されたが、選手交代でコートに入った坂本奈々香のサーブや柳田光綺のライトからのスパイクで、25-15とモンゴルを突き放した。
第3セット、第1・2セットと大幅に入れ替えたメンバーでスタートした日本だったが、攻守の好調さは持続されていた。序盤からセッター・小野寺友香がトスをうまく散らせて日本の攻撃陣をコントロールし流れを掴んだ。2回のテクニカルタイムアウトも日本が獲り終始ゲームを支配した。モンゴルもコースを突いたアタックを仕掛けるが、日本の好調な攻撃陣が相手を上回り、25-11と日本が第3セットを奪った。
◆1次リーグ戦最終順位
【A組】
1位:中国(勝点9、3勝0敗)
2位:イラン(勝点6、2勝1敗)
3位:インド(勝点3、1勝2敗)
4位:フィジー(勝点0、0勝3敗)※
【B組】
1位:タイ(勝点9、3勝0敗)
2位:チャイニーズタイペイ(勝点6、2勝1敗)
3位:ホンコンチャイナ(勝点3、1勝2敗)
4位:スリランカ(勝点0、0勝3敗)
【C組】
1位:ベトナム(勝点8、3勝0敗)
2位:日本(勝点7、2勝1敗)
3位:モンゴル(勝点3、1勝2敗)
4位:トルクメニスタン(勝点0、0勝3敗)※
【D組】
1位:韓国(勝点9、3勝0敗)
2位:カザフスタン(勝点6、2勝1敗)
3位:オーストラリア(勝点3、1勝2敗)
4位:フィリピン(勝点0、0勝3敗)
※フィジーとトルクメニスタンは棄権により全試合(0-25、0-25、0-25)での敗戦となります。
5月20日 日本×ベトナム 1次リーグ戦
チーム
セットカウント
第1セット
第2セット
第3セット
第4セット
第5セット
日本
1敗
2
25
25
22
22
16
ベトナム
1勝
3
16
22
25
25
18
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)。日本はベトナムと本大会初戦を戦った。本大会に平均年齢19.3歳と若いチームで臨んだ日本。平均年齢22歳、平均身長178cmのベトナムに、平均身長173cmと高さで劣る日本は幸先よく2セットを先取したが、後半じりじりとゲームを支配し始めたベトナムの逆襲を防ぎ切れず、セットカウント2-3のフルセットの末に逆転負けを喫した。次戦は5月22日(現地時間)12時より、モンゴルと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお、当初は5月21日にトルクメニスタンと対戦予定となっていたが、同国が本大会を棄権したため、日本の不戦勝となった。
第1セット、日本は動きの硬さも全く見られず、出だしから柳田光綺のストレートコースへのサーブで効果的にベトナムのレセプションを崩すと、田中瑞稀のパワフルなスパイクがブロックを大きく弾き、一気に9-3とリードした。中盤には日本にミスが出て、アタックが決まり始めたベトナムに追い上げられる場面もあったが、キャプテン伊藤望のブロックもあり、25-16と第1セットを奪取した。
第1セットと同じメンバーで臨んだ第2セット、田原愛里のサービスエースで始まった序盤は第1セットとほぼ同じ展開となった。柳田のライトサイドからの攻撃も小気味よく決まり9-3とベトナムを圧倒すると、3ブロックポイントなどできっかけを掴んだベトナムに両サイドからのアタックを決められたが、最後は柳田のスパイクで25-22と突き放し、2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに3連続アタックミスを犯して0-3とベトナムにリードされる思わぬ展開となった。その後、田中、伊藤、柳田のスパイカー陣が踏ん張って、一進一退の競った展開となった。メンバーチェンジなどで局面の打開を図った日本だったが、要所でコースを狙ったサーブがラインをオーバーするなど最後まで勢いに乗ることができず、22-25で第3セットを失った。
第4セット、第3セットの勢いが衰えないベトナムの猛攻にほぼ防戦一方となった日本は、11-20とベトナムに大きくリードされてしまった。諦めない日本は、柳田のアタックやサーブで加点すると、途中交代した杉原若葉、金杉由香のアタックで22-24まで追い上げたが、最後はサーブミスで22-25とベトナムに第4セットを献上してしまった。
第5セット、ローテーションとスターティングメンバーに手を加えてスタートした日本。相変わらず両サイドからの攻撃が好調なベトナムだったが、荒いゲーム運びにも助けられ、7-9と中盤までは一進一退の展開となった。日本も柳田のアタックで必死に追いすがったが、要所でベトナムのブロック陣に攻撃を阻まれ、10-14と土俵際まで追いやられた。ここから驚異の追い上げを見せた日本。田中のアタックや野村明日香のブロックなどで15-15とデュースに持ち込み、会場を沸かせたが、最後に3点をミスで失い、16-18で第5セットを失った。
チーム | セットカウント | 第1セット | 第2セット | 第3セット | 第4セット | 第5セット |
---|---|---|---|---|---|---|
日本 1敗 |
2 | 25 | 25 | 22 | 22 | 16 |
ベトナム 1勝 |
3 | 16 | 22 | 25 | 25 | 18 |
【第1セットのスタメン】
【戦評】
第18回アジア女子バレーボール選手権大会、1次リーグ戦(C組)。日本はベトナムと本大会初戦を戦った。本大会に平均年齢19.3歳と若いチームで臨んだ日本。平均年齢22歳、平均身長178cmのベトナムに、平均身長173cmと高さで劣る日本は幸先よく2セットを先取したが、後半じりじりとゲームを支配し始めたベトナムの逆襲を防ぎ切れず、セットカウント2-3のフルセットの末に逆転負けを喫した。次戦は5月22日(現地時間)12時より、モンゴルと1次リーグ戦2戦目を戦う。なお、当初は5月21日にトルクメニスタンと対戦予定となっていたが、同国が本大会を棄権したため、日本の不戦勝となった。
第1セット、日本は動きの硬さも全く見られず、出だしから柳田光綺のストレートコースへのサーブで効果的にベトナムのレセプションを崩すと、田中瑞稀のパワフルなスパイクがブロックを大きく弾き、一気に9-3とリードした。中盤には日本にミスが出て、アタックが決まり始めたベトナムに追い上げられる場面もあったが、キャプテン伊藤望のブロックもあり、25-16と第1セットを奪取した。
第1セットと同じメンバーで臨んだ第2セット、田原愛里のサービスエースで始まった序盤は第1セットとほぼ同じ展開となった。柳田のライトサイドからの攻撃も小気味よく決まり9-3とベトナムを圧倒すると、3ブロックポイントなどできっかけを掴んだベトナムに両サイドからのアタックを決められたが、最後は柳田のスパイクで25-22と突き放し、2セットを連取した。
第3セット、立ち上がりに3連続アタックミスを犯して0-3とベトナムにリードされる思わぬ展開となった。その後、田中、伊藤、柳田のスパイカー陣が踏ん張って、一進一退の競った展開となった。メンバーチェンジなどで局面の打開を図った日本だったが、要所でコースを狙ったサーブがラインをオーバーするなど最後まで勢いに乗ることができず、22-25で第3セットを失った。
第4セット、第3セットの勢いが衰えないベトナムの猛攻にほぼ防戦一方となった日本は、11-20とベトナムに大きくリードされてしまった。諦めない日本は、柳田のアタックやサーブで加点すると、途中交代した杉原若葉、金杉由香のアタックで22-24まで追い上げたが、最後はサーブミスで22-25とベトナムに第4セットを献上してしまった。
第5セット、ローテーションとスターティングメンバーに手を加えてスタートした日本。相変わらず両サイドからの攻撃が好調なベトナムだったが、荒いゲーム運びにも助けられ、7-9と中盤までは一進一退の展開となった。日本も柳田のアタックで必死に追いすがったが、要所でベトナムのブロック陣に攻撃を阻まれ、10-14と土俵際まで追いやられた。ここから驚異の追い上げを見せた日本。田中のアタックや野村明日香のブロックなどで15-15とデュースに持ち込み、会場を沸かせたが、最後に3点をミスで失い、16-18で第5セットを失った。